One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

ちょっぴり心温まる話し。

2019-05-20 09:10:40 | エピソード

あるJR中央線の電車内での出来事で、新しいランドセルを背負った小学1年生の子供が、通学電車の片隅で体調を壊し泣いていたのです。

そこで、サラリーマン風のおじさんが、その子に声をかけ「ぼく、どうしたの?」と尋ねると「お腹が痛い」と言うので、そのおじさんは通勤途中というのに最寄りの駅で、その子を降ろし駅員さんに事情を説明して小学生の対応を頼んだのです。

それから1か月後、その6歳の男の子は車内に居るおじさんを見つけて「先日はお世話になりました。」とちゃんと丁寧にお礼を言うと、それ以来、二人は毎日電車の中で待ち合わせて、いろんな話をしたりゲームを行ったりして約20分の乗車時間を楽しく過ごすようになりました。

夏休みやお正月で会えない時は、なんとハガキのやりとりをするほど仲良くなり、二人の友情は育まれていったのです。しかし、4年もの歳月が流れ、おじさんが定年退職を迎えることになり二人に別れが訪れます。でも、その後も手紙などでの交流は続き、今度の夏は一緒に富士山へ登る約束をしているそうです。 

JR中央線の通勤電車というと、あれだけ大勢の人が乗車していながらも、個々に親しくなるようなことは、まず考えられないという中で、1つの思いやりから心の交流が生まれていく、ちょっぴり心温まるお話でした。

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