富永啓生選手が3Pシュートを打つ上で、気を付けていることは動きが限られた膝の屈伸(ジャンプ)を利用して、ゴールまでの距離の微調節を行っているとの事でした。
手は自由が利くだけに、その日によってバラツキがあると言う。障がい者スポーツの車いすバスケットボールも、3Pシュートを両手打ちや車いすの前へ動く反動を生かして打ったり、背もたれの前後の動きを利用して打ったり、上体をかがみ込んで、上体を伸ばす上下の反動で打つ選手も居たりする。或いは右肩にボールを担ぎ独特なフォームで打つ選手も居た。選手個人の障害によって、いろんなスタイルがあるようです。
距離を伸ばすためにはボールを無駄なく力を伝えることが大切です。肘が開いた状態では上手く力が伝わらない。肘をまっすぐにすれば、ボールに力が伝わりやすくなり、正確に投げることができ、ボールを飛ばすためには、腕を伸ばすタイミングと膝の屈伸のタイミングを合わせることが大切です。パラアスリートには膝の屈伸は使えないので、その代わりとして自分の体の部分で、動きが限られた微調整を行える箇所を探し出すことです。
参考例として、香西宏昭選手のトレーニング法やトム・ホーバスさんのベンチからシュート、床に座ってのシュート練習など。
◎【公式】パラ☆DO!<香西宏昭 選手(車いすバスケットボール)>
◎【INSIDE AKATSUKI】7月-8月総集編:銀メダルへの道のり (トム・ホーバスさんのベンチに座ってのシュート, 4:19から。)
◎ シュートレンジの広げ方