21日、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた選手強化につなげようと科学的トレーニングなどについて研修する会議が東京都内(北区のハイパフォーマンスセンター)で行われた。
この会議は、JSC(日本スポーツ振興センター)がオリンピック代表を目指す選手や指導にあたるコーチたちに科学的トレーニングについてより深く知ってもらおうと開かれたものです。
会議ではまず、スポーツ庁の鈴木大地長官が「ただ練習すれば良いという時代は終わり、医学や科学を中心に英知を結集して選手を育てていく」と述べておられた。パラリンピアンにとっては、体にハンディを負っているだけに無理なトレーニングは逆効果になる恐れがあることから医学や科学的なトレーニングは必要不可欠なものであることは確かです。
そして、海外の先進事例として、ニュージランドでトライアスロンなどの強化にあたったカナダの生理学者が講演され、練習中に選手の心拍数を計測して、疲れがどの程度溜まったいるか分析して、大会2か月前から練習メニューを調整して選手にかかる負荷を下げたことがメダルの獲得に繋がったと指摘されていた。
この科学的トレーニングの関連で、私のブログ記事「短期間でパラリンピアンを強化するには」2015/11/28の内容を是非、この機会に見て欲しいですね。(ラグビー日本代表選手たちを厳しく指導されたエディ・ジョーンズ氏の取り組みが書かれています。)