One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

山口一郎(サカナクション)の病との闘い。

2024-05-07 15:16:35 | ドキュメンタリー

5月5日、こどもの日にNHKスペシャルでサカナクションの山口一郎氏が、2022年の6月に”うつ病”と診断され、発症の大きな原因は、パンデミックだった。“不要不急”のものとされ、仕事を失った音楽業界の仲間を救おうと、基金の設立に動くなど、自分にできることは何か、模索を続けた。そしてパンデミックの出口が見え始めた時、心と体が悲鳴を上げた。そのうつに苦しんだ2年間を赤裸々に番組の中で山口さんは語っていた。

現在回復には向かいつつあるが、症状は一進一退を繰り返している。しかし、この春サカナクションのバンドメンバーを率い、2年ぶりの全国ツアーに挑んだ。「うつ病を抱えている自分だからこそ、新しい音楽世界を作れるはず」という決意である。

日本では、15人に1人がうつ病を抱えていると言われており、”うつ”とともに生き、歌い続ける姿は、厳しい現代社会を生きる私たち自身の物語でもある。山口一郎が”うつ病”を抱えながら、再起を期す姿を見て、うつと闘うのではなく、ともに生きるという覚悟で臨んだ感動的なライブの舞台裏に感動した。

全国ツアーコンサートで最も盛り上がったのが、サカナクションの代表曲でもある「ミュージック」の歌詞で、私には山口一郎の”うつ”と闘う決意表明に聞こえた。(一番大事なのはやっぱり、自分が好きだってモノを諦めない、それは出来るなって山口さんは言う。)

いつだって僕らを待ってる
疲れた痛みや傷だって
変わらないままの夜だって
歌い続けるよ 続けるよ
いつだって僕らを待ってる
まだ見えないまま ただ待ってる
だらしなくて弱い僕だって
歌い続けるよ 続けるよ

~どうか焦らずに、開けない夜はないのだから。~(山口一郎氏へ贈る言葉。)
NHK 総合Gで5月8日(水)深夜0:35~再放送されます。

 

 
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