One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジしています。

障害スポーツと生涯スポーツの二つの駅伝。

2014-03-09 13:29:59 | インポート

第25回車いす駅伝競走大会は、福岡が3連覇を達成し4度目の優勝を飾りました。2位が大分A、3位が東京、4位が京都Aチームで、京都Bチームは59分0と1時間を切りながらも13位となり、健闘むなしく以上のような結果でした。

今回の京都Aチームは、突然主力選手が手首を痛められ、選手が交代するなどハプニングがあり、監督が思い描くレース展開が出来なかったようです。

1区は過去最強のメンバーが集まり大変なスタートとなり、長野が1位で通過し、福岡の選手層の厚さに驚くばかりで、昨年のエース副島正純選手が長崎から出場すると言う事で、今年は行けるかなぁと思っていたのですが、福岡の3区、渡辺勝選手の健闘ぶりが目を見張った。

改めて選手層の厚さを思い知らされ、当分は福岡の連勝が続くかもしれませんね。そのような印象を強く受けた大会でもあった。それと3位の東京がよく検討されたと思います。

今回の車いす駅伝競走大会に出場された長崎チームの嘉松一男選手(80歳)が最年長でエントリーされ、今回は補欠に回られたのですが、大会にあわせて西京極陸上競技場で行う1500mの記録会に参加し、「若い選手も元気を出してくれないと」とチームに活を入れられたそうです。

嘉松選手は、46歳の時に土木作業中の事故で両足の自由を失い、入院中の医師に勧められて車いすマラソンのランナーを始められ、全国車いす駅伝にも第1回から選手や監督として参加されています。

今も週に3、4回は地元の長崎市内を20キロ程度走り込むそうです。マラソンや駅伝は、自分の力で完走した時の充実感が魅力で、もう少し競技を続けたいと述べておられた。

まさに、障害スポーツから生涯スポーツへの素晴らしいお手本みたいなレースの勝ち負けに関係ない、嘉松さんのもう一つの車いす駅伝があったような気がします。

これからも障害者スポーツを一日でも長く楽しまれ、後進の育成にも活躍されるお姿が目に浮かぶようです。

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