物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

イチリンソウ

2019-06-22 21:48:44 | キンポウゲ科

なかなかアップできないでいたので春の花がたまっています。

 だいぶ遅れてしまいましたが、もう少し春の花を載せていきます。

 

イチリンソウ(一輪草)

<学名:Anemone nikoensis Maxim. >

キンポウゲ科 イチリンソウ属 多年草

 

本州宮城県以南~九州の山麓の草地や落葉広葉樹林の林床や 林縁などにに分布 

 

撮影日 2019.05.03: 長野県

 高さは20~30cm、茎葉は3個輪生し、3出複葉で、長い柄があり 小葉は羽状に深く裂けています。

 

花期4~5月、直径3~4cmの花弁状の萼片を持つ花を1個、 花茎の先端につける。

花弁はなく、白い花弁のように見えるものは萼片。

白色の萼片はふつう5~6枚で裏面は紅色を帯びる場合がある。

数には変異があるようです。 枚数がいろいろなものがあります。

 


 

通常は花茎の先に花を一輪しか付けないことから、 イチリンソウ(一輪草)という。

裏側はいくらかピンクになっていました。


シラネアオイ ~2019~

2019-06-17 18:00:00 | キンポウゲ科

シラネアオイ(白根葵)

<学名:Glaucidium palmatum Siebold et Zucc. >

 キンポウゲ科(シラネアオイ科)シラネアオイ属多年草

 

 

スミレ観察に野反湖へ行ってきました。

野反湖周辺はいろいろと整備され "シラネアオイ" が 沢山植えられたところが有ります。 

目的の植物を見た後にシラネアオイをカメラに収めました。

 

撮影日 2019.6.1: 群馬県

北海道から本州中北部の日本海側にかけての山地帯と 亜高山帯のやや湿り気のあるところに

分布している 日本固有の多年草。

 

高さは花時が約20cmで、花後には約60㎝、 地下に太い根茎がある。

 

 カエデのように切れ込んで葉柄のある葉が2枚、丸くて 葉柄のない葉が1枚ある。

 

花期は5-7月頃。花は茎の先に1個つき、花弁はなく、 直径4~8㎝、桃紫色の花びら状の

萼片が4枚ある。 (花びらのように見えるのは4枚の萼片)

花の裏から見るとがくというのが分かります。


 

こんな変わった花も見られました。

 

1本の花柄に2つ花が付いています。

 

 

通常1つだけの花をつけるだけですが こちらは花柄が2本出ています。

 

 

 色が薄くほぼ白いものも見られました。

 

 

 


 

和名は、日光の白根山で最初に発見され、、シラネアオイ (白根葵)と名づけられた。

別名「山芙蓉(ヤマフヨウ)」、「春芙蓉(ハルフヨウ)」。

本種は1属1種のシラネアオイ科としてキンポウゲ科から分離すること もある。


ムラサキヤシオツツジ ~2019~

2019-06-17 10:00:00 | ツツジ科

ムラサキヤシオツツジ(紫八汐躑躅)

<学名:Rhododendron albrechtii Maxim.>

ツツジ科 ツツジ属 落葉低木

 

北海道~滋賀・奈良県以北の日本海側に分布し 山地から亜高山の林縁や疎林内など深山に生育する。

 

撮影日 2019.6.1,2 : 群馬県

高さは1-2m。葉は互生、枝先に集まってつき倒卵形 または楕円形で、先は尖る。

 

花期は4-6月。葉の展開と同時か先に開花する。

枝先に1-4個の花をつけ、花は鮮紅紫色で、径4cmの 広漏斗形で5深裂し、花冠の上側内面に濃色の斑点がある。

雄蘂は10本で、上部の5本は短く、下部の5本は長く 花冠の外側に伸びる。

 



 

 

おしべ先端に付いている花粉を入れる袋状のものを といいます。

ちなみに葯を付けている棒状のものは 花糸と呼ばれます。

花粉の出し方にもいろいろありますが、ツツジの仲間は 孔開します。

先端に穴が開いて花粉を出すのです。

 

1本の花糸に2個の役が付いているので2つの穴が 見えます。

 

参考

ツツジの仲間は花粉が納豆のように糸を引いているような感じです。

実際に花粉を指につけると、糸を引いているのがよく分かります。

ネバネバした感じはありません。さらっとしています。
 
これは「粘着糸」と言うもので,花粉に長い糸状のものがついているのです。
この糸で,花に来た虫に,花粉を絡みつかせようとしています。

 

 


別名をミヤマツツジ    深山(山地から亜高山)の林縁や疎林内などに

生えることから

またムラサキヤシオとも。

 ムラサキヤシオの名は紫八塩で、数回紫色の染汁に 漬けて染め上げたツツジ

という意味だそうです。


タケシマラン ~2019~

2019-06-16 06:00:00 | ユリ科

タケシマラン(竹縞蘭)

 <学名:Streptopus streptopoides (Ledeb.) Frye et Rigg 

                             subsp. japonicus (Maxim.) Utech et Kawano>

ユリ科 タケシマラン属 多年草

 

 

ランと名が付いているが蘭の仲間ではなくユリ科の植物。

 本州中部地方以北、山地帯上部から亜高山帯の針葉樹林内に 分布生育する多年草。

撮影日 2019.6.2: 群馬県

高さ20-50cmになり、ふつう2枝に分かれる。

葉は互生、長さ4~10cmになる卵状披針形で、

同属のオオバタケシマランと違い、基部は茎を抱かない。 花期は6月、葉腋から関節がない花柄を伸ばし、淡紅色の花を 1個つける。

花被片は6個で長さ3mmになり、基部から平開して先端は反り返る。 雄蕊は6個。

 なんだかUFOのような形ですね。

果実は液果で径7mmの球形になり、赤く熟す。

 


 

名前の由来は、葉が竹に似ていて、葉脈が縦に走っている様子を、

 縞が入っていると見たことからとの説があります。


5月の記事

2019-06-14 22:42:01 | お知らせ~総合案内所

 

いくつかブログを分けていますので 他でどんな記事を載せているのか チョットばかり紹介します。

(5月の記事リスト)

物臭狸の『草木見聞録』  https://ameblo.jp/hanano500/

  6/8・キョウガタケスミレ観察記   6/2・キョウガタケスミレ速報  

  5/29・フイリタナオスミレの観察  5/28・ギフチョウ(?)  

  5/28・JSXA宇宙空間観測所     5/14・ウスバシロチョウ  

  5/6・10年ぶり再開(ゲンジスミレ)

 

物臭狸の『すみれ world』 http://sumire500.livedoor.blog/

 6/8・キョウガタケスミレ観察記録  6/7・キョウガタケスミレ

  6/2・キョウガタケスミレ速報    5/30・タナオスミレ

   5/29・フイリタナオスミレ      5/29・ミヤマスミレ

  5/28・シロバナタチツボスミレ-2   5/28・シロバナタチツボスミレ

 5/24・ミヤマツボスミレ       5/24・フイリフモトスミレ

  5/24・フモトスミレ         5/24・ナガバノアケボノスミレ

  5/24・アカフタチツボスミレ     8/24・タカオスミレ

  5/24・ナエバキスミレ         8/24・ノジスミレ-2

  5/24・ノジスミレ          8/24・ニオイタチツボスミレ-2

  5/24・ニオイタチツボスミレ     8/24・ナガバノスミレサイシン

  5/24・ナガハシスミレ         8/24・ニョイスミレ-2

 5/24・ニョイスミレ         8/24・タデスミレ

 5/24・タチツボスミレ-3            8/24・タチツボスミレ2

 5/24・タチスミレ          8/24・スミレサイシン

  5/24・スミレ-2                8/24・スミレ

  5/6・ゲンジスミレ          8/5・ゲンジスミレ

  5/1・フイリタナオスミレ              

 

物臭狸の『雑草日記』   https://sumire500.blog.fc2.com/

 6/12・イタチハギ         6/9・ハルジオンとヒメジョオン

  5/22・マツヨイグサ        5/22・シリーズ春の雑草⑤オッタチカタバミ

   5/20・シリーズ春の雑草④ツボミオオバコ  5/17・ハルジオン

  5/17・シリーズ春の雑草③ハルジオン    5/15・シリーズ春の雑草②アカバナユウゲショウ

  5/14・シリーズ春の雑草①コマツヨイグサ 

 5/13・野豌豆6  5/13・野豌豆5            

  5/13・野豌豆4  5/13・野豌豆3              

  5/13・野豌豆2   5/13・野豌豆1