物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ノゲシ と ウスジロノゲシ

2015-03-23 06:00:00 | キク科
ノゲシ(野芥子)<学名:Sonchus oleraceus>
キク科 ノゲシ属 越年草

日本各地の道端や畑に生える越年
ヨーロッパ原産で日本には古く史前帰化植物として入ってきたものと思われる。茎の高さは50-100cm程で軟らかく中空。
春から秋まで黄色のタンポポのような花が咲く。葉には刺があるが柔らかく触っても痛くない。葉色は少し白っぽい緑で光沢はない。葉は茎を抱く。

撮影日 2015.03.21 群馬県

あちこちで黄色い花が目立って咲いていました。


時々白花が見られ
品種
ウスジロノゲシ(薄白野芥子)
<学名:Sonchus oleraceus f. lilacina>
と呼ばれます。


下側の普通のノゲシの花と色の違いが分かると思います。

 花だけで並べてみました。






安中榛名駅前梅林

2015-03-19 06:00:00 | その他

撮影日 2015.03.15: 群馬県

安中榛名駅は、群馬県安中市にある、JR北陸新幹線の駅です。
駅に向かう道の両脇にはたくさんの梅が植えられています。


あまり車も通らないし梅林のように人出で込み合うこともなくゆっくりと写真を撮りながら散策できます。




駅前梅林なんていう名前は付いていないのですが一秋はそう呼んでいます。





とても綺麗に咲いていました。








おまけは マンホールの蓋

梅の模様でした。


梅林記事として雑草日記の方で
群馬県甘楽町の「ちっちゃな梅まつり」

を記事にしています。そちらもご覧いただければと思います。




アズマイチゲ

2015-03-17 06:00:00 | キンポウゲ科
アズマイチゲ (東一華)
<学名:Anemone raddeana Regel>
キンポウゲ科 イチリンソウ属 多年草

高さは15-20cmで、茎につく葉は柄が有り3枚が輪生、3出複葉。
花期は3-5月、直径2-3cmの花弁状の萼片を持つ花を1個つける。
萼片は白色で8-13枚。花弁はない。
近縁のキクザキイチゲに似ているが、浅く3つに切れ込んだ葉の形が特徴である。

撮影日 2015.3.15: 群馬県

スプリング・エフェメラルの一種。
(春先に花を咲かせ、木々の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、
翌春まで地中の地下茎で過ごす早春植物)
日本全国の山地や山麓の日当たりの良い場所に分布している。

残念なことに時期が早かったのか、朝早すぎたのか、未だ開いていませんでした。
いずれ綺麗に開いた花を載せたいです。





セツブンソウ と バイカオウレン

2015-03-06 05:00:00 | キンポウゲ科
前に記事にした  バイカオウレンの花  と  セツブンソウの花
造りが良く似ていると思いませんか。
比較してみました
* * *     * * *          共通点          * * *     * * *

まずはセツブンソウ(キンポウゲ科・セツブンソウ属)の花です。

花びら状の白いがくが5枚

がくの内側には蜜を出す器官になった花弁

筒状になっていますね。

* * *     * * *          共通点          * * *     * * *
 
次はバイカオウレン(キンポウゲ科・オウレン属)

やはり花びらのように見えるのはがくです。5枚

その内側の花弁は筒というより匙形になっています。

* * *     * * *          共通点          * * *     * * *
花びら状のがく 5枚
内側に蜜腺になった花弁がある

造りは同じですね。



* * *     * * *          相違          * * *     * * * 
違いを探してみましょう。

大きさ形、数は多少違いますが、
一番の違いは・・・
花茎に葉(苞葉)が付いているのがセツブンソウ

 

花茎に葉(苞葉)が付いていないのがバイカオウレンです

オウレンの仲間は常緑なのに対してセツブンソウは
地上部が枯れて休眠するという違いもあります。

ついでに
同じキンポウゲ科でセツブンソウのように苞葉を持ち休眠する
良く似た仲間にイチリンソウの仲間があります。
たぶん後で取り上げる機会があると思っていますのでそのときにまた・・・

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ちょこっとだけ  
去年撮ったアズマイチゲ(キンポウゲ科・イチリンソウ属)を
ご覧ください。

花茎に葉(苞葉)が付いています。
こちらも花びら状のものはガクなんです。