物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

オニシモツケ 2014

2014-07-20 23:15:51 | バラ科
オニシモツケ(鬼下野)
<学名: Filipendula kamtschatica (Pall.) Maxim.>
 

撮影日 2014.7.13: 長野県
 
北海道、本州中部以北に分布する高さ1.5-2.0mになるバラ科シモツケソウ属の多年草。
葉は茎に互生し、奇数羽状複葉で葉柄があり、頂小葉は大きく15-25cmになり、掌状に5裂する。

葉柄に付く側小葉は小さく目立たないが、
葉柄の付け根にある托葉は茎を耳状に抱き目立つ。

花期は6-8月で、白色かときに淡赤紫色の小さな5弁花を散房状につけ、
花序には短毛が密生するのが特徴。

丸い蕾もかわいいですね。
 



アカモノ

2014-07-14 06:00:00 | ツツジ科
アカモノ
(赤物)< 学名:Gaultheria adenothrix (Miq.) Maxim. >
 
 
 
ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木で高さは10〜30cmぐらい
別名イワハゼ(岩黄櫨)
日本固有種で北海道、本州(主に近畿以北の日本海側)、
四国の低山帯〜亜高山帯の日当たりのよい場所に生える
撮影日 2014.6.15: 群馬県
 
花期は5〜7月。白〜淡い桃色。花の大きさは6〜8mmで釣鐘形

縁が小さく5つに裂け、
軽くカールしている。

5mmぐらいのちっちゃい花ですが赤みが有ってかわいい花です。

萼はあざやかな赤色をしている。

花が終わると萼が成長し、果実を包み込み、赤色の偽果となる。この偽果は食用になり、甘みがありおいしい。
赤い果実を付けるので あかもも (東北地方などでは液果状の実をももって言うんだそうです。) が アカモノ になったとか、・・・



キハギ  < Lespedeza buergeri Miq. >

2014-07-10 06:00:00 | 
キハギ(木萩)
 
過去の解説記事 ⇒    
 
マメ科 ハギ属の高さ1~2mになる落葉性低木。

林道脇の崖に垂れるように花を咲かせていました。
 
葉は3出複葉で互生、小葉は長さ約3㌢~4㌢の卵形~長楕円形で
先は円形~鈍頭。

撮影日 2014.7.6 : 群馬県
 
葉腋から総状花序を出し、長さ約1cmぐらいの蝶形花をつける。
花は淡黄白色で旗弁の中心と翼弁が紫紅色を帯びています。
色のコントラストがはっきりしていて綺麗です。
 

萩というと秋の花という印象ですが、初夏から咲くものも多いです。
キハギも割りと早咲きの萩です。

[別名 ノハギ ]



リョウブ <Clethra barbinervis>

2014-07-09 06:00:00 | その他
リョウブ(令法)
 
リョウブ科の落葉小高木で高さは3-7m、若葉は山菜としても利用されたり、
庭木としても植えられる樹木です。
 
春先の新葉は山菜として天ぷらやまぜごはんなどに利用されます。
道端に花をつけた木が目立っていました。
 
葉は長さ10cmぐらい無毛または微毛を生じ枝先にらせん状につくが、
枝先にまとまる傾向が強い。
撮影日 2014.7.6 : 群馬県
 

花は初夏から夏に咲き、花弁は白く5裂し枝先の長い総状花序に多数つけ良く目立つ。
古名はハタツモリとか。



ヤマボウシ < Benthamidia japonica >

2014-07-08 09:00:00 | ミズキ科
ヤマボウシ(山法師、山帽子)
 
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木で、高さ10メートル程度。
幹は灰褐色。葉は対生で、楕円(だえん)形または卵円形で長さ4~12cm全縁でやや波打つ。

山の沢筋の崖に一本、花を咲かせた木が目立っていました。
 
6~7月頃、淡黄色で小さい花多数(20~30ぐらい)が球状に集合し、その外側に大形白色の総包片が4枚あって花弁のように見える。
撮影日 2014.7.6 : 群馬県

本州から九州の山地に普通に分布し、街路樹・庭園樹などとしても用いられる。
ちょっと遠かったのですが総包片が良く分かります。
 
果実は、球形の集合果で赤く熟し、甘く食べられる。