物臭狸の『花日記』

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キンミズヒキ  /  ヒメキンミズヒキ

2017-12-18 06:00:00 | バラ科
アクセス解析を見ると識別記事がよく見られているようです。
見分け方の記事を充実させていきたいと思います。
(主な識別記事は良く似た仲間の書庫にあります。)





バラ科 キンミズヒキ属 多年草


キンミズヒキ(金水引) 
<学名:Agrimonia pilosa Ledeb.
         var. japonica (Miq.) Nakai >


北海道~九州の道ばたや草地、林の縁などに生える
高さ30~80cmの多年草。全体に毛が多い。
葉は奇数羽状複葉で互生、小葉は5~9個で大小があり、
裏面に腺点がある。小葉の縁には鈍い鋸歯があり、
葉の付け根には明瞭な托葉がある。

花期は7~10月。茎の先に細長い穂状の総状花序を出し、
黄色い小さな5弁花をたくさんつける。

花は黄色で直径0.7~1cm。
花弁は丸みがある。 雄しべは12本前後である。
萼片は5個。萼筒のふちには副萼片の変化した
カギ状の刺が多数ある。


そう果は萼筒と萼片に包まれて熟し、マジックテープが
くっつくようにかぎ型の毛で動物にくっつく。
付着力は弱いが、ひっつき虫の一つである。

名前の由来は、夏に黄花の小花を細長い穂状に
咲かせる姿から「金色の水引」に見たてこの名前がついた。



ヒメキンミズヒキ(姫金水引) 
<学名:Agrimonia nipponica Koidz.>


高さ30~60㎝ぐらいの多年草
キンミズヒキより全体に小型で、日影を好み、
山地で普通に見られる。
茎は細く、ややまばらに短毛が生える。
奇数羽状複葉。葉が茎の下部にロゼット状に
つくことも多く小葉は3~7個、先端の3小葉は
楕円形~倒卵形で大きく、下の側小葉は小さい。
葉縁に鈍鋸歯があり、葉裏に小さな腺点がまばらにある。
キンミズヒキより小葉が丸味を帯び、鋸歯も丸味を
帯びることが多いが、例外も多い。
托葉は大きくて茎を挟むようにつく。

花は 8~10月

直径約5㎜。花弁の幅がキンミズヒキより狭く、長楕円形。
雄しべは少なく5~8個。雄しべが少ないのが特徴である。







キンミズヒキ / ヒメキンミズヒキ

  


キンミズヒキは葉先が尖っているのが分かると思います。
ヒメキンミズヒキは葉先が丸のが特徴です。
 

  雄 蕊

キンミズヒキ        ヒメキンミズヒキ

ヒメキンミズヒキは花弁の巾が狭です
キンミズヒキ 12本ぐらい多い
ヒメキンミズヒキ 5-8本 と少な目です。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
No title (笑み)
2017-12-19 21:21:00
こんばんは
キンミズヒキと姫があったのですね。
全部キンミズヒキと思っていました。葉の違い自分の写真を見直してみます。
葉が撮れてるか?ですけれども。
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No title ()
2017-12-20 17:55:00
キンミズヒキはよく見ていますが、見慣れた花で近寄って観察していません。
ヒメキンミズヒキがあるのを知ったから、来年になりますが、ヒメキンミズヒキを探してみたいと思います。
だけど、来年花の時期まで覚えているかな?
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