物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

チャルメルソウの仲間

2017-02-11 18:00:00 | ユキノシタ科

oyz87さんのブログ  『oyz87のブログ(別館 花やかた)』
で  ャルメルソウ  が取り上げられていました。

チャルメルソウは面白い花形をしている植物です。
地方によって分布種が異なり私は2種しか
見たことがありません。
花日記ではちらっとしか出ていませんので
チャルメルソウについて紹介してみたいと思います。
まずは、チャルメルソウの仲間についてです・・・、




ユキノシタ科 チャルメルソウ属 
 < Mitella >







小型の多年草で発達した根茎がある。
根出葉を出し、茎には葉が発達しないものが多い。
根出葉には長い柄があり、互生するが、
根茎が立つ種ではその先端に束生して見える。
葉柄基部には托葉があり、膜質で左右1対が先端で
多少合生する。
根出葉の間から長い穂を出し、小さな花をつける。
花茎は側生で、多くの場合赤褐色の荒い毛が生えている。

コシノチャルメルソウ

撮影日 2008.4.27: 新潟県

花は総状花序で、小型の両性花で柄がある。
小型の苞は先端が3-5裂する。萼は杯状または鐘状で、
子房とその基部で癒合する。
萼片は5個で、花後も残る。花弁は5枚、萼筒上端について、
早くに脱落する。多くの場合、細くて大きく羽状に裂ける。
雄蕊は5-10個。花盤があり、子房は中位。柱頭は2個で、
果時まで残る。
果実は果で、花柱間の縫合線で裂けて開く。
種子は多数でほぼ卵形
花弁が羽状に裂けるものが多く、

面白い花形をしています。

コチャルメルソウ

撮影日 2014.4.19: 埼玉県

不思議で面白い花です。

世界では東アジアと北アメリカにのみ分布する。
全部で約20種あり、東アジアには12種が、日本産は11種、
しかもそのうちマルバチャルメルソウが広域分布種で
北アメリカにまで分布する以外、残りの10種は
日本固有である。

和名は中国楽器のラッパであるチャルメル(チャルメラ)
由来
したもの。これは日本の代表種であるチャルメルソウで、
その果実が大きく口を開いた姿が似ているためだそうです。


チャルメルソウの仲間の比較(いがりさんの撮れたてドットコム)
科学博物館の奥山雄大 博士の
『日本産チャルメルソウ属および近縁種(ユキノシタ科)の自然史』
参考になると思います。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
No title (ブランちゃん)
2017-02-11 19:08:00
ウーパールーパーみたいですね^^
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No title (カレント)
2017-02-11 23:48:00
こんばんは
オライのミニ野草園にはコチャルメルソウがあります
増えすぎて困ってますよ~
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