カタバミ の仲間 ~野生・自生種~
まず
記事にしてあるものは
記事にしてあるものは
オオヤマカタバミ(大山酢漿草)
<学名:Oxalis obtriangulata Maxim.>
環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)
葉は根生葉のみで葉柄が長い複葉で、小葉は倒三角形で
先が凹み全縁で独特の形をしています。
分布は中部以西の山地とされていますが、群馬でも
見ることができます。
コミヤマカタバミ(小深山片喰)
<学名:Oxalis acetosella>
山地帯~亜高山帯の針葉樹の林内に生え
葉は片喰(カタバミ)と同様の逆ハート形をした3枚の小葉で、
長い柄の先につく。
葉は片喰(カタバミ)と同様の逆ハート形をした3枚の小葉で、
長い柄の先につく。
帰化種や園芸種は雑草日記で取り上げます。
今回取り上げるのは
カタバミ(酢漿草、片喰)
<学名:Oxalis corniculata>
カタバミ科 カタバミ属 多年草
カタバミ科 カタバミ属 多年草
地下に大根のような根を下ろし地上に匍匐茎をよく伸ばして
地表に広がる。繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草。
葉は、ハート型3枚のとがった先端を寄せあわせたが形。
三出複葉だが、頂小葉と側小葉の区別はつけづらい。
三出複葉だが、頂小葉と側小葉の区別はつけづらい。
撮影日 2015.9.7: 群馬県
春から秋にかけ(暖かいところでは一年中咲いている。)黄色の花を
咲かせる。花びらは5弁。
厄介な雑草ではありますが意外と可愛い花です。
果実は先がとがった円柱状で、真っ直ぐに上を向く。
熟すと動物などが触れた刺激で、自ら赤い種子を勢いよく弾き出す。
最大1m程度までの周囲に飛ばすことができるんだとか。
熟すと動物などが触れた刺激で、自ら赤い種子を勢いよく弾き出す。
最大1m程度までの周囲に飛ばすことができるんだとか。
良くつまんで種を飛ばして遊んだものです。
葉や茎は、シュウ酸水素ナトリウムなどの水溶性シュウ酸塩を
含んでいるため、咬むと酸っぱい。葉にはクエン酸、酒石酸も
含まれる。
含んでいるため、咬むと酸っぱい。葉にはクエン酸、酒石酸も
含まれる。
カタバミには、蓚酸という成分が含まれているので、葉の汁を10 円玉に
こすりつけると、錆がとれてピカピカになります。
「カタバミ」とは「傍食」または「片食」がその語源(葉が半分
という意味)と言われている。
夜になると葉を閉じて葉が半分になったように見えるのでカタバミの名になったということです。
夜になると葉を閉じて葉が半分になったように見えるのでカタバミの名になったということです。
地方名には「かがみぐさ」、「すいば」、「しょっぱぐさ」、
「すずめぐさ」、「ねこあし」、「もんかたばみ」などがあります。
由緒正しい(?) 一秋の家の家紋はカタバミを図案として用いた
剣片喰なる家紋です。
いろいろな変、品種が知られています。
・ ケカタバミ <O. c. var. trichocaulon>
全体的に毛が多い。
全体的に毛が多い。
・ アカカタバミ < O. c. f. rubrifolia>
葉がやや小さくて赤い。(通常のカタバミよりも環境に
対する耐性が高く、都市部の道路路肩など、自動車の
排気ガスが常に吹き付けられるような場所でも自生し、
株を大きく伸ばす。)
葉がやや小さくて赤い。(通常のカタバミよりも環境に
対する耐性が高く、都市部の道路路肩など、自動車の
排気ガスが常に吹き付けられるような場所でも自生し、
株を大きく伸ばす。)
・ ウスアカカタバミ <O. c. f. atropurpurea>
葉の色がカタバミとアカカタバミとの中間のもの。
葉の色がカタバミとアカカタバミとの中間のもの。
・ ホシザキカタバミ <O. c. f. plena>
弁花弁の枚数が10枚程度の重咲き。
弁花弁の枚数が10枚程度の重咲き。
・ タチカタバミ <O. c. f. erecta>
茎が直立する。
茎が直立する。
カタバミも色々ありますが、かわいいお花ですよね。
川の近くの林で、白いカタバミが咲く場所を見つけたので
今年も楽しみです。
種類があるとも思ってなかったです。
植木鉢に入ると困りますね。
種も飛んで目に入ったりします。
ナイス。
白いカタバミ ですか。
園芸種でも逃げ出したものですかね。
カタバミは雑草としては最強かもしれないですね。
クローバーじゃないやつ というか
良くイラストでみるクローバーはクローバーの葉より
カタバミの葉のような形になっています。
雑草としては困り者ですね。
小深山片喰は花だけ見るとゲンノショウコに似ていますね。
大山酢漿草も初めてです。いろいろありますね。
赤酢漿草は家の周りで見ることができます。
いつもありがとうございます。ナイス!
カタバミの仲間も面白いです。
確かにゲンノショウコも同じ5弁の花で似ていますね。