物臭狸の『花日記』

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ナンバンハコベ  2017

2017-08-17 06:00:00 | ナデシコ科
ナンバンハコベ(南蛮繁縷)
<学名:Silene baccifera (L.) Roth
       var. japonica (Miq.) H.Ohashi et H.Nakai>

ナデシコ科 ナンバンハコベ属 多年草










北海道~九州の山野に自生する。
和名に南蛮とつくが、帰化植物ではなく在来種である。

茎はよく分枝し、つるのように細長く横に伸び、
長さは1.5~1.7mほど、他に寄りかかって生長する。
緑色で茎には細毛が生え、節がある。
葉は長さ1~4mmの葉柄をもって対生し、葉の形は
広披針形から卵状楕円形で、先端は鋭尖。
大きさは長さ2 - 9cm、幅1~2.5cmになり、葉縁は
なめらかで、縁と裏面に毛が生える。

撮影日 2017.08.14: 長野県

花期は8~9月、枝分かれした小枝の先に1個の花を、
横向きないし下向きにつける。
 
 
萼は緑色で、
合生して筒状の広鐘形になり、5中裂し、裂片は
長卵形で長さ1~1.2cmあり、先端は鋭形になる。
花後は開出して宿存する。
 

花弁は5個で離れてつき、白色、長さ約15mmで、
途中から反り返る。
 
一度見たら忘れられない変わった花形ですね。

雄しべは子房より下位につき10本、
花柱は3本。

果実は液果状の果で黒色、径6~8mmの
球形で裂開せず、中に多数の種子が入っている。

別名、ツルセンノウ



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1 コメント

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No title (E.I)
2017-08-17 11:56:00
かわいいですね❗
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