★ ヌスビトハギの仲間 ★
というか、そのものですね。
<学名:Hylodesmum podocarpum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill
subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill
var. japonicum (Miq.) H.Ohashi>
マメ科 ヌスビトハギ属 多年草
ほとんど解説記事 ☞ ◎ の再掲ですが
たくさん群生していました。
北海道から琉球列島までの低地から山間部の草地から森林周辺に生える。
木陰に出現することもあるが、林縁では日なたにもよく見られる。
小さな集団をつくっていることが多い。
茎は細くて硬く、株立ちになって立ち上がり高さ60~100cmになる。
木陰に出現することもあるが、林縁では日なたにもよく見られる。
小さな集団をつくっていることが多い。
茎は細くて硬く、株立ちになって立ち上がり高さ60~100cmになる。
ややまばらに葉をつけ、托葉は針状披針形。長い葉柄の先に
三枚の小葉がつく三出複葉。
三枚の小葉がつく三出複葉。
(頂小葉だけに柄があり、羽状複葉であることの証拠である。)
小葉は卵形-長卵形で、先端はとがり細かい毛がある。大きさは
頂小葉で長さ4~8cm、幅2.5~4cm、側小葉はこれよりやや小さい。
頂小葉で長さ4~8cm、幅2.5~4cm、側小葉はこれよりやや小さい。
花期7~9月、茎の先端の方から数個の細長い総状花序をつける。
下方のものでは、それらの基部には茎につくよりやや小さい葉がつく。
花序にはまばらに3~4mmと小さな淡紅紫色の蝶形花を多数つける。
6~8mmの柄のある果実は、普通は二節からなる節果で、種子1個を
含む節に分かれる。
含む節に分かれる。
個々の節は偏平で半円形、両者の間は大きく
くびれ、また折れたように曲がるのが普通。上側は真っすぐで、
下側に円形の膨らんだ側が位置する形は眼鏡のようである。
くびれ、また折れたように曲がるのが普通。上側は真っすぐで、
下側に円形の膨らんだ側が位置する形は眼鏡のようである。
私は 喪黒福造 を思い出すのですが…
果実の側面には赤褐色の斑紋があることが多い。
その表面は触れるとざらつくが、これは細かな鉤が
並んでいるためで、これによって衣服などによくくっついてくる。
マジックテープ式のひっつき虫である。
並んでいるためで、これによって衣服などによくくっついてくる。
マジックテープ式のひっつき虫である。
名は「盗人の足萩(はぎ)」の意味で、その実(節果)の連なりが、
つま先歩きをした盗人の足跡に見立て「盗人萩」となったといわれる。
つま先歩きをした盗人の足跡に見立て「盗人萩」となったといわれる。