イワタバコ(岩煙草)
<学名:Conandron ramondioides>
イワタバコ科 イワタバコ属 多年草
<学名:Conandron ramondioides>
イワタバコ科 イワタバコ属 多年草
今年も綺麗に咲いています。
撮影日 2018.08.05: 群馬県
本州(福島県以南)の谷間の湿った崖や水の滴る岩壁に着生し、
(地下に塊状の根茎がある。)葉は根生して垂れ下がって生える。
(地下に塊状の根茎がある。)葉は根生して垂れ下がって生える。
日陰の崖にたくさん貼り付いています。
花が美しいので山草として栽培もされる。
葉はしわのある楕円状卵形で先は鋭くとがり、
基部は翼をもつ柄に連なる。
基部は翼をもつ柄に連なる。
葉身は普通長さ6-15cmだが、50cmにまで成長するものもある。
縁には不ぞろいな鋸歯がある。
縁には不ぞろいな鋸歯がある。
葉は大きくても葉数は多くはならないみたいです。
葉は冬には枯れ、新葉が縮んだ冬芽となって越冬する。
大株になると花数がとても多くなるようです。
産地によって早く咲くものや遅く咲くものがあり、咲く時期の
差が大きい。
差が大きい。
花期は6~8月、高さ10~20cmの花茎を出して散形花序をつける。
花冠裂片は紫色。
花冠裂片は紫色。
花冠は径約1~1.5cm放射相称で、萼と花冠は5裂し筒部は短い。
雄ずいは5個あり、花冠の基部に着き花糸は短く、葯は直立している。
中央にある雌しべを雄しべが取り囲むように密着している。
雄ずいは5個あり、花冠の基部に着き花糸は短く、葯は直立している。
中央にある雌しべを雄しべが取り囲むように密着している。
子房上位
果実は長さ約1cmの果で2つに割れる。
紡錘形の種子が多数入っている。
紡錘形の種子が多数入っている。
葉や花の感じがタバコに似ていて岩壁につくので「岩煙草」と
名付けられた。
名付けられた。
別名イワヂシャ(岩萵苣)ともいう。
若葉は茹でてお浸し、和え物、酢味噌、天ぷらなど
山菜とし利用される。