物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ヤブハギ   ~2018~

2018-08-17 18:00:00 | マメ科
★ ヌスビトハギの仲間 ★

ヤブハギ(藪萩)
<学名:Hylodesmum podocarpum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill
   subsp. oxyphyllum (DC.) H.Ohashi & R.R.Mill
     var. mandshuricum (Maxim.) H.Ohashi & R.R.Mill>

マメ科 ヌスビトハギ属 多年草




北海道〜九州の山地の林内や縁に生え、茎は直立し60〜100cm。
半日陰で湿り気のある場所に多い。
ヌスビトハギの変種で、あまり分枝せず、葉は茎の中央から
下に集まってつき、互生で3出複葉。ヌスビトハギとの中間的なものも
見られます。

撮影日 2018.08.05: 群馬県
小葉は長さ4〜6cmの狭卵形。中央より基部に近い側で最も幅が広い。
裏は淡緑色。
葉が下に集まってつくのが特徴です。

花期は8〜9月

花は淡紅色で、茎先の細長い総状花序に、まばらにつく。

花冠は旗弁、翼弁、竜骨片からなる蝶形で長さ3〜4mmと小さい。

節果には短い柄があり、半月形の小節果がふつう2個つく。
節果の表面にカギ状の毛があって動物や人の衣服に付いて遠くに運ばれる。引っ付き虫の一つです。



藪に生えるハギに似た植物ということから名前が付けられた。


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ノリウツギ ~2018~

2018-08-17 06:00:00 | その他
もう一つアジサイの仲間です。
ちょっと前に撮ったものですが…

ノリウツギ(糊空木)
<学名:Hydrangea paniculata Siebold>
アジサイ科 アジサイ属 落葉低木




日本各地の山地の林縁などに自生する。

撮影日 2018.07.15: 長野県
樹高は2mから5mくらいになる木ではあるが、先端がやや倒れて
他の木により掛かりつる植物のように見えることもある。
葉は対生、葉柄は長さ1~4cm。形は卵形から楕円形、縁は鋸歯状。
大きさの変異は大きい。
花期7~8月、枝先に円錐状の花序を形成する。

ほとんどの花は小さな普通花で5枚の花弁と10本の雄しべを持つが、
周辺に点々と装飾花を付ける。

装飾花の萼片は花弁状に変化していて
白色から淡く赤色を帯びる。







和名は樹液を和紙をすく際の糊に利用したことによる。
樹皮の内皮をはいで水につけて粘液を出させ、それを和紙を漉(す)くときの 糊として使ったことから名前がついた。


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