長崎へは現役時代に3回行っているのですがゴルフが主で観光はハウステンボスに寄った程度でした。それだけに今回は長崎市内観光も初めてです。スケジュールを立てる時の最優先地は軍艦島でした。
そして五島列島にも行きたいという希望を何とか適えることができました。五島はジェットホールによる日帰りなので福江島だけですが、福江島は観光バスで1日のコースになる予想以上の緑の多い大きさを体感できたのです。
五島列島も「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」です。二百数十年もの間密やかに信仰を守り続けた信徒たちは信仰の自由を守り抜いたのです。私は「隠れキリシタン」だと思っていましたが、現地では「潜伏キリシタン」と表現しています。
福江島と隣の久賀島、奈留島を含めた五島市の人口は9万人だったのが現在は35000人と減少しており、小中学校の統合が進んでいます。自然に恵まれた島なのでガイドさんが移住を進めますが、少々遅すぎです。
長崎市内では路面電車に乗ることも楽しみの一つでした。600円の一日乗車券を利用して平和公園からスタートです。外国人も多いのですが長崎で目立つのは修学旅行の生徒でした。平和の前で集会を開いている中学生もおり、平和を願うことの大切さを教えられました。
鎖国時代に海外と交流する唯一の窓口だった出島では、オランダから医学を学んだ佐倉の佐藤泰然が年表に載っているので親近感を覚えます。世界の三大夜景と言われる稲佐山で天候に恵まれて360度の夜景も楽しめました。
坂の多い長崎市は自転車がほとんど見かけません。その代わり路面電車とバス路線が充実しています。毎日1万歩以上歩く充実して旅でした。