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「国民年金保険料、納付率は過去最低60・0%」
厚生労働省は5日、自営業者などが支払う国民年金保険料の2009年度の納付率が、前年度より2・1ポイント低い過去最低の60・0%だったと発表した。
納付率は1996年度まで80%を超えていたが、その後は年金不信の高まりなどを背景に低迷しており、今回で4年連続の低下となった。
未納が増加することにより、将来、無年金・低年金者がさらに増える恐れがあり、制度の空洞化も一段と進んだ。政府は納付率80%を前提に将来の年金財政を計算しており、このまま低水準が続けば財政への影響は避けられない。
納付率が低下したのは、景気が低迷しているうえ、年金記録問題の対応に追われて保険料徴収に人手を割けなかったことなどが要因。厚労省は「保険料を納めるよう催促することを委託した民間業者への指導も不十分だった」と説明している。
厚労省は四捨五入で小数点以下第1位までを公式に発表しているが、第2位までの数字は59・98%。厳密には初めて6割を割り込んだともいえそうだ。
(2010年8月6日 読売新聞)
年金への不信が募る中、納付率は60・0%だ。残念な結果だ。
年金記録問題の他にも課題は多々あるはずだ。
集めた年金がどう使われるのか?どういった仕組みで支給されるのか?その複雑な仕組みはもっと簡素化できないのか?年金機構の改革はこれでいいのか?もっとスリム化できないのか?窓口は一本化できないのか?
将来の年金制度の仕組みはどうなるのか?本当に年金がもらえるのか?
こうした疑問が解消されない限り、納付率はアップしないと思う。
「国民年金保険料、納付率は過去最低60・0%」
厚生労働省は5日、自営業者などが支払う国民年金保険料の2009年度の納付率が、前年度より2・1ポイント低い過去最低の60・0%だったと発表した。
納付率は1996年度まで80%を超えていたが、その後は年金不信の高まりなどを背景に低迷しており、今回で4年連続の低下となった。
未納が増加することにより、将来、無年金・低年金者がさらに増える恐れがあり、制度の空洞化も一段と進んだ。政府は納付率80%を前提に将来の年金財政を計算しており、このまま低水準が続けば財政への影響は避けられない。
納付率が低下したのは、景気が低迷しているうえ、年金記録問題の対応に追われて保険料徴収に人手を割けなかったことなどが要因。厚労省は「保険料を納めるよう催促することを委託した民間業者への指導も不十分だった」と説明している。
厚労省は四捨五入で小数点以下第1位までを公式に発表しているが、第2位までの数字は59・98%。厳密には初めて6割を割り込んだともいえそうだ。
(2010年8月6日 読売新聞)
年金への不信が募る中、納付率は60・0%だ。残念な結果だ。
年金記録問題の他にも課題は多々あるはずだ。
集めた年金がどう使われるのか?どういった仕組みで支給されるのか?その複雑な仕組みはもっと簡素化できないのか?年金機構の改革はこれでいいのか?もっとスリム化できないのか?窓口は一本化できないのか?
将来の年金制度の仕組みはどうなるのか?本当に年金がもらえるのか?
こうした疑問が解消されない限り、納付率はアップしないと思う。