とうとう2008年最後の投稿になりました。
今年一年間、皆様にご愛顧いただき感謝申し上げます。
来年も元気を提供し、皆様から元気を頂けるように頑張りたいと思います。
「韓国から日本の介護視察急増 福岡市、NPOと体制整備」
7月に介護保険制度を導入した韓国などから「高齢化先進国」日本の制度やノウハウを学ぼうと、介護現場を視察に訪れる関係者が増えている。昨年約1000人を受け入れた福岡市は、特定非営利活動法人(NPO法人)と協力し、急速な高齢化が間近に迫るアジア各国に「生きた経験」を発信しようと、体制の整備に動いている。
11月下旬に実施されたNPO法人「アジアン・エイジング・ビジネスセンター」(AABC)の視察ツアー。韓国・釜山市から福岡市の特別養護老人ホームを訪れた介護士ら約20人は充実した設備に目を見張った。
注目を集めたのは寝たきりのお年寄りを入浴させる浴槽。約1000万円という価格に驚きの声が上がったが、担当者は「国の補助もあり、日本の施設ならどこにでもある」と説明する。釜山市の介護施設で働く姜福姫(カン・ポッキ)さん(40)は「韓国では機械の導入が進んでいない。日本は20年先をいっており、学ぶべきところがたくさんあった」と興奮気味に話した。
AABCは今年3月、中国やタイなどからの需要増加もにらみ、視察を有料化してビジネスにつなげようと、大学教授や福祉事業者などが中心になって設立した。
専門性の高い話を的確に伝えるため、介護知識を持つ通訳を育成。海外のセミナーなどに出かけ活動をPRしている。視察の費用は旅費などを除いて1人当たり約6000円。講習代や視察先への謝礼などが含まれる。
一方、福岡市が2007年に受け入れた視察は約970人(36団体)で、うち9割が韓国。05年の約120人(5団体)に比べると約8倍に増えた。地域別でみると、福岡は韓国からの視察人数で東京、大阪に次ぎ横浜と並んで3番目というデータもある。 (2008/12/27 【共同通信】)
「福祉先進国の視察」なら嬉しいが、「高齢化先進国」の視察・研修とは?ちょっと悲しい
日本の福祉・看護系の大学は、中国や韓国との学問・学術的交流を盛んに展開している。と聞いたことがある。本県でも時々、留学生などとも出会う事もある。こうした地道な交流・交歓活動が実を結んでいるのだろうか?良い事である。
「福祉」といえば、北欧やヨーロッパ各国が定番だったが、先見性のある方々は更に高いレベルを求めて日本へ視察研修をする。アジア隣国として共通するところがある。的を得た選択である。もっと交流・交歓をすすめ、福祉外交、平和外交に貢献したいものである。
アジアの平和は、高齢者の方々への介護・福祉・医療・権利擁護の取組みがキーワードになるのかも知れない。
今年一年間、皆様にご愛顧いただき感謝申し上げます。
来年も元気を提供し、皆様から元気を頂けるように頑張りたいと思います。
「韓国から日本の介護視察急増 福岡市、NPOと体制整備」
7月に介護保険制度を導入した韓国などから「高齢化先進国」日本の制度やノウハウを学ぼうと、介護現場を視察に訪れる関係者が増えている。昨年約1000人を受け入れた福岡市は、特定非営利活動法人(NPO法人)と協力し、急速な高齢化が間近に迫るアジア各国に「生きた経験」を発信しようと、体制の整備に動いている。
11月下旬に実施されたNPO法人「アジアン・エイジング・ビジネスセンター」(AABC)の視察ツアー。韓国・釜山市から福岡市の特別養護老人ホームを訪れた介護士ら約20人は充実した設備に目を見張った。
注目を集めたのは寝たきりのお年寄りを入浴させる浴槽。約1000万円という価格に驚きの声が上がったが、担当者は「国の補助もあり、日本の施設ならどこにでもある」と説明する。釜山市の介護施設で働く姜福姫(カン・ポッキ)さん(40)は「韓国では機械の導入が進んでいない。日本は20年先をいっており、学ぶべきところがたくさんあった」と興奮気味に話した。
AABCは今年3月、中国やタイなどからの需要増加もにらみ、視察を有料化してビジネスにつなげようと、大学教授や福祉事業者などが中心になって設立した。
専門性の高い話を的確に伝えるため、介護知識を持つ通訳を育成。海外のセミナーなどに出かけ活動をPRしている。視察の費用は旅費などを除いて1人当たり約6000円。講習代や視察先への謝礼などが含まれる。
一方、福岡市が2007年に受け入れた視察は約970人(36団体)で、うち9割が韓国。05年の約120人(5団体)に比べると約8倍に増えた。地域別でみると、福岡は韓国からの視察人数で東京、大阪に次ぎ横浜と並んで3番目というデータもある。 (2008/12/27 【共同通信】)
「福祉先進国の視察」なら嬉しいが、「高齢化先進国」の視察・研修とは?ちょっと悲しい
日本の福祉・看護系の大学は、中国や韓国との学問・学術的交流を盛んに展開している。と聞いたことがある。本県でも時々、留学生などとも出会う事もある。こうした地道な交流・交歓活動が実を結んでいるのだろうか?良い事である。
「福祉」といえば、北欧やヨーロッパ各国が定番だったが、先見性のある方々は更に高いレベルを求めて日本へ視察研修をする。アジア隣国として共通するところがある。的を得た選択である。もっと交流・交歓をすすめ、福祉外交、平和外交に貢献したいものである。
アジアの平和は、高齢者の方々への介護・福祉・医療・権利擁護の取組みがキーワードになるのかも知れない。