夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

高次脳機能障害へのサポート!③

2006-09-30 11:50:04 | 高次脳機能障害って?・・何?
下柳12勝、土肥(横)3勝、一場(楽)7勝阪神9連勝

「高次脳機能障害」の特徴
 ①外観から障害が分かりにくい。
 ②当事者が障害を十分に認識できていない場合が多い。
 ③障害は短時間ではわかりにくい。日常生活、社会活動
  (仕事、買い物など)の継続した時間の中で出現しやすい。
 ④個人の性格や資質と混同、誤解。
 ⑤半年から年単位で改善する。
「高次脳機能障害」への病院の対応
 ①急性期:脳外科を主に他科が協力、手術を含めた救命。
 ②回復期:回復期リハビリテーションへ。
       発症から2ヶ月以内の入院。入院期間150~180日。
       理学、作業、言語聴覚療法。病棟での日常生活トレーニング。
       退院への準備(外泊など)。
「高次脳機能障害」中途障害の方の心理
 ①病前を基準にして現在を比較するため、いつまでも
  「よくなっていない」と思う。
 ②「自分が重症で大変苦労している」と思う。
 ③「こんな体になって惨め、情けない、死にたい」
   などの気持ちから、「閉じこもる」傾向。
 ④家庭では、家族は「健常者」で、自分だけが「障害者」
  と思い、孤独感を味わう時がある。
 ⑤総体として「極めて自信がない」。
「高次脳機能障害」援助する基本的視点
 ①本人
  *「意欲がわかない」、「閉じこもり」が出発点。
  *はじめの一歩が出にくい。
  *「楽しみ」、「役割」など提案。
  *「自己決定」するまでの「間」をおく。
  *就労に向けた取り組み(仕事場の創出)。
 ②家族
  *症状の説明(頻回に)。
  *本人とともに楽しむひと時がもてる。
まとめ
 ①障害の方=介助される方は、介助する人のみの関係からの解放。
 ②障害の方は「弱者」ではなく「弱点」があるだけで、秘めた力がある。
 ③障害の方に主体的な行動への提案、援助。
 ④障害の方がボランティアする時代へ。
 ⑤障害者の問題ではなく、健常者がどう考えて援助するかが問われている。
 ⑥年単位の支援。
 ⑦地域交流から地域づくりへ。
 ⑧家族に:症状を理解しているか。
      予後を理解し、対応が適切か。
      本人とともに楽しむ行動をしているか。

正直、なかなか理解が出来ないことばかりです。医学の専門用語が多いためか、リハビリテーション分野のためか、専門的な内容が多いのです。当然ですが!
しかし、徐々に、少しずつ、可能な事柄から理解する努力をしたいと思います
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福祉サービス第三者評価

2006-09-29 21:25:42 | 第三者評価ってなに?
早朝6:30出発盛岡・県社協へ、8:00に着きました。県央地区の障害者施設の「受審」です。今年度は初仕事です。資料もいっぱい!二読し、チェックも、得意分野だけは確認しました。あとは、実際に見聞して考えます。頑張るぞ
午前中はケース記録(5名位)を読ませていただき、昼食、施設見学し、午後から、それぞれ担当グループに分かれて「評価」させていただきました。
私の担当は「付加基準」。初体験でした
しかし、「適切な福祉サービスの実施及び利用者本位のサービス」の全項目はしっかり確認しておりましたので臨機応変に対応できました
盛岡・県社協18:30出発し、休憩なしで宮古へ20:10頃到着。昨日に続いて盛岡を往復しましたので疲れました。
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ついついCD買いあさりました!

2006-09-28 16:04:16 | 歌・CD・趣味・その他
歌暦
中島みゆき
ポニーキャニオン

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①臨月(1981年)
②予感(1983年)
③missM(1985年)
④歌麿(1987年)
⑤中島みゆき(1988年)
⑥グッバイガール(1988年)
⑦月ーWINGS(1999年)
CD7枚ですが、全て中古です
でも、満足です。東京にて!

井川12勝、岩瀬1勝37S、鎌田(ヤ)3勝、小野寺(西)7勝、マイケル中村(日)5勝39S、武田(日)5勝日ハム1位通過プレーオフへ
早朝から盛岡家裁へ8月中旬に申立支援した方の「面接」があり、申立人を同乗、途中で本人と合流して3人で盛岡家裁へ出向きました。
私は「支援者」として付き添ってきました。後見活動は積み重ねが大切だと思います。明日は「福祉サービス第三者評価」で盛岡へ。

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高次脳機能障害について!②

2006-09-27 10:54:36 | 高次脳機能障害って?・・何?
八木(日)12勝、小林宏(ロ)10勝、川越(オ)9勝、安藤(神)8勝、岡本(中)3勝1S、松井(ヤ)8号9月30日から兵庫国体!
「高次脳機能障害のよく見られる症状」①からの続き!
⑥自発性の低下⇒自分では何もしようとしない
 *やる気がない。
 *動きたがらない。
 *何でも面倒に感じる。
⑦欲求コントロール低下⇒我慢が出来ない
 *いくらでも食べてしまう。
 *先のことを考えずにお金を使う。
 *待てない。
⑧依存性・退行⇒子供っぽくなった
 *人に頼る。
 *口先ばかりで行動が伴わない。
 *家族に代弁を求める。
⑨感情コントロール低下⇒ささいなことで怒り出す
 *気分にムラがある。
 *場にそぐわない泣き笑い。
 *一度に色々な事があるとパニックを起こす。
⑩対人技能拙劣⇒人間関係を作るのが苦手
 *相手の気持ちを察することができない。
 *他者の落ち度を適度に指摘する。
 *一方的な主張をする
⑪失行⇒道具が使えない
 *動作がぎこちない。
 *思い通りに動けない。
 *動作手順がわからなくなる。
⑫抑うつ⇒落ち込んで何もできない
 *やる気が出ない。
 *一日中横になっている。
 *悲観的になりやすい。
⑬地誌的障害⇒場所がわからない
 *道に迷う。
 *場所や方向など位置関係がわからない。
⑭失語⇒しゃべれない
 *話すことや言葉の理解が難しい。
 *書くことや読む事が難しい。
⑮失認⇒見ているものが分からない
 *見えているのに何かわからない。
 *知っている人の顔が見分けられない。
⑯半側空間無視⇒片側を見落とす
 *片側にあるものに気づかない。
 *食事を食べ残す。
 *人や物にぶつかる。
 *文章の左側を見落とす。

「大脳」の大切さは理解してきたつもりでしたが、何らかの原因で「脳損傷」を受けると「様々な症状」が見られるという事実は、正直、”ショック”です。こうした事実もしっかりと受け止め、理解していくために”学習”が大切だと感じています
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高次脳機能障害について!①

2006-09-26 10:55:12 | 高次脳機能障害って?・・何?
桑田(巨)退団!よく頑張った、松井(ヤ)7号
「高次脳機能障害」とは、脳の怪我や病気が原因で、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害が発生し、そのために就労や就学など社会参加が困難になる障害です。
「原因疾患」としては、
①脳卒中:脳梗塞、脳出血、くも膜下出血。
②脳外傷:前頭下面、側頭葉が多い。
③低酸素脳症:心停止、心筋梗塞、溺れなど。
④脳炎:ヘルペス脳炎など。
⑤一酸化炭素(排ガス、練炭、瓦斯等)・薬物中毒など。
「高次脳機能障害のよく見られる症状」
①記憶障害⇒覚えられない
 *新しいことが覚えられない。
 *忘れっぽいことに気づいていない。
 *日付や場所がわからない。
 *昔のことが思いだせない。
②病識欠如⇒どこが悪いか自覚がない
 *障害があることを理解できない。
 *なんでも出来ると思っている。
 *人の意見を聞かない
③注意障害⇒気が散りやすい
 *集中できない。
 *うっかりミスが多い。
 *持続性に欠ける。
 *2つのことに気が配れない。
④遂行機能障害⇒行動にまとまりがない
 *計画が立てられない。
 *優先順位が決められない。
 *段取りが悪く、テキパキ要領よく出来ない。
 *行動の途中で混乱する。
⑤固執性⇒こだわりが強い
 *気持ちが切り替えられない。
 *同じことをし続ける。
 *1つのことを繰り返し言い続ける。

以上は、桜新町リハビリテーションクリニックの長谷川先生や高次脳機能障害セミナー2006のレジメ、資料などを参考に私なりにまとめたものです。「高次脳機能障害」についての理解に少しでもつながる事を願っています。継続投稿していきたいと思いますので宜しくお願いします
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それぞれに大会が開催!結束を!

2006-09-25 10:38:52 | 障害者自立支援法って!なに?
福原(神)12勝、川村(横)4勝、山村(楽)7勝、清水(ロ)9勝、中山(オ)2勝栃の花7勝8敗次に
9月20~21日の両日、「東北ブロック身体障害者施設職員研修会」が一関市で開催。東北各地の施設で働くケアワーカー、介護員、看護師、支援員、栄養士等約200人が参加。
9月21日、「岩手県身体障害者福祉大会・こはくのまち久慈大会」が開催。関係者約1000人が参加。
9月24日、「第7回暮らしを応援する夢フォーラム」(両盤地区知的障害者施設連絡協議会主催)が一関市萩荘の福祉工場”ホームラン”で開催。利用者や関係者300人が参加。
9月24日、「創立50周年記念第40回手をつなぐ育成会県大会・本人大会」が遠野市にて開催。会員、障害者、施設関係者、来賓ら約1100人参加。
9月24日、「第4回県障害者技能競技大会」(県障害者雇用促進協会主催)が矢巾町の県立産業技術短期大学で開催。パソコン、木工、接客など5部門に15歳以上の障害者40人がトライ。

9月から10月にかけて各種大会や研修会が軒並みに開催。「障害者自立支援法」に関する議論が活発になっている。地域で、本人が望むような生活を確保し、皆で支えていく体制づくりが大切なはず。主役は障害者・利用者である。各団体・関係者が結束して、障害者自立支援法の理念の実現とまずい点は改善する努力を見せて欲しい。
朝日新聞によると、”障害者自立支援法で義務付けられた福祉サービス費用の原則1割負担をめぐり、障害者の負担軽減のため約4割以上の地方自治体が独自の軽減策を実施”。
「負担増」で苦しむ現状は早急に解決をしていただきたい。お互いに納得できる「利用額=負担額」を協議してほしい。3障害者団体が連携・協力していくことが大切だと思います
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岩手県の動向・・

2006-09-24 11:57:50 | Weblog
小林雅(ロ)6勝34S、三井(西)4勝、萩原(オ)3勝、長谷川(広)1勝、下柳(神)11勝朝青龍優勝
昨日の地元紙の記事の見出しからですが、盛岡市東京事務所移転へ。岩手県の旧宿泊棟に!お互いの思惑が合致!初めて知ってた方もいるのでは?奥産道・八幡平市で、希少植物ヤシャビシャクの盗掘か?公衆トイレでハチに刺される!慰謝料・治療費など賠償金約56000円支払う(野田村)。盛岡地裁が18歳少女乳児放置死で盛岡家庭裁判所へ送致!北海道・北東北三県が自殺予防へ連携探る。課題の整理・提起だけで、具体的対策はあるのか?県警察署長会議!犯罪防止、交通事故防止、テロ、災害など重大事件・事案の抑止策強化へ!わかりやすい。法テラス10月2日開所トラブルの相談先紹介、弁護士ら12人で対応!
今日の地元紙記事は、岩手県競馬の存続問題100人アンケート!
団塊の世代を釜石へ!秋晴れ、さあ稲刈り本格化!・・・・

2泊3日の東京出張の間に、岩手県内各地でいろいろな事件・出来事がありました。
帰路のバスの中で、記事を読みながら「携帯メール」で作成し、今日の動向と併せて投稿してみました。
東京・都会の雑踏に比べて、岩手・・地元は、静かで、いい環境です。報道されない悲惨な事件・事故はたくさんあるのでしょうけど、総じて穏やかに日常が過ぎていきます。”平和”といえば、これが理想なのか?私達の意識とは関係なく、どんどん時が流れていきます!。この現実をどう理解したらいいのでしょうか?「ふっと」立ち止まって考えることがあります。起きる全ての出来事を受け止めていけるような存在になれれば最高ですが、やっぱり、ほどほどに・・が最良か。身の丈にあった人生が理想です。

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パネンカレー?

2006-09-23 13:51:23 | 三陸の海・山・川、ラーメン食の日記
タイのカレー!
キノコ、野菜、魚介類、ココナツ、唐辛子などでできたカレー?タイ米にからめていただきました。ピリからが美味・・?東京駅CAFE BISにて・・
パネンカレー550円
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東京日記

2006-09-23 13:25:12 | Weblog
あいおい損保の自立支援研修会に参加。東京で人・モノの多さ、ビルや交通機関の進展に驚愕。どこまで発展するか、期待と心配?地方がしっかりやらないと、都会も活気がなくなる。地方のよさを生かすチャンス!もう、宮古へ帰りたい。都会の雑踏や情報などの刺激から元気をもらって頑張ります!
次は、2月に上京予定。

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原宿駅前・クック・ドレ

2006-09-22 16:28:17 | 三陸の海・山・川、ラーメン食の日記
昔のオムライス2415円
産み始めた若鳥の卵で、コシヒカリを当店自慢のミートソースであえたご飯をやわらかくくるんだ贅沢なオムライス。ホントにおいしい!あっと言う間に食べました。ちっと贅沢は昼食でした
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原宿散策

2006-09-22 12:24:51 | Weblog
表参道・・一度来てみたい場所でした。古い建築物と最新の技術を融合させたイメージが素晴らしい!自分で確かめたくて!
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自立支援サービス研修会(あいおい損保)

2006-09-21 17:02:04 | Weblog
高次脳機能障害者について 長谷川 幹先生の講演がありました。
国もここ5年位で動き始めたが、障害の名称を決めただけ。対応・対策は遅れている。脳機能を詳しく解説、勉強しました。後日、投稿!
懇親会で、長谷川先生より許可をいただきました。
ご講演でいただいたレジメ・資料から、私なりにまとめ・抜粋して「高次機能障害」についてブログ投稿したいと思います。乞うご期待を
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岩のりラーメン

2006-09-21 12:03:04 | 三陸の海・山・川、ラーメン食の日記
恵比寿の「ばんゆう」にきました。
注文は何故か、普通のラーメンに!
おいしかったです。600円。
岩のりラーメンは850円?次回には岩のりを食べよう!

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山田町の奇祭!と後見活動もしっかり!

2006-09-20 20:40:55 | 成年後見制度ってなに?
9月18日山田町北浜町で開催された”大杉神社の例大祭”
約40人の氏子が神輿をかつぎ、山田湾へ入り海中を歩く。
海上の安全と大漁を祈願して
栃の花7勝目
隣市へ2人のお客様の後見活動に行ってきました。往復195キロ。1人の方は、昨年長男が亡くなり、一周忌法要のために姉妹等が遠方より来られた機会に、利用施設を訪問し、面会となりました。私は、車の運転を勝手でて、同伴し、親族等に経過説明、今後の課題などお話させていただきました。初めてお会いするご親族もいて、とても意義ある場に参加させていただき感謝!また、”姉妹愛”の大切さも見せていただき感動
もう1人は、定期面会ですが、心配事や希望などをご本人から直に、じっくりと聞く事ができました。補助人ですので本人と対等に話ができることは感動です
宮古8:30発から18:00頃の帰宅までハードでしたが、「後見活動」でないと体験できない”人と人のふれあい”を学ばせて戴いています

海の安全、大漁祈願の「大杉神社」を通り、安全祈願、人々、万民の幸せを願う「観音様」が印象的でした。
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任意後見制度の普及のために!

2006-09-19 15:23:46 | 成年後見制度ってなに?
斉藤和18勝、八木(日)11勝、成瀬(ロ)5勝、久保田(神)5勝16S、大竹(広)5勝栃の花年寄株取得
「任意後見制度」は、高齢者等が判断能力のあるうちに、自分で信頼できる人と「公証役場」において、任意後見契約を作成してもらい、契約内容等を選べる制度であり、その利用・活用が期待されていた。しかし、最近、これを悪用したトラブルが続き、「予防のための自主チェック」について毎日新聞社「成年後見係」の貴重な記事が記載されていた
この記事から私なりに解釈すると、公証役場で作成された任意後見契約の「移行型」の場合、本人との委任契約等によって、財産の管理を委ねるため、第三者のチェックが入らない「空白の委任期間」が生じ、この間のトラブルが問題となっている。元々、「信頼関係のしっかりした上での合意を公証役場の公証人や立会人等が見定めて契約する」ので、トラブルなどは想定外であり、また万が一、判断能力が欠ける状態になった場合に、任意後見人が家裁に申立を行い、「任意後見監督人」=第三者の選任が行なわれて、任意から法定(後見制度)に移行して、家裁の監督下になるものと理解してきた。本人の意思を最大限尊重した画期的な制度であると理解されています。そうした理解を飛び越えて悪用すれば、どんでもない犯罪事件となり、弱い立場の高齢者等が重大な被害者となり、信じた人にも裏切られる悲しい事になります。この事件を契機に各関係機関・団体では、チェック機能を確認しております

①自治体のアンテナ⇒新宿区の場合は、訪問ヘルパーからケアマネジャーへ、更に消費生活センターから親族へ。杉並区の場合は、高齢者訪問サービスから地域包括支援センターと区の後見センターへ。
②司法書士会⇒「成年後見センター・リーガルサポート」は、人権や倫理・福祉・医療などを学ぶ18時間の研修を実施、終了した会員は後見人候補者として名簿に掲載され、家裁に提出される。また、会員が後見契約した場合、業務について3ヶ月ごとに同センターに報告する。「契約自由の原則があって難しい面もあるが、任意代理段階でも、依頼人の同意の下、監督人をつけることを法制化する必要もあるのでは」と提言していく。
③行政書士会⇒サポートセンターを設置する必要を感じる。後見人を目指す行政書士に年8回の研修を開催、苦情受付けや問題があれば処分する。倫理規定を検討中。また「自主的に監督人を付けることも検討する必要があるかも知れない」と話す。

私の所属する”社会福祉士会”の状況は記載されていないが、日本社会福祉士会主催の「成年後見研修」を受講し各都道府県支部の「ぱあとなあ」に登録し、家裁への名簿提出となる。法定後見も任意後見も8月と2月の年2回の報告が義務付けられている。もし不正があれば、この時にチェックされる仕組み。
任意後見契約は少ないが、「身上監護面」を専門・得意とする社会福祉士にとって、許しがたい事件である。考えも付かない出来事だが、成年後見法の原点に立ち返り、利用者の信頼・期待に応える後見活動の推進のために、倫理規定を遵守し、日々研鑽して頑張っていきたい
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