
高橋尚(巨)1勝、ダルビッシュ(日)4勝、安藤(神)3勝

盛岡市内一周継走322チーム参加明日20日号砲

「高齢者虐待 体重17キロ減 津山の施設、指定取り消しへ」
岡山県津山市の「グループホームRing」で、入所する認知症の高齢者全員の体重が大幅に減っていたことが分かり、同市は17日、「栄養状態を悪化させ、衰弱させたのは虐待に当たる」として介護保険法に基づき、運営する特定非営利活動法人(NPO法人)「高齢者介護研究研修実践の会Ring」の事業者指定を30日に取り消すことを決定した。厚生労働省によると、入所者に対する虐待を主な理由として介護施設の事業者指定が取り消されるのは全国で初めて。
津山市によると、今年3月に同施設を監査。この時点で同施設の入所者は70~90代の女性5人で、全員の体重が入所前と比べて4・5~17キロ減っていた。うち3人が10キロ以上減少し、診断した医師は「施設としての栄養管理に疑問がある」と指摘した。
最も減った女性は入所前に45キロあったのが、1年3カ月後の今年3月時点で28キロに。また別の女性は50キロの体重が10カ月後に33・5キロにまで減っていた。
市は、入所者が衰弱している状態を把握しながら放置するなどの虐待が行われていたと判断。市の監査の際、施設側が勤務していない管理者が勤務したとする虚偽の報告もあったという。
17日、市役所で記者会見した市高齢介護課の島田洋治課長は「入所者は食事を著しく減らされ、低栄養状態になった」と指摘。「施設は状況を把握しながら適切な対応をしなかった」と施設側に怠慢があったとの認識を示した。
平成18年10月、「Ring」の職員から岡山県国民健康保険団体連合会に「指示に従わない入所者に罰則として食事を与えないなどの虐待をしている」と匿名の通報があり、連合会が津山市に連絡。しかし、施設側は否定し、同市はこの時点では虐待を確認できなかったという。
「Ring」は認知症グループホームで16年に岡山県に事業者指定された。
「グループホームRing」の藤井諭理事長の話「虐待の事実は全くない。津山市の主張はでっち上げだ。(問題となった人も含め)入所者は月2回の医師の診察を受けさせ、健康管理はしっかりやっている。処分は明らかな間違いで憤りを感じる。不服申し立てをしたい」(2008年4月17日全国紙)

昨日、認知症高齢者共同生活介護(グループホーム)に関する外部評価者の研修があり、この事件の概要が話されました。
私が聞き及んだ情報によると、東京都と岡山県がいち早く、「外部評価」(または第三者評価と呼ぶことも)を導入してきた経緯があり、誠に残念な出来事

。
このホームも年1回実施されている「外部評価の結果」も高かったし、熱心に取組んでいた印象だっただけに、具体的サービスの実際・中味、取り組みの内容が問われるという大きな課題が残されました

。

これまでもグループホームは密室性が心配されていました。「外部評価」の積極的な導入・義務化によって、入居者のためにサービスの向上や改善、情報公表や地域重視の方向に努める実践が盛んになってきたが、まだまだ不十分な現状があります

。

岩手県でもドンドン増えていく状況があり、いろいろな経営主体が、それぞれの思いのまま設置されている実態も見えます

。利用したい入居者にとっては生活の場、大切な人との関わりの場所、人生最後のより所となるかも知れません。そうした重大さを考えた時、ホームの運営やケアについて、スタッフ育成等々の心配もあります。

地域の一員として見守りながらも、入居者や事業者の方々の一助になりたいものです。