夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

課題その1 医師不足、在宅医がいない!

2018-08-02 15:25:26 | 病院・クリニックづくりの活動!

在宅医療をすすめる際に、いくつかの課題点があるとT医師が問題提起する。
確かに1つ1つ考えてみたいことばかりである。関心がなければスルーしたい内容でもある。
すべてが解決されれば、在宅医療の世界にも光が差し、庶民の暮らし向きも明るく、素敵になる事は間違いない。

■ 課題1 ■
訪問診療に対応できる医師が量的に不足している。とくに、24時間対応できる体制が確保できない診療所が多い。
また、高齢者施設に対して訪問診療を行う医師が不足している。

【対応策・戦略等】

1)在宅医療を提供する医療機関が24時間体制を確保するため、病院と診療所(病診)、診療所同士(診診)、診療所と訪問看護ステーション、薬局等との連携を効率化する。
また、病院勤務医の訪問診療および往診への参入を促進することが求められる。
2)連携の実効性を高めるためには、どのような急変が起こりうるかを想定しておくことが重要である。かかりつけ医が、本人、家族、介護従事者に対して丁寧に説明し、(どこ
までやるかを含めて)合意形成かつ共有しておくことが望ましい。
3)介護従事者に対する発熱などの状態変化へのアセスメントと初期対応スキルを向上させることで、緊急往診の要請頻度を下げることも必要である。
4)急変時に速やかな入院が可能となる後方病床を確保するため、かかりつけ医を通して入院を希望する病院など必要な情報をあらかじめ登録するシステムを構築する。
5)高齢者に対する通院支援の体制を整備することで、訪問診療の需要を抑制することも必要である。たとえば、ヘルパー機能付きのデイケア-診療所巡回バスを市町村で準備し
たり、診療所や病院内に市町村がヘルパーを配置して待合室のケアを担当させるなどの施策が考えられる。

【宮古市の現状】

(1)宮古地区は人口10万人あたりの医師の数が88人。(10万人対155.2)。
一般診療所数は26ヶ所(10万人対45.8)。医師数は最低だが、診療所数は比較的多い。
県立宮古病院で勤務していた医師が開業しているパターンが多い。

(2)県立宮古病院は、平成28年11月から「地域医療支援病院」に認定。日中はかかりつけ医、夜間は救急外来。日曜日は、休日急患診療所へ。
紹介患者は原則紹介もとへ逆紹介。
   役割分担をして、少ない医療資源を有効に活用していくのが医師・住民が共倒れしないための道。
但し、急患は例外!(宮古病院の医師数31名<279床・救急車8台)

(3)宮古病院の救急外来は、夜間当直・週末は2人体制。平日昼間は、各診療科が救急担当当番を決めて、救急車の対応。
各診療科が24時間365日オンコール体制を維持。
当直医以外でも常に誰かが待機している(約10名)☛17時から22時の救急受診患者が多い。


(4)宮古市医療情報連携ネットワーク=みやこサーモンケアネット(ICT情報通信機器)の活用については、病院6施設、かかりつけ医17施設、薬局24施設、介護事業者
31施設、歯科診療所14施設、訪問看護事業者6施設。
☛連携の強化が必須にもかかわらず、活用が不十分である。市民への周知がされていない。
医師や事業所でのICTの操作が不得意な面もある。

(5)宮古医療圏(宮古市55、856人、山田町15,903人、岩泉町9,793人、田野畑村3,534人)<2014年6月>における問題点
1、面積が広い=移動に時間がかる。
2、介護職、看護助手等の不足。
  3、医師不足(人口約85,000人、高齢化率35%、65歳以上の人口約30,000人、65歳以上の20%が認知症=約6,000人が認知症)⇒2025年
  4、かかりつけ医も多忙で専門外の認知症患者を診ることが困難。精神科医も不足→認知症外来等の専門診療は困難⑤人口減少→在宅介護する家族も高齢化



  ・宮古医療圏には、往診・訪問を専門に診療する「在宅医」はいない。

  ・外来+訪問の開業医はいるが、限られた患者のみ診察しており、医師の過重負担となるため消極的である。

  ・医師不足は深刻である。
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往診・訪問診療とは?

2018-08-01 19:57:40 | 病院・クリニックづくりの活動!
往診・訪問診療は、医療上の必要性により、在宅に赴(おもむ)いて診療する必要がある場合にに実施するもの。

往診・訪問診察は、貴重な医療資源をより多く必要とし、外来よりも診療報酬が高く設定されており、医療上の必要性にかかわらず安易に実施されるこのないよう、その実施にあたっては、一定の要件が定められている。

往診
 医師が、予定外に、患家に赴(おもむ)き診療を行うこと。
   *往診は診療上必要があると認められる場合に行うこととされている。

訪問診察
 在宅療養を行う患者であって、疾病・傷病のため通院が困難な者に対して定期的に訪問して診療を行うこと。
   *継続的な診療の必要のない者や通院が可能な者に対して安易に算定してはならないこととされている。


「16キロメートルを超える往診・訪問診療の取り扱いについて」
 
 ⁂保健医療機関の所在地と患家の所在距離が16キロメートルを超える往診・訪問診療については、当該保険医療機関からの往診等を必要とする絶対的な理由がなく、特に患家の  希望によって、行われる場合はは認められないものとされている。

 ⁂なお、当該保険医療機関からの往診等を必要とする絶対的な理由がある場合や往診距離が片道16キロメートルを超えた場合等であって「特殊の事情」があったときは16キロ  メートルを超えて往診等を行うことができる。

  
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ささえる医療へ (HS/エイチエス) !

2015-08-25 23:16:34 | 病院・クリニックづくりの活動!
ささえる医療へ (HS/エイチエス)
村上 智彦

理論社

 

情熱のナラティブ祭りで、生の村上智彦さんの講演を聞くことができました。

迫力満点!度肝を抜かれる思いがしました。

「医療にたかるな」の著書を読み、東京で元夕張診療所長・森田先生の講演を聞くこともありましたが、北海道夕張市のことをよく理解し、現状を分析して、明日への方向性を示して戦っていることが良くわかりました。

しかし、私の理解なんて上っ面だけです。もっと勉強してみたいと思います。

村上智彦さんの”情熱ものがたり”は必見です。

合うもよし!、著書を読むもよし!

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「被災地医療施設復興支援事業補助金交付要綱」!

2015-05-05 10:15:49 | 病院・クリニックづくりの活動!
「被災地医療施設復興支援事業補助金交付要綱」
         平成24年10月17日から施行し、平成24年度の事業の補助金から適用する。

内容は?

【事業種別】は、「移転新築」と「新規参入」があります。
 「新規参入」について紹介します。

【補助事業者】
 新たに沿岸市町村区域内に医科診療所を開設しようとする者(東日本大震災津波の発災時に沿岸市町村区域内で
 医科診療所を既に開設していた者を除き、地域において不足とすると知事が認める診療科に係わるものを開設
 しようとする者に限る。)

【対象経費】
1、施設の新築等に要する経費
  次に掲げる経費を除く。
  (1)土地の取得及び造成等に係るもの。
  (2)他の公的支援の対象となっているもの。
2、医療機器の取得に要する経費
  次に掲げる経費を除く。
  (1)1件あたりの取得の単価が100千円に満たないもの。
  (2)他の公的支援の対象となっているもの。

【基準額】
医科診療所
1、有床  150,000千円
2、無床  100,000千円

  (*施設に係る経費については、延床面積(平方㍍)に242千円を乗じて得た金額を限度とし、
    また、他の公的支援の対象となっている経費がある場合、当該経費を控除した額を基準額とする。)

【補助率】
4分の3


平成27年度中まで適用されると確認しています。

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クリニックのある地域づくり!

2015-04-17 12:02:54 | 病院・クリニックづくりの活動!


2011年3月11日東日本大震災から4年1ヶ月経過しましたが、復興の中心にクリニック=診療所がないことに憤りを感じます。
せめて、中学校区に1ヵ所のクリニックを設置して、地域包括ケアのミニ版を創出していくことが急がれます。
医師の確保は大変なことですが、宮古市、地域ぐるみで方向性を打ち出すことが期待されます。
人の命を大切にしている町としてアッピールできるのではないでしょうか。
景気回復や経済の発展も人がいなくては成り立ちません
不条理な権利だけの主張は許されませんが、限られた現状の中からでも改善はできると思います。

住み慣れた地域で、この町で、安心して生活できるような環境づくりをしていくことに、それぞれが責任を持つこと
例えば、中学校区単位で基本的な生活ができるように見直すだけで、必要なインフラや社会資源が整理・整備されてくると思います。
少子化、人口減少、高齢化を見据えた町づくり、地域づくりが求めれます。
将来の若者たちに「つけを回す」ようなやり方には、抵抗があり禍根を残す気がします。
こだわりのコメントでした。
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クリニックを中心とした町づくり!

2015-03-12 23:11:09 | 病院・クリニックづくりの活動!
中学校区のエリアにクリニック(診療所)がある。

気軽に通院できる町医者がいる。

みんなで支えあう心優しい医師がいる。

高望みはしません。どうか、地域にクリニックを開業して下さい。

一緒にやっていきましょう!
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勝手に・・「応援センター」?

2014-09-19 15:19:13 | 病院・クリニックづくりの活動!


いったい「応援センター」ってなに?
なにをするところなの?
目的は?

①クリニックが地域に定着して、運営が軌道にのるまで精力的に活動します。
②クリニックと住民、各介護事業所と住民、事業所同士の連絡や調整など、住民のためになることに汗をかき活動します。
③不足、不十分なの社会資源の誘致や構築のために奮闘します。
④地域の皆さんとのネットワークづくりのために情報発信します。
⑤いつ来襲するかも知れない大災害に備えて、防災の啓発をしていきます。
⑥地域住民の幸せにつながることはやっていきます。

でも、日常的には、
①高齢者等の見守りや孤立、孤独を解消するような活動を中心にやりたい。
②福祉相談、介護や生活全般の相談、健康相談などやりたい。
③ここに来れば、元気や勇気がもらえるような場にしたい。

運営費や人件費はどこからくるの?
補助金や助成金の入る見込みがあるの?

法人格を持たないと厳しい現実があり、どう位置づけるか?もっともイメージのわかない部署です。
従って、勝手に応援センター=好き勝手に、行動し、応援する。といえます。
こうしたフリーな立場で活動し、発言し、進んでいく所がなければ何事も実現できない現状があります。
理念を高くし、こだわりを活かし、発展させていきたいと思います。
どこまで頑張ってやっていけるか?チャンス!だらけです。

今はキツイように見えますが、この夢が実現したら、とてもステキな地域、町がつくられ、笑顔に満ち溢れた社会になります。
宮古だけでなく、他の地域にも発展していけば、なお、嬉しいことです。
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「夢」のコンビニエンスストアー!

2014-09-18 22:17:41 | 病院・クリニックづくりの活動!


今のコンビニを全面的に賞賛している者ではありません。
コンビニに替わるスーパーとか商店があれば、むしろ、地域密着の観点からはベストだと思います。
しかし、24時間営業とか、食料品、日用雑貨、調味料、飲みもの、雑誌等々いろいろな種類のものを販売している点やATM、公共料金の振り込みが可能となった。郵便ポストもある。
もはや、地域の社会資源の一つとしての役割を得ています。便利な世の中になりました。
これをもっと有効に活用する!
その視点で考えると、たくさん機能を付け加えて頂きたいと思っています。
①停電になると困るので太陽光発電や発電機を整備してほしい。
②駐車場に下水道を完備して、特設の公衆便所が機能できるようにしてほしい。
③ATMや金融機関、役所等との取引を拡大し、支払や振り込み等が何処とでも可能にしてほしい。
④災害時に避難場所や防災の拠点となるように備蓄品の整備など積極的に取り組んでほしい。
等々。


3・11東日本大震災の際に、食料品や日用雑貨、赤ちゃん用品など物資の供給が途絶えて、大変な混乱を体験しました。
お金があっても、購入したいものがなくて制限され、ついには閉店しました。
商店やコンビニ、スーパー様の問題ではありませんが、こうした教訓を今後に生かして頂きたいと願っています。
せめて、7日間以上は供給できるような仕組みを作ってほしいと素人ながらに思う次第です。
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理想のデイサービス!

2014-09-17 11:55:18 | 病院・クリニックづくりの活動!


「デイサービス」の具体的なイメージはありません。
現在、地域にあるデイサービスの取組がステキで、お任せできたら良いと思うからです。
改めて作る必要はないと思います。

しかし、「夢」を広げていくと、
①太陽光発電を設置して、電源を確保すること。
②利用者やご家族様の緊急時にはお泊りもできること。
③日常的に、地域の皆さんとの交流があること。
④災害時には、避難場所として機能を果たせること。
⑤常に、クリニックを初め、他の介護事業所、商店等との連携・協力関係があること。
⑥職員、スタッフが笑顔で、いきいきと働いていること。
等々、際限なく理想は広がります。

地域でデイサービスの役割は大きく、これからの時代にも期待がかかります。
どこのデイサービス事業所にも頑張って頂きたい願いもあります。
当然のことながら、事業所として経営や運営が成り立っていかなければ意味ありませんが、理念を高く掲げて、やり抜く姿勢が大切!
地域の皆さまから応援されるデイサービスへ!・・・・理想です。
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訪問看護ステーション!

2014-09-16 15:18:16 | 病院・クリニックづくりの活動!


「訪問看護事業所」をイメージしたイラストです。

「外来・訪問クリニック」には、欠かせない事業所の1つです。
これを、皆さんにわかりやすく、一目でイメージして頂くことは難しさがあります。

地域医療や地域包括ケアの仕組みを支える重要な位置づけになると考えています。
「訪問看護事業所」には、看護師は必置ですが、全国的にも看護師不足から、どこの地域でも悪戦苦闘しています。


現在の「訪問看護事業所」の充実を図り、運営者も働く方にも安心して経営が成り立つようにして頂きたいです。
また、志のある方は、いつでも「ひとり看護師」でも事業所を立ち上げて活動できるように改善してほしいと思います。
対象者は、在宅で地域に暮らす患者さんや要介護者に限られるので、手厚く、希望に沿った支援が受けられるように体制を整備していくことが急がれます。
こうした体制が整っていないために、退院支援ができなかったり、自宅での看取りが遅れたりしたら大変
医療と介護や福祉が連携していく仕組みづくりの第一歩のような気がします。
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宮古市長より回答をいただきました!

2014-08-04 09:58:14 | 病院・クリニックづくりの活動!
沿岸地区は今日も暑いㇲ

大震災から3年4ヶ月経過したこの時期に、市長へ提言してみました。
少し遅れましたが、丁寧にご回答をいただきました。

ありがとうございます。

けれども、提言、要望した趣旨とは違う、残念な内容です。
回答の全文を投稿します。


木 村 守 男  様

 「私の提言(市長への手紙)」をいただいた「西地区をクリニックのある元気な地域にしたい!」について回答いたします。
宮古医療圏(宮古市・山田町・岩泉町・田野畑村)における医師数の状況は、人口10万人あたりに換算して115.3人であり、全国平均237.8人、県平均199.8人に対し、県立病院を含めた医師の絶対数は不足しているのが現状となっています。
医師及び看護師を含めた医療従事者の不足は、宮古市のみならず岩手県、国も共通した問題であり、短期間で解決できる問題ではないのが実情です。宮古市といたしましては、将来、宮古市の医療機関において医師及び看護師の業務に従事しようとする方に対し、奨学資金を貸し付けることにより、地域医療を担う人材の育成及び確保を図っているところです。
宮古市の公立診療所については、田老、新里、川井でそれぞれ国保診療所を運営しておりますが、いずれも市町村合併前から運営していたもので、それぞれの地域唯一の医科診療所となっております。
宮古西地区の医療機関は、三陸病院(精神科、内科、麻酔科)のみであることは、ご指摘のとおりですが、この地区は、公共交通機関もあり、比較的交通の便もいいことから、新たに公立の診療所の建設の予定はございません。
市としましても、木村様ご提言のとおり、地域医療を担う人材を確保するためには、医師や看護師などのスタッフの負担軽減を図り、地域で支えていく体制を整備することが必要であることは認識しており、市民がいつでも必要な医療を受けられ、安全で安心な生活が送ることができるよう、地域医療の充実、確保に取り組んでまいります。

 平成26年8月1日
                  宮古市長 山 本 正 徳


いっぱい言いたいことがありますが、現時点での回答と受け止めて、引き続き頑張ります。
西地区の医療については、全く手つかず、東日本大震災後も具体的な施策はありません。
急速に押し寄せる「少子高齢化対策」と「地域包括ケア体制」のイメージを期待したいところでしたが、持ち合わせていないようです。
公立の診療所を立ててくれ!と言っている訳ではないのですが、どうも、そのように受け取られたようです。残念
できれば、
具体的に、市としてはこんな構想があり、診療所を実現するためには、こんな支援ができるよ?。
ここまでは協力できるが、ここからは無理だ?。将来は皆で、住み心地の良い町、復興して防災を考えた元気な町にしていこう?。
と言った前向きのメッセージもほしかったのですが?・・・・、やや悲しい内容となっています。
しかし、見方を変えれば、想定内のこと、
滅入ることなく、元気出して、負けないで!  淡々とすすみたいと思います。
応援よろしくお願いします。
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クリニックの設置について(岩手県より回答)!

2014-07-31 18:29:50 | 病院・クリニックづくりの活動!

岩手県政について提言をしたところ、「医療機関の設置について」と題して、ご丁寧にご回答がありました。
とても元気パワーをいただきました。

「被災地医療施設復興支援事業補助金交付要綱」のコピーも添付されています。
         平成24年10月17日から施行し、平成24年度の事業の補助金から適用する。

内容は簡単ですが、

【事業種別】は、「移転新築」と「新規参入」があります。
 「新規参入」について紹介します。

【補助事業者】
 新たに沿岸市町村区域内に医科診療所を開設しようとする者(東日本大震災津波の発災時に沿岸市町村区域内で
 医科診療所を既に開設していた者を除き、地域において不足とすると知事が認める診療科に係わるものを開設
 しようとする者に限る。)

【対象経費】
1、施設の新築等に要する経費
  次に掲げる経費を除く。
  (1)土地の取得及び造成等に係るもの。
  (2)他の公的支援の対象となっているもの。
2、医療機器の取得に要する経費
  次に掲げる経費を除く。
  (1)1件あたりの取得の単価が100千円に満たないもの。
  (2)他の公的支援の対象となっているもの。

【基準額】
医科診療所
1、有床  150,000千円
2、無床  100,000千円

  (*施設に係る経費については、延床面積(平方㍍)に242千円を乗じて得た金額を限度とし、
    また、他の公的支援の対象となっている経費がある場合、当該経費を控除した額を基準額とする。)

【補助率】
4分の3


ご存知の方には大した情報でもありませんが、私にとっては重要なこと。
クリニックを建設して運営するにはお金がかかります。
被災地である岩手県に、新規参入にも建設費の一部補助金制度があることは助かります。
土地は市有地を賃貸借できないか?これから請願していきたいと考えています。
やっぱり、行き着くところは「開業志向の医師の確保」になります。

こうした活動で感じるのですが、医師が地域で開業しやすいような環境づくりをしていく施策も重要だと思います。
公立病院の運営で精いっぱいと思いますが、もはや、それだけではないはずです。
身近な地域住民の健康や生命を守り、安心な暮らしにつながる地域医療は、ますます大切!
理想的な「かかりつけ医」がいれば、予防に、健康管理に関心を持っていく。自分の健康は自分で責任をもって考えていくようになると信じています。
理想の医師を探して頑張ります!
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夢のクリニック!

2014-07-06 19:56:33 | 病院・クリニックづくりの活動!


クリニック=診療所、薬局、コンビニエンスストア又はスーパー、訪問看護、デイサービス、応援センター・・・・・。
こうした事業所が一致協力して、地域の住民を支えていきます。

これに宅配、運送など物流の機能が整えば、食糧、水、日用品、薬品などが補給され、命をつなぎとめることが可能となります。

2011年3月11日の東日本大震災で、津波被害を受けなかった地域でも孤立した状態が続きました。

停電になると断水になる心配があります。
お金があっても食料や商品を購入できない状況になります。
薬品が準備されないと病気の方は困ります。

この「夢のクリニック」では、地域ぐるみで住民を守ると同時に、「防災対応拠点」として機能する役割があります。

まず、こうした設備や機能を持ったモデル地区を作って実践することを始めたいのです。
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事業計画のステップアップ!

2014-04-04 16:37:15 | 病院・クリニックづくりの活動!


「事業計画書」を見直し、作り直してチャレンジします。
文字は少なく、わかりやすく!!
説明も必要になってきます。
原点に立ち返りながら、今度はエクセルでやってみます!!
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開業志向の医師を探しています!

2014-04-02 10:53:57 | 病院・クリニックづくりの活動!
医師募集
開業志向の医師を探しています!      

岩手県宮古市西地区(千徳地区)は人口9,243人、高齢化率27.66%。
隣接の地域(花輪地区)は、人口3.302人、高齢化率30,68%。
宮古市全体の人口が57,490人。約2割以上の人口が集中している。<平成25年12月調べ>

幼稚園、保育所、小・中学校、介護事業所、仮設住宅がありながら、診療所=クリニックや開業医等がない。
精神科病院はあるものの、医療環境の不十分な空白地区である。

この地区に、開業医を招聘して「クリニックを中心とした復興・町づくりを目指したい!」これが想いである。

理念は

①何よりも命が大切。
②その人らしく生きることを応援すること。

事業の目的とコンセプトは
『本事業は、高齢者や被災者の方々で困っている宮古市西地区の人々に対して、応援センターを中心とした外来・訪問クリニック、多機能介護事業所、商業施設をつないで見守り、自宅でも安心・安全に自分らしく生きることを応援する町づくり事業です。』

<3月の活動報告>
3月は上京の機会があり、尊敬するF氏と意見交換。
現状の分析と今後の方向について、ご指南を頂きました。

クリニック誘致にこだわり、医師を招聘する活動を続けていくのか?
クリニックを立ち上げ、経営し、医師を採用して理想の地域医療をすすめていくのか?
プレゼンの後も、医師がいなければ前進しない夢の中味について、歯がゆさ、もどかしさがありました。
誘致なのか?
自分でクリニックを作るのか?
大変、おおきな違いがあり、決断するにも十分な決め手が見つけれない状況でした。

しかし、クリニックの建設や経営は医師でなくても可能である事を知り、実際にそれを実践したF氏と面会して学びを頂きました。しかしながら、それを自分なりに納得するまでに時がかかってしまいました。

宮古に戻ってから、資金調達の計画も含めた事業計画書を作成しています。
夢の実現のために、人、モノ、金、仕組みを具体的にどうするのか?
もっと重大な決断をすることが迫られています。

29日、盛岡・おでってプラザを会場に開催された「第三回ナラティブ講演会」でプレゼンをさせて頂きました。
主催者代表の松嶋さんやもりおかナラティブ勉強会メンバーの皆さんには、厚くお礼申し上げます。
参加者は、医師や医療関係者、介護、福祉、行政、一般市民の皆さまが参集され、とても緊張感のある中で、夢の発表を、想いをお届けすることができました。
本当にありがとうございます。
まだ長い道のりですが、皆様との出逢いやご縁を大切に、励みに変えて、頑張ります。
これからも、よろしくお願いします。
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