
地区の民生委員・児童委員協議会の定例会に市社協の事務局長が来て「歳末助けあい募金等」の説明をする。初めてのことだ

。
何故、民生委員が募金活動をしなければいけないのか?やっと10月に「赤い羽根募金」が終わったばかりなのに。

疑問は深まる

。
小中の不登校率なぜ低い 全国最小
昨年度の県内小中学校の不登校生徒数は876人で、千人当たり8・1人は、全国で最も少なかった。文部科学省の調査によるもの。
現場を歩くと、少子化で教員や教室に余裕が生まれ、別室登校などの対策が不登校率を下げていることが分かる。高校生は、通学日数が少ない通信制が受け皿になっているが、課題もあるようだ。
◇
■少子化で学校の指導に余裕
「年間30日以上、病気などをのぞく心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない」。
文科省の不登校の定義だ。適応指導室への通学や保健室登校は含まれない。欠席日数は年間30日未満だが、大部分を所属する学級の教室以外で過ごしている「別室登校」の小中学生は、盛岡市教委によると、昨年度69人いた。
高校の教諭資格を持つ尾形岳彦さんは、盛岡市大通のフリースクールで教えている。
岩手県の不登校率の低さについて「少子化で生徒数が減り、空き教室が増えたからこそ、別室登校などの対策を取ったりして、自分の学校で抱えて指導する余裕ができたのではないか」とみている。
盛岡市立見前中学校で昨年4月からスクールアシスタントをつとめる山崎純さんは「不登校が減っている実感はないけど、別室などで個別に対応するシステムができたことで、以前より生徒は学校には来ている」と話す。
見前中では3~4年前から、5人の支援員と4つの別室登校用の教室を用意している。
最大17人の生徒が利用する。山崎さんは「対人関係や家庭の事情で学校に来ること自体が壁という生徒に、空いている教室で滞在時間を延ばしながら、給食だけ普通学級に食べに行かせるなど、少しずつ生徒同士の接点を増やしている」という。
■高校生は通信制が受け皿に
フリースクールに通う県内の男子生徒(18)は昨年10月、人間関係のトラブルで学校に通えなくなり、約半年間、家にひきこもる生活が続いた。
今年3月、公立高校から移ってきた。「中学から部活をやっていたし、『俺は学校に行けないような人間じゃない』と思っていたけど通えない。『周りから変に思われ、いじめられるのでは』と思って別室登校もできず、つらかった」
文科省の調査によると、昨年度の県内の高校生の不登校は584人で、千人当たり15・3人。全国平均の16・8人を下回るものの、全国的に目立って低くはない。小中学校の不登校率と比べると2倍近い。
小中学校と違い、高校では、通信制に通うことができる。
県教委などによると、5月1日現在で県内高校生38551人のうち、県内で許認可を受けた通信制高校に通う生徒は1916人いる。約20人に1人が通っている計算だ。隣県を調べてみると、宮城県は39・4人に1人、青森県は44・4人に1人、秋田県が47・3人に1人で、岩 手県は圧倒的に多い。
課題もある。中学生のときに不登校になり、通信制高校に進んだ場合、3年間で卒業
できる生徒は多くはないといわれている。
例えば、県立杜陵高校。盛岡市の本校では、1年次70人、2年次65人、3年次31人に対し、4年次が783人いる。在籍可能年数は15年。
ただし、卒業年次が長くなるのには理由がある。進路が決まってから卒業しないと、再び家にひきこもってしまう可能性がある。就職先が見つかってから卒業しようという生徒も少なくない。
中野洋一副校長は「10年以上かかって卒業した人もいる。何年も学校に来ていなくても一歩部屋から踏み出して学び直そうという気持ちになってくれれば、みるみる変わる」と話す。
(2012年11月16日朝日新聞岩手版))

学校教育の領域は、進行中というか?過程の話が多いためコメントも出しにくい。
数値で現わされているが、すべてを鵜呑みにはできない気がする。不登校率が少ないことは良いことだ。

一見、充実した体制が準備されているような印象だ。しかし、「不登校が減っている実感がない」というのも事実だ。

通信制高校の県立杜陵高校の「4年次が783人」、「在籍可能年数が15年」というのも初めて知った情報だ。県民や関係者がどう考えているのか?

じっくりと聞いてみたいものだ。