夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

発達理論の追求は、我が青春!

2005-08-06 21:10:01 | 歌・CD・趣味・その他
障害児の育つみちすじ

ミネルヴァ書房

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川添邦俊(故人)先生は、障害をもつ子どもも健康な子ども同じ発達の過程をたどっていく、特別視しないで時間をかけ、ゆとりを持って、みちすじを支援していくことが大切である。1人ひとりが違う発達の仕方をしていくことを支援者は研究する必要ある。と強調されていたように思います。宮古市にお招きして講演会をしました。何度か追っ掛けて先生のお話を聞きました。先生の研究活動から、やがてたくさんの実践・記録本が出版されました。
川添氏の「障害児の育て方と言語」青木書店
青木嗣夫氏等の「育ち合うこどもたち」ミネルバ書房は、京都・与謝の海養護学校の実践を発達保障理論にそってまとめたものでした。
西村章次氏の「障害の重いこどもたち」ミネルバ書房は、重度・重複障害児の成長・発達の道筋を実践的にまとめられたものでした。
清水寛・秦安雄氏の「ゆたか作業所・障害者に働く場を」は、成人期の成長・発達を労働体験を通して仲間と共有していく。それぞれに同じ年代でしたが障害者の発達を特別視せず、同じ人間として共通の発達課程を経て生きていくのだ。といった問題提起は衝撃・感動でした。心のどこかに発達理論を刻み込みながら実践してきましたが、日常の雑務や多忙に押し流されて十分な検証ができなかったことが悔やまれます。しかし、いい時代に実践的な先生方と出会い、著書にのめりこんで学習できたことは貴重な財産となりました。
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開業へ・・・軌跡その7

2005-08-06 15:58:33 | 開業社会福祉士事務所までの軌跡
平成12年介護保険法が成立し、この制度を支える「車の両輪」というフレーズで成年後見制度が成立しました。100年以来の民法の一部を改正してまでやる重要性がせまっていました。平成15年障害者には支援費制度が導入され地域で支える体制づくりが着実に進められていく中で、誰が地域での支え、受け皿の担い手になるのか、疑問と不安が湧き上がってきました。生涯研修を履修、成年後見研修、独立型社会福祉士全国研修会などを通じて、日常の業務との矛盾、理念と現実に起きる葛藤をより大きく感じ30年間の歩みを振りかえることもありました。平成16年3月、地域で一人のソーシャルワーカーとしてチャレンジする道を選択し退職を決意しました。同時に、独立型開業社会福祉士としての新たなスタート、挑戦のはじまりでもありました。東京在住の先駆者久保田さん、戸田さんとの出会いが勇気・元気・やる気を与えてくれました。早速、平成16年4月から「見習い開業事務所」として自宅に準備室をつくり孤軍奮闘がはじまりました。
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無限の可能性を知る!

2005-08-06 10:39:38 | 歌・CD・趣味・その他
講座発達保障への道 (2)

全国障害者問題研究会出版部

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大学卒業が近づく、進路が決まらない。迷う。丁度そのときに田中昌人氏の講演を聞きました。「発達保障とは何か?」衝撃的でした。モヤモヤが、迷いが吹っ切れた思いがしました。以来、田中氏の著書を中心に読みました。全国障害者問題研究会にも参加して研究活動がはじまりました。私は、知的施設に就職しましたが、「全障研」は教育現場サイドの考え・意見が強く、施設の現状との接点がかみ合わず、取り組みには工夫を、試行錯誤を、議論を必要としました。「どんなに障害が重くても発達の可能性がある」「希望があれば受け入れていく」「みんなで支えていく、成長していく」「発達する権利がある」・・・理念の塊の中でみんなで一生懸命に実践しました。
児童心理学試論ー新しい発達理解のためにー 三和書房
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