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銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
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バンコック・デンジャラス

2009年09月26日 01時11分11秒 | 洋画サスペンス
BANGKOK DANGEROUS/08年/米/100分/劇場公開
監督:オキサイド・パン、ダニー・パン
出演:ニコラス・ケイジ、 シャクリット・ヤムナーム、チャーリー・ヤン

<ストーリー>
完全無欠の殺し屋が最後の仕事でミスを犯し、窮地に追い込まれていく様を描く。
<感想>
オリジナルの邦題は『レイン』だけど、原題は『バンコック・デンジャラス』。
何故『レイン』という邦題が付けられたのかと云うと、ラストの雨のシーンが印象的だったから。

で、今回リメイクとなる本作では原題をそのまま公開タイトルとして引用。
実は「レイン=雨」に纏わるシーンも出てくるのだが、どうやら配給会社が本編に対して余り意味が無いと判断したのか、邦題タイトルとしては用いられなかったようです。

なんかうんちくまがいな事を書いてしまったが、それ程酷い作品ではなかったです。

只、暗殺者にニコケイを用いた事が大失敗だったんですな。

彼なりに激しいアクションを披露してはいるが、どっちかつうとハゲしい頭ばかりに目が移り、薬局で出会った女性に恋して鼻の下デロンと伸ばしながら、地味に暗殺計画を実行しようとするも、女性の涙が頭を過り失敗しちゃっている辺りには、

何処が凄腕の暗殺者やねん!

彼なりに掟成るものがあるのだけれど、一番大事な‘堅気の人間と交わるな!’を、いともあっさり破り捨て、結局それが災いして自滅しているのだから、同情の余地すらないです。

専らニコケイの顔からして馬面だし、ノベェとした顔して悪党を殺していても、全然カッコいい暗殺者には見えないのだから、これは明らかに人選ミス。

これがもっと凄味のあるキリッとした顔でありながら何処かしら寂しさを漂わすような役者(思いつかないけど)ならば、ラストシーンにも感動出来たかも。

演者がその作品のイメージに合っているかいないかで、映画の雰囲気もガラッと変わる。
決してストーリーは悪くない。
全てニコケイのダサキャラが台無しにしてしまっている!

関連作:『レイン』(オリジナル)

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
09/09/25DVD鑑賞
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THE CLASH ザ・クラッシュ

2009年09月24日 20時10分00秒 | 洋画ホラー
STUCK/07年/加・米・英・独/94分/劇場未公開
監督:スチュアート・ゴードン
出演:ミーナ・スヴァーリ、スティーヴン・レイ、ラッセル・ホーンズビー

<ストーリー>
さえない中年男を車で轢いてしまった看護師。昇進が決まり、幸福の絶頂にいた彼女は遺体を処理し、事件を隠ぺいしようとするが・・・。
<感想>
見所は何と言っても予告編でも観れたミーナ・スヴァーリの全裸ファック。
『デイ・オブ・ザ・デッド』では勇敢な女性兵士を演じていた彼女が、

童顔に似合わぬ豊満なバストを揺らしながら喘ぎまくる

というファンにとっては夢のようなシーンが!!

んが、よそ見運転で人を撥ねたくせに、昇進がかかっているからと恋人をも巻き込み事件をひた隠そうとする悪魔的な彼女の役に全く賛同できず、観ていてイライラするばかり。

逆に、フロントガラスに突っ込み血まみれになりながらも、奇跡的に息を吹き返し、助けを求める中年男の不運さに同情しつつ、彼が終盤で起こす一見非道的な逆襲部分に対しては、「正義」という意味合いを込めて、してやったり!とすっきり爽快。

やられてばっかりで、自分の立場しか考えず人道に反する女の行動の数々にはかなりムカムカしたが、最後の最後で中年男が壮絶な御返しパンチ(自滅ともいえるが)を食らわした瞬間は、一気にムカつきも吹き飛び心の中で拍手喝采。

ラスト10分の爽快さがあって、ようやく救われた様な作品。
これがラストまで女目線の物語だったら、間違いなくゴミ映画だったでしょう。

被害者の折れた脚から突き出た骨を近所のワンちゃんがしゃぶるというブラックさはスチュアート・ゴードンらしさが見て取れ大笑いしてしまった。

評価:★★☆
09/09/24DVD鑑賞
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オカルト

2009年09月24日 19時33分15秒 | 邦画ホラー
08年/日本/110分/劇場公開
監督:白石晃士
出演:宇野祥平、吉行由実、近藤公園、東美伽

<ストーリー>
映画監督が未解決の無差別殺人事件の調査に乗り出し、事件の背後に隠れ潜む超常現象を映像に収めようとする。
<感想>
イカサマ伝道師・白石晃士監督の『ノロイ』に続くフェイク・ドキュメ第二弾。

決して騙されないバカバカしさはあるものの、この監督はいかにも本物っぽく撮る(編集する)ので苦笑しつつも観入ってしまうんだよなぁ。

吊り橋での通り魔殺人事件から良くまぁここまで話を膨らませるもんだと感心しきり。

UFO・心霊映像・意味不明な靄・予知能力そして渋谷スクランブル交差点での自爆大量殺人。

物語を引っ張るネットカフェ難民でもあり、何か仕出かしそうな危ない風貌の派遣社員男の妙に熱の入った演技や、黒沢清といった大物監督を突然登場させたりと、いかにも的な演出に少々現実的に思いながらも、心の中では「嘘くせえ」と呟いている自分がいるのだが、どういった結末に持って行くのか確認せずをいられない自分もいる訳で。

こういう心境を持たせる事が監督の狙いでもあるのだろうが、下手な監督が撮っていればこうはいかないもんですよ。

なんちゃって現象も実に巧妙に作られているし、犯行前に『インディ4』を劇場鑑賞してスピに後押しされたと真剣に話す所とか、「21年後・・・共謀罪で服役していた白石晃士が出所」とか細部に渡って芸も細かい。

しかしオチで一気に現実に戻されるのはご愛敬か?
でもまぁあのオチだからこそ、フェイクの境目をはっきりさせ、観る者に安心感を与えるという監督の粋な計らいと思えば納得も出来るわな(笑)。

オフィシャル・サイト

評価:★★★☆
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切り株画像(映画『サスペリア・テルザ 最後の魔女』より血肉の貢物)

2009年09月24日 02時22分49秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
魔女に捧げられた血肉という名の切り株連打。
1枚目

口裂け女ではない。

2枚目

う○こではない。
この後、自らの腸で首を絞められる。

3枚目

市川純が車内トイレのドアで顔面粉砕される。
アーシア・アルジェントやり過ぎ。魔女以上の残虐さにお前こそ魔女。

4枚目

首をスパッと切られ・・・

5枚目

刃で顔面めった切りにされ、何が何やらの無惨な姿へと。

6枚目

そして自ら首を切り、魔女への忠誠心を誓う。

7枚目

『サンゲリア』ではない。
良く分からない拷問器具で目玉を潰された女性。

8枚目

決して口に咥えた大人の玩具ではない。
これもまた良く分からない器具でアソコから口へと貫通された女性。

9枚目

主人公のダチだが、この後魔女の呪いか物凄い勢いで襲ってくるタフガイ。

10枚目

腕チョンパ。
「イヤッハ~!!」とは決して言っていない。

11枚目

折れた石塔が魔女にズドン。
全裸です。
総合切り株度

レヴュー『サスペリア・テルザ 最後の魔女』
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サスペリア・テルザ 最後の魔女

2009年09月24日 01時48分45秒 | 洋画ホラー
LA TERZA MADRE/07年/伊・米/98分/劇場公開
監督:ダリオ・アルジェント
出演:アーシア・アルジェント、クリスチャン・ソリメノ、アダム・ジェームズ

<ストーリー>
現代のローマに復活した、「涙の魔女」に立ち向かう女の運命は?
<感想>
今更言わずもがな、アルジェントによる魔女三部作の完結編。

冒頭から惨たらしい切り株をド~ンと叩きつけて、鑑賞意欲を高めさせてくれたけれど、う~ん?何かストーリーが安っぽいぞ、と。

おっぱい切り株おっぱい切り株の繰り返しで、物語に厚みが無く只単にエログロ作品で終わっちゃってる。

グロいけど恐怖的なものは感じず、最終章にしてこんなものなのかと頭を抱えてしまう位、つまらん。

「あはははっ!」と助かった男女が路上で顔を見合せて笑うエンディングからして盛り上がり感ゼロ。

不吉な前兆を予感させる出だしは良かったのだが、猿と亡霊母さんが登場してからはやけに安っぽい『ポルターガイスト』みたくなってしまい、物語が進むにつれ失速していく脚本の甘さと、尻つぼみエンディングに落胆の色を隠せなかったのは私だけじゃないはずだ!!

関連作:
『サスペリア』(第1作)*個人的評価:★★★★
『インフェルノ』(第2作)

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
09/09/22DVD鑑賞
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