銀幕大帝α

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007 スカイフォール

2013年04月03日 14時00分19秒 | 洋画アクション
SKYFALL
2012年
イギリス/アメリカ
143分
アクション
劇場公開(2012/12/01)



監督:サム・メンデス『アメリカン・ビューティー』
出演:
ダニエル・クレイグ『ドラゴン・タトゥーの女』・・・ジェームズ・ボンド
ハビエル・バルデム『ノーカントリー』・・・ラウル・シルヴァ(ティアゴ・ロドリゲス)
レイフ・ファインズ『タイタンの逆襲』・・・ギャレス・マロリー
ナオミ・ハリス『ニンジャ・アサシン』・・・イヴ
ベレニス・マーロウ・・・セヴリン
アルバート・フィニー『ボーン・レガシー』・・・キンケイド
ベン・ウィショー『パフューム ある人殺しの物語』・・・
ジュディ・デンチ『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』・・・
ロリー・キニア『007/慰めの報酬』・・・タナー
オーラ・ラパス・・・パトリス

<ストーリー>
潜入調査の情報が記録されているハードドライブが強奪され、ボンドは敵の組織をあと一歩まで追い詰める。しかし、先に潜入していた同僚のロンソンが傷を負ってしまう。

-感想-

おぉ~Qがっ!?
あぁ~Mがぁ…。

007も世代交代の時期がやってきたんですかね。

ボンドもタイトルロールと同時に死亡扱いされちゃいまして。
これで本当に死んでたらある意味面白いのにとか思っても死ぬ訳ないしw

オープニングからして怒涛のアクションシーンの連続。
一気に引き込まれるんだけれど、イヴさんのど下手な狙撃に失笑。
ボンドのアシスタントのくせにこれじゃあ単なる役立たず。
ダニエル・クレイグの重機を操縦する姿が可笑しくてねぇ。
幾ら外見格好良くても、物によっては似合わないんだなって。

で、死んだと誤解されていたボンドは美女を抱き、酒を飲んでバカンス三昧。
けど、そこで観たTVニュースでMI6が何者かに爆破された事を知ってヨッコラショと重い腰を上げるのね。

そこからはボンドはMを守る為に黒幕シルヴァを追い詰めていく。
この悪の親玉シルヴァは元エージェントでMに対して深い恨みを持つ男。
しかも歯がガポッと自由自在に外せる奴でね。
これが殺し屋ジョーズみたく鋼鉄の歯だったら強力な武器になったのに。
単に外せるだけだとつまらんねぇ。

一旦捕らえられたシルヴァだけど、いとも簡単に脱走しちゃう。
どうやって逃げ出したのかは描かんのね。
そこは観たかったなぁ。
コモドドラゴンのシーンよりこっちの方が需要だと思うだけども。

中盤辺りではボンドがシルヴァと対面する場所として長崎の軍艦島が登場。
と云っても本当の長崎軍艦島じゃなくてあくまでもパクッた、あ、いやいや参考にした島なんだけど、セットにしては細部に渡って豪快に作られている。
(そういえば、エンドロールの最後に日本語で「軍艦島 長崎県」と記してあった。
こういうのを観ると日本人としては嬉しくなるなぁ)
たったあれだけの登場なのに、あそこまでリアルに巨額を投じて作り上げてしまうあちらの映画はやること全てが桁違い。
そこでボンドとシルヴァはセブリンの頭にウイスキー入りグラスを乗っけてウィリアム・テルごっこを始めるんだけど、あっさりと撃ち殺されるセブリン嬢。
一体何しに出てきたのか、ベレニス・マーロウ。
ボンドガールにしては扱いが酷すぎて泣けてきます。
彼女のボンドガールとしての唯一の仕事が曇りガラスのシャワールームだけってのは残念極まりない。

後半はボンドの生家で、シルヴァが率いる武装集団とドンバチ。
撃ち合い、爆破、最後にはプロパンガスボンベ爆弾で一瞬にして家が消し飛ぶど派手戦。
老体に鞭打ちMも参戦するここの戦いは結構観ていて楽しい。
1人の悪党と氷が張った湖の底へと落下していくボンドが、脱出する際に出口が解らなくなって、悪党が携帯していた照明弾奪って発射。
難を逃れるのは良いけれど、なんで運良く悪党が照明弾持ってるのか。
余りにも都合が良すぎる感じが・・・。

全編に渡ってアクションシーン満載で、且つそれらのシーン一つ一つが適度の長さを保っているので飽きない程度に見応えは十分。
小休止挟みながらも140分間をじっくり楽しめます。

願わくはもっとQが開発したカラクリ道具を登場させて欲しかったかなぁ。
後、ボンドカーも機関銃ダダダダッだけじゃ寂しいのぉ。

評価:★★★☆
13/04/03DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-04-03
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『007/ドクター・ノオ(1962)』(シリーズ第1作)
『007/ロシアより愛をこめて(1963)』(シリーズ第2作)
『007/ゴールドフィンガー(1964)』(シリーズ第3作)
『007/サンダーボール作戦(1965)』(シリーズ第4作)
『007は二度死ぬ(1967)』(シリーズ第5作)
『女王陛下の007(1969)』(シリーズ第6作)
『007/ダイヤモンドは永遠に(1971)』(シリーズ第7作)
『007/死ぬのは奴らだ(1973)』(シリーズ第8作)
『007/黄金銃を持つ男(1974)』(シリーズ第9作)
『007/私を愛したスパイ(1977)』(シリーズ第10作)
『007/ムーンレイカー(1979)』(シリーズ第11作)
『007/ユア・アイズ・オンリー(1981)』(シリーズ第12作)
『007/オクトパシー(1983)』(シリーズ第13作)
『007/美しき獲物たち(1985)』(シリーズ第14作)
『007/リビング・デイライツ(1987)』(シリーズ第15作)
『007/消されたライセンス(1989)』(シリーズ第16作)
『007/ゴールデンアイ(1995)』(シリーズ第17作)※個人的評価:★★
『007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)』(シリーズ第18作)
『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999)』(シリーズ第19作)
『007/ダイ・アナザー・デイ(2002)』(シリーズ第20作)
『007/カジノ・ロワイヤル(2006)』(シリーズ第21作)
『007/慰めの報酬(2008)』(シリーズ第22作)
『007 スカイフォール(2012)』(シリーズ第23作)
『007 スペクター(2015)』(シリーズ第24作)
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2020)』(シリーズ第25作)
『007/カジノ・ロワイヤル(1967)』
『ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)』
『007/ジェームズ・ボンド・ストーリー(1999)』

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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ボンドガールがもったいなかった。 (ミス・マープル)
2013-04-03 16:50:28
きれいなお姉さんはあっという間に殺されましたね。
残念です。ハビエル・バルデムの存在感は大きかったです。
これは劇場で見ましたが、とにかく音楽がよかったです。女で失敗したボンドの反省ぶりがよく見られました。でもちょっと物足りなかったなあ。
返信する
こんにちは (morkohsonimap )
2013-04-03 17:09:19
色んな意味で世代交代のボンド映画だったような
M、Qそしてミスマネー・ペニー
まさかミスマネー・ペニーがエージェントだったとは
だから肉体関係に発展しなかったのね
配給会社も変わったし製作会社のロゴも変わったし
ボンドのあの銃口に血が流れるボンド映画の象徴映像がオープニングからクロージングに変わっちゃうし

50年の節目だったのかなぁ
アクションシーンも絶対的に多くなってました
返信する
こんばんは~♪ (ちゃぴちゃぴ)
2013-04-03 22:28:19
相変わらず、観るの早っ!
冒頭、テンションあがりまくりましたねぇ。アデルのOPがまた良い感じで。
今回のボンドガールは、実はジュディ・デンチということなんでしょうか。(ボンドガールって、ボンドと関係もたなあかんのだっけ?)
キレイなおねいさんが「出た、消えた」くらいの印象しかないんだよねぇ。

あっちこっち行きながらも、結構内輪の内紛だったりするのは、新鮮だったかな。ボンドの生家でのクライマックスは、冒頭ほどの派手さがなかったんよねぇ。でも、Mの心情やらなんやかんやで、えらく内面劇でもあったね。
新Mはヴォルデモート(ハリポ)もしくはハデス(タイタン)で、Qはヘンタイ調香師(パフューム)で、悪いやっちゃなぁと一人笑ってました。
しかしまぁ、スーツ萌えしちゃうわ。
ダニエルさんのドリームハウスが本数少なくって、先になりそう。この頃、血まみれ映画の入荷がめちゃ少なくって、ザ・ウーマンもインブレッドもありまへん。ピエロは私も興味があって、準オチ待ってたら先越された。ウォーキング・デッドのS2はのらのらと進んでます。
返信する
>ミス・マープルさんへ (ヒロ之)
2013-04-03 23:50:40
こんばんは!
コメント&TBありがとうございます。
ボンドガールの呆気なさには拍子抜けでした。
ハビエル・バルデムは『ノーカントリー』でも異彩を放っていましたが、今回も悪役を見事にこなしていましたね。
音楽良かったですよねぇ。
マープルさんは劇場で鑑賞されましたか。
ダニエル版3作はボンドが人間的で結構好きです。
返信する
>morkohsonimapさんへ (ヒロ之)
2013-04-03 23:55:17
こんばんは!
コメント&TBありがとうございます。
あ、ミスマネー・ペニーを記事に書くのを忘れてました。
単なるMの秘書じゃなかったんですね。
こういう裏設定があったなんて知らなかったので、意外な形での登場には驚きました。
配給会社が変わると、色々作品も変わってくるものなんですねぇ。
記念的作品なので、派手に見せようとする製作側の意図もはっきり見えてきました。
返信する
>ちゃぴちゃぴさんへ (ヒロ之)
2013-04-04 00:05:22
こんばんは!
これは観たかったので、レンタル開始日の前日にフライングゲットしまして、深夜に見ました。
オープニングが凄くカッコよくてねぇ。
音楽がまた最高でした。
確か、アカデミー賞獲りましたよね、この曲。
今回はボンドガールは3人になるんでしょうか。
それにしてもセヴリンの扱いは酷かったです。

結局は内輪揉めなお話でしたが、脚本が良いのか、えらく引き込まれる展開でした。
Qは若返りましたねぇ。
演じるのが『パヒューム』の変態兄ちゃんってのがまた面白いです。
ダニエルさんはほんとスーツ姿が似合います。
やっぱボンドはビシッと正装していないと!ですよね。

『ドリームハウス』はネットレンタルで今日届きました。
まだ観ていません。
うちのゲオは割りとホラー映画を少なくても1本は入れてくれるのでありがたいです。
そういや『インブレッド』も入荷されていましたが、私が先延ばししていて借りてないです。
これは旧作になってからでいっかなぁと思ってます。
ピエロは見てください。
ちゃぴさんもお気に召すと思いますよ。
あれはかなり楽しめました^^
返信する
こんばんは。 (大阪ひろき)
2013-04-04 02:46:46
ヒロ之さん、こんばんは。
本作は、劇場公開時、映画館で、観ました。オープニングのド派手なアクションシーンで、いきなり心を鷲掴みにされてしまいました。
本当に、全編、アクション満載で、とても楽しめました。
中盤、若干、ダレ場がありましたが、後半、一気に、盛り返して来たので、大いに、楽しめましたよ。
ただ、ラストバトルの舞台が、一軒家でしたので、行動範囲が狭く、あまり移動しないので、画面の変化に乏しくて、肝心のラストバトルの見せ場としては、やや物足りなさはありましたが、それでも、爆破シーンに、銃撃戦と、物凄い迫力でしたよね。
最後は、意外な展開に、ホロリとされられましたが・・・。
新しい「007」シリーズにも、期待したいですね。

それから、いつも、丁寧なコメント返しを有難うございます。僕は、他のブログやサイトでも、何人かの人とコメントのやり取りをしていますが、一番、ヒロ之さんが、丁寧且つ優しいコメントを下さるので、とても感謝しています。本当に、いつも有難うございます。最近、あるサイト(ブログ)に当たり障りのない真面目なコメントして、スルーされて凹んでいます。
何が原因だったのか、分かりませんが・・・。
インターネット上のやり取りって、中々、難しいですね。
それでは、失礼致します。
返信する
007は二度死ぬ (iina)
2013-04-04 10:55:21
きのうにアップしたDVDでしたか、それともBRの方でしょうか。

ボンドは、二度死にますから、簡単には死なないことになってます。(^^ゞ
若いころに、事務改善月間にスローガンを事務所に飾ることになり、iinaは「007は二度目に死んだ」を下げたのです。
すると、後輩が事務所に掲げるには不謹慎だと申した直後の朝礼で、若い女性がお気に入りのスローガンに名指ししてもらって溜飲を下げました。それからは、いわなくなりましたよ。エヘン

ところで、ブログの世界ではTB返しも、ましてやコメントを返してもらうのは難しいですよ。
放ったTBが自分のブログに残るとか、残したコメント先に相手が綴ると自分のブログに転送される仕組みでも整ってない限り、残念ながら期待できません。
それほど日本人はハンドル・ネームを使っているにもかかわらず、寡黙です。

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お詫び (urara)
2013-04-04 22:23:30
TBありがとうございます。
で、こちらからもお返しTBさせて頂こうとして、誤って違う映画のものでやってしまいました。
すいません。
どうぞ情け容赦なく削除してやって下さいませ
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こんばんは (yukarin)
2013-04-04 22:35:33
冒頭から激しいアクションシーンで引き込まれました。
でも、今回のボンドガールは印象がすごく薄いです、汗
一応Mがボンドガールなので仕方がないですね~。
切ないラストでしたが、世代交代にはいいタイミングだったと思います。
最後のシーンではニヤリとしちゃいましたわ~。
次回作が楽しみです。
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