銀幕大帝α

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鉄板ニュース伝説

2009年06月06日 23時12分39秒 | 洋画コメディ
News Movie/08年/米/90分/劇場未公開
監督:ジェームズ・クライナー
出演:スティーヴン・セガール、レン・キャリオー 、サラ・マクリエゴット

<ストーリー>
おバカなニュースを流すTV局がテロリストにジャックされる。
<感想>
昨日観たコメディ映画に比べれば同じ米国作品だけど、数倍面白い。
コメディにも色んな種類があるけれど、こちらはニュースをパロディにした映画。
嘘八百なニュースをキャスターが真面目に伝える。

本作に出てくる「オニオンニュース」は実際に米国で放映されているパロディニュース番組で、これは劇場版。
エイプリルフールになると各紙で嘘の記事を出すが、それを年がら年中TVで放映している番組みたいなもんかな。

初っ端に流れるニュースは車に義務的につけるようになった「ネックベルト」なるもの。
要は首に取り付けるシートベルトみたいなものなのだが、いきなりの首チョンパで幕を開けるものだから切り株派にとってはこの出だしには堪らない。

その後は家が爆発炎上しているのに、リポートしているのは隣家の紛失した靴下を探す男だったり、黒人英語を話す白人男性の黒人としての裁判の行方だったり、と変なニュースばかり。
またニュースの合間に流れるのもゲイ専用豪華客船とか自爆テロの手引きとか、妙に下らないものばかりだけれど何故かクスクス笑える凝った作りで可笑しい。

差別ネタ、下ネタのニュースやCMが多いけれど、向こうは真面目にやっている分、逆にそれが面白く感じちゃって、下手にコメディやられるよりかは笑えたなぁ。

本作での一番の目玉は本編中にしょっちゅう流れる『マル金パンチャー』という映画CM。
主役は何とスティーブン・セガールなのだが、無敵のヒーローが繰り出す技は題名通りの金●マ粉砕パンチ!
この低俗なアクションをあのセガールが大真面目にやっているものだから、思わず噴き出しちゃった。

結局のところ、この映画はセガール宣伝用の為に作られた感じが強い。
頻繁に『マル金パンチャー』を流し、最後はセガールが本当に登場して締めちゃう。
別にここまでセガールに拘る必要は無かったと思うんだよな。
セガールを出すことで、観る側、借りる側に興味を持たせたかったのかもしれないけれど、他の嘘っぱちニュースがそこそこ面白かっただけに、ちょこちょことセガールが出てくと、どんどんクドく思えちゃって・・・。

製作側の狙いが逆効果だったような気もするなぁ。

評価:★★
09/06/05DVD鑑賞
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ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う

2009年06月06日 22時23分01秒 | 洋画コメディ
DISASTER MOVIE/08年/米/88分/劇場公開
監督:ジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー
出演:マット・ランター、カーメン・エレクトラ、ヴァネッサ・ミニーロ、ニコール・パーカー、タッド・ヒルゲンブリンク

<ストーリー>
NYを未曽有の災害が襲い、人類を救えるのはクリスタル・スカルだけと告げられた青年は・・・。
<感想>
基本的に過去の「絶叫計画」シリーズ(『最終絶叫計画4』は除く)はあまり好きになれない私です。
あの独特なアメリカンテイストを利かせ過ぎた、汚くてエロくて下品極まりない内容が受け付けないんですよね。

大まかな流れは『アルマゲドン』や『ツイスター』をパロディにしたディザスター映画ですが、ストーリーの進行に関係なく唐突に現れるのが「ハルク」「バットマン」「アイアンマン」のコスプレした“だけ”の人達。
彼らが何か面白い事をやってくれればまた笑いも違ったかもしれないが、只何の脈絡もなく出てくるだけなんだもん、どう反応しろと?

『ノーカントリー』のおかっぱ殺し屋や『ハンコック』のソックリさんにも同じ事が言えます。

何か少しは面白いことをやれってんだ!!

無駄に長い『ハイスクール・ミュージカル』のパロディ、低予算にも程がある竜巻やら隕石やら牛などの小道具。
時間が経つにつれて殺したい感情が増幅してくるプリンセス。

こんなん観て面白いか?

パロディがパロディになっていない、単なる仮装パーティ映画やん!
こんなん劇場公開したらあかんわ~。
100円でも観に行きたくないで。
これ映画館で観た人、満足出来たんかいな。

何処で笑えればいいのか分からずのまま観終えた私は、怒りを通り越して呆れて苦笑いしちゃったよ。

因みに本作の別名は『最‘難’絶叫計画』。
直接的な「絶叫計画」シリーズとは繋がりないけど、スタッフがほぼ同じやから、やっぱり結果的には笑いのツボをかすりもしない、これまで通りの“最低絶叫計画”でしたわ。

只、一人の役者が何役もしていたってのはちょいっと驚いたけれど、そんなんでは評価上がりません。
悪く言えば人件費削減しているだけですもん。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:
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