会社の人に薦められて読んだ。
帯にこうある。<粉飾行為は極悪人の手によって密室で行われたというような性質ものではない。その周囲には動機や意図の有無はともかく、直接間接を問わず数多くの関与者があり、さらにもっと多くの傍観者がいた。そこに独特の嗅覚を働かせる勢力する世の中には存在する。>
経済音痴のふとっちょパパには、関係が複雑すぎて、どのように錬金術がおこなわれているのかはしかとは理解できない。しかし、はっきりしていることは、どこかで破綻すると言うことである。経済音痴である所以であるが、「実態のある事業活動がなければならない。」と強く思う。
第1部 カネボウの罪
第1章 秘密工作
第2章 隠蔽
第3章 源流
第2部 メディア・リンクスの罰
第4章 循環取引
第5章 地下迷宮
第6章 破滅
第3部 監査法人の死
第7章 苦悩
第8章 破産会計士
第9章 衝撃
終章 香港、スイス、カリブ海