山田風太郎さんは、観察者として鋭い。
裏表紙から引用すれば以下の通り。
<太平洋戦争中、人々は何を考えどう行動していたのか。敵味方の指導者、将軍、兵、民衆の姿を、著者の収集した膨大な資料を基に再現。開戦の日昭和16年12月8日と終戦にいたる昭和20年8月1日から15日までの、同日同刻の記録が戦争に翻弄された人間の狂気、悲劇、愚かしさを焙り出す。>
1979年に最初刊行されたようだが、当時読んだらどのように感じただろうか。著者の昭和20年1月から12月までの日記「新装版 戦中派不戦日記 (講談社文庫) 」と併せて読みたい本である。
目次
最初の一日
最後の十五日