学会、休み、会議、と続いて、ひさびさの執刀手術。
それも今年の締めくくりとあって、気合を入れて!と出勤したら、当番チームが開腹手術を始めるところだった。
繁殖雌馬の小腸捻転。
それで午前中の予定手術は結局、年明けへ延期。
疝痛馬は重症だった。
直径10cmを超えた、長さ10m以上にわたる腸管をひとりでは扱いきれない。
内容を捨てて、
纏絡を解いて、
切除する部分を決めて、
血管を結紮して、
腸間膜を切断して、
腸管を吻合しなければならない。
・愛護的に
・内容が漏れないように
・しかし狭窄させないように
・汚さずに
・血行が確保されるように
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術前に胃液が13リットル抜けたそうだ。
術中に小腸内容を30リットル捨てた。
腸間膜が破れて腹腔内に相当出血していた。(そのせいでPCVの上昇が抑えられていたのだろう)
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急に寒くなった。
入院厩舎はストーブをつけて暖かくし、輸液も温めておいた。
さて・・・・・
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とうちゃんは血圧高くなる