こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

乙女の涙の秘密です。

2008年03月26日 | 天文・科学

 本日、東京にて開かれてます「日本天文学学会」にて「アンドロメダ銀河」から伸びる星の川「アンドロメダの涙」は「小さな銀河の衝突によって出来たものと言うのが「専修大 森正夫准教授」のチームがスーパーコンピューターでシュミレートした結果わかったようです。ところで「アンドロメダの涙って何」って思われる方が多いと思います。私も実際にこの話を聞いて初めて知りましたから。

 「アンドロメダ銀河」は天文に関して少し知識がある方ならご存知でしょうが、地球のある「天の川銀河」のお隣さんの銀河でその距離は地球から約230万光年離れた所に位置してます。形は「天の川銀河」と同じく「楕円状」に「肉眼」だと見えますが、「ハッブル宇宙望遠鏡」やその他の可視光線以外による最新観測機器によって楕円形の銀河を取り巻くように多数の星が分布する「二枚貝の殻」に似た構造や、アンドロメダ銀河の南側には長さが約40万光年に及ぶ星の集まり、通称「アンドロメダの涙」が確認されたのです。

 どうして「アンドロメダの涙」が出来たのか。それは重さがアンドロメダ銀河の1/400程の小さな銀河が「約8億年前」にアンドロメダ銀河の中心付近へ北側(上の方)から衝突して、その小さな銀河の衝突によってできた残骸のうち、遠くまで飛ばされた星の集団が「アンドロメダの涙」を作って、中心付近の残骸は貝殻状の構造を形成した。とのシュミレーション結果を得たそうです。関東でも何館かのプラネタリウムで上映されている「Cosmic Collisions~宇宙大衝突~」ではこの「銀河衝突」の話もありますし、天文学的数値の何千億年先の未来では太陽系のある「天の川銀河」と「アンドロメダ銀河」が衝突するといった可能性もあるといわれていますからね。

 それでは本日の登場人物は、スケールの大きな宇宙の話でしたので天象精霊」であり「天象運行監視室 第二区域局局長」である「ミズハ・マギエル・シグルドア」さん。ミズハさんは32周期歳ですからあんまり「乙女」でないような年齢ですが、女性は何年経っても「乙女」なんです!

2008_03_26

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2 コメント

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なるほど。いつも見ているアンドロメダ星雲の写真... (あああ)
2008-04-22 22:12:37
なるほど。いつも見ているアンドロメダ星雲の写真には「涙」は写っていないんですね。やっと出会えた解説でした。どのニュースみてもそこには触れられていないもんんだから、きっと記者も知らないで書いているんだろうな。不勉強なマスコミめ。
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 天体という物は「目で見えるものがすべて」では... (ハギハラ)
2008-04-22 22:53:08
 天体という物は「目で見えるものがすべて」では無いですからね。身近な太陽も「X線」で見るとまったく違った表情をしていますし、最遠方の銀河も「赤外線」にて発見されています。天体写真も「長時間露光」で星雲等の淡い光を集めて映し出しています。よく天体観望会で「オリオン大星雲」を望遠鏡で見たときのギャップがそれです。
 マスコミの科学担当の記者がすべての化学に精通してる訳ではありませんから、「一般的に解るレベル」ではアレで十分です。それ以上の事は専門誌で専門家が解説してますからね。
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