こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

描いていたんだ。

2021年08月03日 | Creator Works 作品

 スチールラックを入れ替える時に作品制作環境をCGへ完全移行する前の作品も見つかり、その主だったものとして、「パネル」があるんですよ。

 「パネル」と言いましても「イラストレーションボード」でボール紙を複数枚重ねて貼り、厚み2mmくらいにしケント紙を表面に貼ってあるものでして大きさもA4からB1までと豊富なサイズがあるんですよ。

 画材を使った作品ならではの大型作品ができるので、描く楽しさというのがあり、全部で10枚くらいは描いたと思うんですよね。

 結構描くのが大変で、私の流れとしては、まずシャーペンで下描きをして、この時、あまり筆圧が強いとその部分が凹むので力を入れないでなるべく1回で線を描くようにしてから、Gペンでペン入れ。当時は「パイロット製図用インク」を使用して、ペン先は「ゼブラ」のを使っていました。ペン軸は珍しく金属製、アルミの削りだしだと思うのですが。でブランドがどこのだか忘れちゃいました。それから、色を入れていくのですが、これまた私は多くの方とは違く、「水溶性色鉛筆」をメインに使っており、「カランダッシュ スプラカラーⅡ」を使用して、一旦塗った後に、水を付けた筆でなじませる方法で独特なテクスチャと色合いになっていたんですよ。ただ、肌色だけはカランダッシュで良い色が無く、「ドクターマーチン ラディアント」というカラーインクと「ホルベイン」のカラーインクの白に赤系オレンジ系を数滴混ぜて独自に肌色を作っていました。そして、背景。特に広い範囲での塗り、空とか海とかなどはスプラカラーで塗るには大変なのと筆のテクスチャが出てしまうのがイヤで、「エアブラシ」を使っていたんですよ。この時に使っていたのも「ドクターマーチン ラディアント」とホルベインのエアブラシ用のを使っていましたね。仕上げに定着材、コレは今は製造終了されてしまったと思うのですが「開明 ゾルコート」というのを使っていました。これがまた紙だけではなく、石膏などにも使え、プラモにも使えた上に、余りグロスにならない程度の適度なツヤがあってよかったんですけどね…。

 大体当時3日くらいで1作品仕上げていたんじゃないでしょうか?今思えば結構なペースですよ。ここ最近の作品の製作状況の遅さはイヤになります。当時のようになりたいなぁ…。まぁ仕事も今とは違っていましたからね、そんなペースでできたんでしょう。

 で、いくつかの作品は覚えていたのですが、「描いたんだ」と思える作品が一つ。

 それが、「K1200S」のキャラクターで今も度々登場する事がある「ファルティシア・カエラム・マーティンス」さんを描いたもの。

 今もそうなのですが、私は完成した作品に「サイン」を入れており、それには日付も入れるのですよ。その日付を見ると「2005、9、13」。K1200Sが納車されたのは確か7月20日でしたから、その約2か月後に描いたんですね。そして「ファル」さんが「半袖メイド服」を着ているという仕様でした。多分納車記念で描いたんでしょうね。すっかり忘れていましたが…。

 それでは。本日の登場人物は「ファル」さんの親友であるこの方。「太陽神」の意味である「アマテル」を「ファミリーネーム」に持つ「気象制御管理省 東亜支局」にて「総務」的な働きで影から支えている部署にいる「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局 総務計画係 書法精霊」で「道徳の女神」、「メハビア」の称号を持つ「マドカ・メハビア・アマテル」さんです。今回のラックの入換えで「精霊士官学校」卒業後に記念で撮影した写真が出てきたようで…。ちなみに背景が今回の話で出てきたパネルなのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする