こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

観測史上最高の5000m

2013年08月19日 | 一般

 関東に住んでいると「活火山」の事はほとんど気にしませんが、日本は立派な「火山大国」なんですよ、実際「富士山」も「活火山」ですからね。しかし、九州、「鹿児島」と言うと有名かつ「代名詞」的存在である「桜島」。今でも活火山として、「火山灰」の被害が報道される事がありますからね。そんな「桜島」が昨日「16時31分」に「昭和火口」で「爆発的噴火」があり、「噴煙」は「火口」から「約5000m」まで上昇したのが「気象庁鹿児島地方気象台」によって観測されたのです。「昭和火口」からの噴煙の高さとしては「1955年」の観測開始以来、最も高い事になります。その噴火の影響で「3合目」まで「直径50cm以上」の「噴石」が飛び、小規模な火砕流が南東方面に1kmほど確認されたそうです。現在では噴火は落ち着いているようで、「今のところこれ以上の大規模噴火に発展する予兆は無い」とされています。

 さて一概に「火山」といいますが、「日本」では1991年に、活火山の定義を「噴火記録のある火山及び現在活発な噴気活動のある火山」から「過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」に変更し、噴火記録の有無ではなく、「地質学的な証拠」に基づくものとして確定させたのです。その後研究が進むにつれて、「2000年以上の休止期間をおいて噴火する火山」があることが解り、「国際的」には「1万年以内に噴火した火山を活火山」とするのが主流となってきたのです。国際的な観点も含め「火山噴火予知連絡会」は2003年に、「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と再定義し、気象庁もその定義を使う事になったのです。この定義に当てはまる「日本国内の活火山」は「108火山」となったのです。しかし、2011年6月に新たなデータが発表され、新たに「3火山」が追加されました。この「3火山」のうち既存の活火山である「樽前山」の一部として含まれていた「板風不死岳」を除き「計110火山」になったのです。今後も研究の進展により活火山数は増減する可能性はあるといわれています。

 このように「活火山」を定義すると、頻繁に噴火する火山から「数千年間」もの間「休火山」になっているのまで幅が大きくなってしまい、すべてが「活火山」となってしまうので、「火山噴火予知連絡会」は社会的影響度の評価ではなく「火山学的」に評価した「火山活動度」から、「ランクA」「ランクB」「ランクC」と3区分の活火山の「ランク分け」を定義したのです。なお「ランクA」が最も「活動的」であり今回の「桜島」や「浅間山」が含まれており、「富士山」は「ランクB」として定義されているのです。

 ただ、今回の桜島の大規模噴火も「桜島」の歴史から言ったら「緩やかな変化の一つ」なそうですが。

 それでは本日の登場人物はこの方「月の智霊」、「マルカ」の称号を持つ「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局 東亜支局長 気象参謀」の「セルフィーヌ・マルカ・アクティナ」さんです。「セルフィーヌ」さんは最近では「月」の話題の時に登場していますが、実は「日本」が含まれている「東亜支局」でののトップである「東亜支局長」だったりします。「噴火」があると「噴煙」や「火山灰」などでさまざまな影響が広範囲に及び、場合によっては回復するまで何年もかかる事がありますから、その対処おおわらわなのです。

2013_08_19

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