こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

銀河鉄道の星

2013年08月04日 | プラネタリウム

 8月に入って本格的に夏休みな気がしますね。そんなワケで、「久喜プラネタリウム」へ行ってきました。

 今回の番組は「夏休み」らしく、「宮沢賢治」の「銀河鉄道の夜」をテーマーとした内容でして、「銀河鉄道」の出発する「銀河ステーション」から始まり終点「南十字座」までに出てくる星座を紹介するのです。

 実は私はこの「銀河鉄道の夜」を読んだことがありませんで、正直何とも言えないのですが、解説から読み取るに、「出発」は「北極星」の「銀河ステーション」。そこから「銀河鉄道」に乗って、「北十字」。これは「はくちょう座」ですね。駅を出発し、「アルビレオの観測所」に立ち寄ります。ここでは「サファイヤ」と「トパーズ」が回りあって天の川の流れを測っているのです。実際に「アルビレオ」という「星」があり、「はくちょう」の「くちばし」の星がそうなのです。しかもアルビレオを望遠鏡で見ると、オレンジの星と青い星が、近くに寄り添って輝いています。これを「サファイヤ」と「トパーズ」に見立てたのでしょう。この後「鳥捕り」が乗ってきます。これは「はくちょう」の隣にいる「こぎつね座」からきているといわれています。それから「わし座」へ向かい、この駅では3人乗ってきます。この3人はわし座の「アルタイル」とその両脇にある星をモチーフになっているそうです。さらに銀河鉄道は進み、もう、日本国内では見れる星座ではない範囲まで進みます。本文内では、途中で乗り込んできた3人が急に「クジャクの鳴き声が聞こえる」や「インディアンが鶴を捕まえている」などと、意味不明な事を言い出しますが、これは天の川沿い、日本からはもう見えない範囲、「南天の星座」になる「くじゃく座」「インディアン座」そしてその隣には「つる座」がいるので、このような話の展開になっているのです。銀河鉄道はさらに進み、「さそり座」の付近を通過します。そこで、さそりに関する物語が語られます。その後銀河鉄道は終点である「みなみじゅうじ」へ到着します。その先には「暗黒星雲」によってできた「石炭袋」、「コールサック」があります。

 このように、「銀河鉄道の夜」は「星座」を知らないと、突拍子もない話になりますが、こうして、物語のあらすじを追って、星座を見ていくと、意味が解る。そういったお話なのですね。

 今回の番組、実は2年前の気ままに星語りで投影された、内容のリメークだったりしますが、内容的には50分だった物を20分に短縮してあるので、少々駆け足気味なんですよね。

 それでは、本日の登場良人物は「プラネタリウム」な話題でしたのでこの方です。「プラネタリウムの妖精」を名乗っている「天元界 天象運行監視室 第二区域局」所属の「天象精霊」である「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんです。精霊世界には「鉄道」はありませんが「亜空間」を走る船、「亜空間船」があり、普段は「自力」で行き来できるのですが、体力温存の時の亜空間移動時に利用します。そんな亜空間船の船窓から。

2013_08_04

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