Cooking Studio Tanabe

渋谷で習う和食・WASHOKU

野菜のきれいな切り方

2011-01-12 12:58:05 | Weblog

 このきれいな色の京人参・・・始めてみた時は驚きました!そして茹でるともっときれいになって・・普通の人参の2倍はしても・・冬になると、どうしてもこれを使いたくなります!

 これを煮物に入れただけで、華やかな感じになります! 私の冬の定番・・・人参とたらこのきんぴら・・これはもう、必ず京人参です!

 その金平を作る時、マッチ棒くらい・・という表現で人参の太さを決めますが・・・
マッチ棒くらいに? 千切りに?・・・どうしたら最初から最後まで同じ太さに切っていけるか?

 それは・・・まず、人参の厚みを同じに切ったら、写真のように少しずつずらして並べ、後は端から、同じ幅に包丁を入れて切っていけば、ほぼ同じ幅に、綺麗に切れるはずです!千切り、拍子切り・・・ずらして重ねる幅を変えれば、正確に綺麗に切れます! 

 お恥ずかしい話ですが・・・・こんな切り方をするのだ・・と知ってからも、なんだか面倒な気がして、私も自己流で切っていました・・切り方がそんなに重要なことだとは思っていなかったのです・・・

ところが「切り方」は重要なのです!
それによって味が大きく変わることがあるのです!野菜を機械で切った時と包丁で切った時の違い・・・大根を千切りにした時とマッチ棒くらいの太さに切った時の出来上がりの大根の味の違い・・・・何回も経験して・・・反省し・・・

 この、まな板の上において写真のように切る・・・・大切なことなのだ・・と実感したのです!