チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

東京散歩-柴又・矢切の渡し

2009-07-26 18:04:14 | お出かけ・散策
7月26日(日)

 逗子の我が家で一週間近くのんびりと過ごしました。
 
 金曜日の夜、「そろそろ明石へ戻らないと」と思いながら晩酌をしていると、テレビを見ていた妻君が「柴又って行ったことがないのよ」と話しかけてきました。
 何気なく「いつでも連れて行ってあげるよ」と答えたのがきっかけに。さっそく催促のことばが返ってきて、翌日の25日の土曜日に出かけることになりました。

 下町から千葉のほうへ張りめぐらされている京成電車の路線網は、慣れない人にはなかなかわかりづらい。やはり下町で生まれた私が案内しないと無理でしょう。

 押上・高砂を経由して昼過ぎに到着
  
   

   「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。
            帝釈天で産湯を使い・・・」


 まずは、参道の手前のゑびす家食堂で腹拵えを
    

 下町のそのまた下町っぽい雰囲気とでもいうのでしょうか、店内にはこんな文字の和凧が
  
 関西の繁華街でも「春夏冬中」という看板を見かけましたので、今は「商い益々繁盛」と若者なんかもけっこう読めるのかもしれません。

 お店を出ると、真夏を思わせる青空。境内もつい木陰を求めてしまう暑さでした。
  

 このお寺は本堂の外側壁面の彫刻がとても面白くて味があります。
  

 奥には回遊できる日本庭園がありました。腰を下ろすと風が肌に気持ちよく、暑さも忘れるほどでした。
  

 ここまで来ると、そうですよ、こんな歌が聞こえてきそうじゃないですか。
  「つれて逃げてよ・・ついておいでよ・・
    夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し
        噂かなしい 柴又すてて
         舟にまかせる さだめです」

 というわけで、参詣のあとは江戸川の土手に出て、さっそく渡し船に乗りました。
  

 浦賀の渡し船に比べても、ケタ違いに素朴な風情。ご老公が乗ってきてもおかしくない感じでしょうか。

 かもめが風に舞い、船着場にはとんぼの群れも。南風が強く、川面には上流に向かって波頭が。
  

 渡っても何もなくてすぐに帰ってくるのですが、お客さんはけっこういるのです。
  

 円を描くように渡るので10分ほどかかるでしょうか。川風を受けて気分爽快。運賃は片道格安100円です。今どき100円で楽しめる乗り物も珍しい。遊園地では無理でしょう。幼児が座ってお金を入れると動く機械、よく大きなスーパーなどにありますが、あれで100円くらいなのでしょうか。KAZUはまだ乗らないので知りませんが。


    白南風を愉しむ矢切の川とんぼ   弁人


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