チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「山陽大動脈列車風景」⑦-貨物列車編その2

2013-11-15 17:46:09 | 鉄道
11月15日(金)

 「山陽大動脈列車風景」というタイトルの4つ目の記事で、明石でよく目にするJRの貨物列車(正確には、貨物を牽引する電気機関車)の写真を載せました。それが2010年の5月末のことでしたから、もう、なつかしいと思うくらい時が経っています。

 その3年半前の記事では、JRといっても、民営化以前の国鉄時代に作られた「EF65形」と「EF66形」の電気機関車を載せたので、今回は、分割民営化された後、JR貨物会社によって製造された、「EF200形」と現役バリバリの「EF210形」です。

 国鉄が民営化されたのは、たしか私が40才頃のことでしたから、もう25年くらい経っているのでしょうか。前回記事の、それ以前に作られた電気機関車もまだ走ってはいるのですが、線路脇を歩いていて見る機関車、今は半分以上が「EF210形」のような気がします。その「EF210形」電気機関車、

 「桃太郎」のロゴマークが入っているので
  すぐわかります
  
   
 上が114番機で、下は136番機。

 「桃太郎」の名の由来は、もちろん、力強い性能ということもあるのでしょうが、東海道、山陽本線の貨物輸送用として、当初から配属先を桃太郎の地元の岡山機関区に置いたからのようです。
 今は、吹田や新鶴見にも何台かあるようですが、ほとんどが岡山機関区に配置されているのです。明石でしょっちゅうお目にかかるのも当たり前ですね。

 実は、この桃太郎の電気機関車、二桁の車両番号機の初期車が18台、100番台の三桁の改良車が73台の計91台あるのですが、ということは、台数の少ない番号二桁の車両には、当然出会うことがなかなかありません。

  その、貴重?な写真です。
  
   
 上が「EF210-10」で、下が「EF210-15」です。

 この機関車には、胴体の「桃太郎」とういうロゴマークがなくて、運転席の窓の下(進行方向右側)にちょこんと入っています(〇印)。なにしろロゴが小さいので、「桃太郎」という文字がわかるように車両全体を撮るのは、いつ出会えるかもわからない中ではけっこう難しいのです。

 実は、貨物列車にもきちんとしたダイヤがあって、私も4年前に本屋で注文して「貨物時刻表」なるものを買ってみたのですが、読み方が悪いのか、記載されていないのか、車両の種類はわかりませんでした。やはり、目の前を通過した時に、時間と機関車の種類などをメモしておいて、時刻表とつき合わせるのが良いのかもしれもせんが、なかなかできません。

 ところで、「桃太郎」という呼び名の電気機関車あるということは、「金太郎」という機関車もあるのではと思いますが、期待どおり、ちゃんと走っています。
 ただ、こちらは首都圏以北で活躍しているので、関西では見ませんが、横須賀線新川崎駅前の新鶴見信号所や南千住の隅田川貨物駅で見かけたことがあります。

 2010年の春、東北旅行の時に
  郡山駅で撮りました
  
   

 下の写真のとおり、100番台の桃太郎と同じように、胴体に「金太郎」の金文字が、さらに、こちらはイラストの絵までが大きく入っています。
 「金太郎」は「EH500形」です。「H」は車軸の数を表し、アルファベットの8番目、つまり8本ということで、「EF」より2本多いのです。したがって、とても長く、見た目は二両が合体しているように見えます。

 KAZU君が持っている「プラレールかるた」に、「EF210-桃太郎」「EH500-金太郎」の絵札も入っていて、
  左が「桃太郎」、右が「金太郎」

  
 右側の「金太郎」、やはり、おもちゃのレールには長すぎるのか、二両でできています。

 さて、話を山陽本線の電気機関車に戻します。

 ここまでは、通称桃太郎「EF210形」の機関車の話でしたが、実は、この機関車と国鉄時代の機関車「EF65形・EF66形」の間に、もう一つ「EF200形」の電気機関車が存在します。

  「EF200-19」
  

  「EF200-15」
  

  「EF200-11」
    

 前面の窓とライトの間がグッと盛り上がっていて、こちらを走る電気機関車の中では、いちばんロボットのような顔立ちに見えるので、めったにしか来ませんが、遠くからでもわかります。
 「めったにしか来ない」というのは、この機関車も台数が少なく、20台しか作られなかったからです。高出力高性能を謳って登場したものの、必要電力量が高く、平成に入ってからの景気後退期にそぐわず、早々に、後継の「EF210形」が製造されたようです。

 特徴があって、たまにしか走って来ないぶん、「EF210形」の初期車と同様、目にするとうれしくなります。



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