10月01日(火)
広島への旅の一日目。途中で「吉備路」を少し歩いてみようかと、朝早い新幹線に乗りまして、9時過ぎに岡山の駅に降り、レンタカーで出発。
まずは、備前の国一ノ宮
「吉備津彦神社」に。
鳥居をくぐると、両側に
趣のある門前の池
祭神は桃太郎のモデルと言われている、
「大吉備津彦大神」
次は、同じく「大吉備津彦大神」を祭神とするお社、備中の国の一ノ宮「吉備津神社」へ向かいます。
この二つのお社、最寄り駅でいうと、JR「桃太郎線(吉備線)」の隣の駅で、それほど離れていませんが、二つの駅の間に旧国名の境があるようです。
吉備津神社の参道は、吉備津駅そばの「一の鳥居」から真っ直ぐ南に伸びていまして、JRの線路を渡る踏切の先に、
二の鳥居があります
随身門の先、拝殿のほうは
工事中でしたが
このお社の見どころは
この長い回廊でして
300mあまりあるそうで、暑い中では少々躊躇しますが、屋根で日射しが遮られているので頑張って往復しました。
日の盛りお屋根の下の神の道 弁人
なお、「備前」「備中」とくれば、「備後」にはと思いまして検索すると、ありました。「備後の国の一ノ宮、吉備津神社」が福山市の北西にあります。福山市は広島県に入ったすぐの所ですが、その辺りまで「大吉備津彦大神」の伝承が残っているようです。
それにしても暑い。どうも33度くらいだったようですが、もう9月の下旬ですよ。
ということで、門前のお店で
冷たいものを
吉備の里 氷菓の中の黍団子 弁人
お店の方に「今年はずっと暑いのですか。それとも、今日は暑さがぶり返したのですか」と聞くと、「それでも、かなり涼しくなりましたよ。数日前まで、ずっと30度後半でしたから」と、少し期待はずれのご返事が。
さて、休憩して身体も落ち着いてきたところで、がんばってもう一カ所目指します。
車を総社方面へ走らせると、やがて、いかにも吉備路らしい田園風景と、その空間によくマッチした五重塔が見えてきました。
備中国分寺です
ちょっぴり、秋の風情
青空へ五重塔へ花芒 弁人