チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

江戸下町の夏-入谷朝顔市-

2012-07-07 18:56:13 | お出かけ・散策
7月7日(土)

 今日は新暦の七夕です。三日前に4歳になったKAZU君も、保育園で七夕祭りを楽しんでいるのだろうと、明石の空模様を心配しながら、4年目にして初めて一緒に写真を撮れない寂しさを感じています。

 ところで、逗子の家からほぼ一日おきの東京通いの中、昨日は入谷鬼子母神の朝顔市に顔を出してみました。

 入谷は実家から歩いてもわずかの所なのですが、さすがに、学生時代には朝顔の鉢植えなんぞにはあまり関心がなく、仕事に就いて逗子に住むようになってからも、この時期は仕事柄、一学期末の成績処理や教育相談で多忙極まる上に、野球の夏の大会も直前ということで、下町の風物に親しむなどということは考えたことがありませんでした。

 ということで、朝顔の花に包まれた「おそれいりやの鬼子母神」様に、初のお参りということになりました。

  鴬谷駅から言問通りへ下りて行くと
  
 北側(写真左側)の歩道に祭りの出店、南側に朝顔を売る露店が、わずか200メートルに満たない距離ですが、地下鉄入谷駅のある昭和通りまでぎっしり並んでいます。

  朝顔らしく、彩りが豊か
  


    朝顔の鉢提げ駅へ向かふ人   弁人


 眺めているだけで楽しいのですが、売り子からどんどん声を掛けられてしまうので、足を止めるわけにはいきません。でも、歩道が狭くてなかなか進まないので大丈夫。

 実は、朝顔なので花の咲いている朝方に行くのが通なのかもしれない、いや、お祭りだから、夕方の暗くなる頃合いのほうが風情があるのではないかと、ちょっと迷ったのです。でも、三日間で数十万人も押し寄せると聞いて、結局は空いていそうな平日の初日、それもお昼頃という時間にしたのです。それでも、結構な人出でした。
 言問通りは幅の広い幹線道路とはいえ、これでは土日になったら通行止めにしないと収まりがつきそうにありません。

  50メートルほどで、鬼子母神の入口へ
  
 古い街並みとはいえ、大通りが交差する都会の真ん中。さすが雑司ヶ谷の鬼子母神に比べると、境内も団地サイズというか、猫の額ほどと言ったら大げさでしょうか。

  その狭い境内にも朝顔の鉢がいっぱい並んでいます
  
   

 値段は品種によっては高いのもあるようですが、どうも、一鉢2000円で統一されているようでした。宅配便で配送もできて、2800円出せば手ぶらで帰れそうです。

  私は、かわいい朝顔のお守りを授かりました
  


    朝顔に願い託すや鬼子母神   弁人


  そろそろ地下鉄に乗ろうかと、入谷駅へ行くとゲートがあって
  

 妻君から「『七夕まつり』もおもしろそうだね」と呟かれ、「そうだね」と答えて、国道4号線の昭和通りを突っ切って、言問通りを浅草方面に歩いて合羽橋の商店街へ向かいました。

  飲食店の道具類で有名な商店街ですが
  
 昔、都電が走っていた通りで懐かしい。でも、ふだんと全く変わりのない光景です。「七夕飾りはいったいどこじゃ」と歩いて行くと、きれいに飾られた道に出ました。

  スカイツリーも見事に調和しています
  
 この「合羽橋本通り商店街」というのは、南北に走る旧都電通りではなくて、もう少し狭い、東西に続く一方通行の道でした。

 雷門方面へ出る「めぐりんバス」の停留所を見つけて振り返ると、「なーんだ、以前に何回か来たことのある、どじょうの飯田屋さんの前じゃないか」ということに。
 この道はよく知っていたのに、七夕飾りに惑わされたのか、初めてのような感じで歩いていました。だいたい、今までこんな所からスカイツリーなんか見えていなかったし。


    彦星も新風景に迷い込み   弁人


【追記】
 一日置いた日曜日も東京へ出たので、ちょっと入谷で下車してみました。

  やはりすごい人出で、言問通りは歩行者天国になっていました
  



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