チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

行っちゃいました。「伊勢の全日本大学駅伝」

2018-11-06 23:20:47 | スポーツ観戦等
11月6日(火)

 お見事!! 「大躍進の国学院、シード権獲得の6位入賞」

 ゴールまであと1キロ。
  余裕のシード圏内
  

 過去最高順位は9位でしたが、
  6位で内宮前宇治橋へ
  

 本当は家でテレビ観戦のつもりでした。先週アタマから風邪気味で体調がすぐれなかったこと。ソフトバンクには敵わないだろうと思っていたカープが一分け一勝のスタートを切り、土日まで日本シリーズがもつれそうになったこと。予選2位通過で、表向きは8・9番手なのに、出場大学それぞれの10000mベストタイム上位8人の平均では15番目で、関東の大学の中では最下位だったこと。さらに、エースの浦野君、主将の土方君等、中心メンバーに3年生が多いことなどなど、いろいろ考えると、「来年行けばいいか」という気持ちになっていました。

 でも、来年もカープが優勝するとしたら、やはり日本シリーズの時期には重なるし、長距離ランナーには故障は付きもの、期待する選手が走れないこともしばしば。それに、今年からシード校が2校増えて8校になりました。もし、今年、頑張って念願のシード権が取れたりしたら、行かなかったことを後悔するに決まっています。
 「取らぬ狸の皮算用」かもしれませんが、やはり行ける時に行っておこうかと一念発起。急遽旅仕度をしていると、テレビに映る日本シリーズ第6戦、この日もカープにいつもの勢いなく敗退。100パーセント駅伝観戦に集中できる状況になりました。

 ところで、朝いちばん早く関西へ行ける方法といえば、もちろん、夜行バスなんかもあるでしょうが、新幹線だと「のぞみ1号」でしょうか。
 実は、逗子からだと、もう一本前の電車に乗れるのです。6時00分新横浜発の「ひかり」広島行き。これがなんと小田原に停まってくれるのです。「のぞみ1号」には西明石で抜かれるので、そこまではいちばん早く行けることになります。

 逗子から横須賀線の始発電車に乗って、大船から東海道線で6時前に
  小田原に着きました
  

 これに乗ると、7時24分に名古屋駅に着きます。駅伝のスタートは熱田神宮8時05分。なんと、前日に現地入りしなくても、日曜の朝、スタート地点に行けちゃいます。
 そうなんですよ、今は、駅伝を伊勢まで追っかけても、日帰りで済ますことだってできる時代になっているのです。

 熱田神宮西門前大通り。
  スタートしました
  

 法政大の青木涼真君を先頭に
  通り過ぎて行ってしまいました
  

 毎日、天気予報は欠かさずチェックしていて、全く心配していなかったのに、今にも雨が落ちてきそうな、どんよりとした重い雲。前日の夕方の段階でも三重県には晴マークが並んでいたんですけどね。

 さて、伊勢の大学駅伝。追っかけるとなると近鉄になりますが、なかなか駅の近くを通ってくれません。近いのは、四日市の南や、鈴鹿市の白子の先から津の手前辺りくらいでしょうか。松阪もいいのですが、ランナーの通過の後うまく道路を渡れないと、次の電車に乗れません。あとは、伊勢市駅、宇治山田駅と五十鈴川駅。ここは駅前を通ります。
 でも、最初に四日市へ行くと、次に追い越せるのは松阪なのですが、伊勢に行くのが忙しなくなります。
 そこで、去年は、はじめに桑名からバスとタクシーを使って揖斐・長良大橋の先の地蔵交差点まで往復、あとは白子と五十鈴川の都合三ヶ所にしたわけで、これだと時間的にかなり余裕があります。

 ところが、今年から区間設定が大幅変更に。地蔵交差点は第2区の後半から第3区のスタート後1~2キロ地点になってしまい、特急の停車する白子も、第4区14キロの残り1.5キロ地点から第5区の中間点手前になってしまいました。
 どうしたものかと思いながら、今回は桑名へは行かず、とりあえず熱田でスタートを見た後、名古屋駅に戻り近鉄特急に乗りました。そして、昨年同様、白子で特急を降りましたが、あと二つ三つ先の駅のほうが面白いかもと普通電車に乗り換えたところ、結構な雨。コンビニもないような駅で降りたら傘も買えません。

 そこで、下車したのは、この駅も少々田舎っぽい感じもしますが、津市に入って最初の駅の
  豊津上野駅です
  

 コースの国道へ向かって歩いて行くと、イオンの大型ショッピングセンターがあって、その駐車場の前が5区から6区へ繋ぐ
  第5中継所になっています
  

 ショッピングセンターでビニール傘を買って、ついでにお昼のお弁当も調達してリュックに。目の前の国道23号線にある中継所は駅近ということでけっこうな混雑。仕方なく、雨の中を鈴鹿方面へ2~300m戻った所で20分ほど待機。

 東海大鬼塚君トップ。後方に
  青学の姿がかすかに
    

 青山学院の1分後に帝京大が通過してさらに1分。駒沢、東洋、明治、順天堂、そして8位の国学院と、ほぼ等間隔で走り抜けて行きました。

  5位東洋と6位明治
  

  7位順天堂、追う国学院
  

 この前の第4区で、順天のエース塩尻君、13位から9人抜きの快走で一気に上位も、ここは東洋大の小笹君も速いし、国学院の江島君だって遜色ない走りです。

 「エジマー、ラスト!!
  行け!!」
  


   後輩へ渡す襷に秋時雨   弁人


 その後、法政大が続いていましたが、後続は見ずにそそくさと駅へ。津まで4駅揺られて、再度特急に乗り換えて、

  五十鈴川駅に着きました
  

 19.7キロの最終第8区の17キロ地点。この区間だけは今までと変更なく、ここからはゆるやかな上りでゴールまであとわずか。
 トップは青山学院とか。選手が来るまで15分以上ありそうなので、不要になった傘をもて余しながら、今回は内宮へ向かっててくてくと歩いて行きました。

 残り1キロほどのところに歩道橋があって、だいたいこういう時は通行禁止になっているのに、ここは渡れそう。「それじゃあ、渡ってみようか」と階段を上がると、

 やって来ました。
  青学の梶谷君
  

 だいぶ間が空いて、東海と東洋。さらに駒沢と帝京が通過して1分少々後、

 大健闘6位。国学院のアンカー
  長谷君
  


   やりました襷も秋色軽やかに   弁人


 106、8キロ、トップ青学とは現時点でまだまだ6分以上の差があるとはいえ、とりあえず初めて5時間20分を切る学内新記録。堂々6位で文句なしのシード権獲得。予選2位通過もダテではありませんでした。
 箱根だって予選は楽々通過しているんですけどね、果たしてシード権取れるかどうか、お正月が楽しみになってきました。

 長谷君が通過したあと、さらにゴール地点へ歩いて行きましたが、

 ちょうど最後の東北大が
  ゴールするところでした。
  

 ところで、今や伊勢駅伝も日帰りが可能と書きましたが、この日はそのまま名古屋へ戻らずに、夕方、難波行きの特急に乗って大阪で一泊することにしました。
 その話題は次回の記事にいたします。


コメント
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