チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

快晴の宵に「皆既月食」を観る

2014-10-10 23:57:04 | 身辺雑記
10月10日(金)

 一昨日の8日は「皆既月食」の夜でした。

 と言っても、前回は三年前の12月にありましたし、次回は来年の4月ということで、日食に比べれば回数も多く、何十年に一度というような珍しい現象ではないのです。
 それでも、天文観察というのは雲一つない夜空でないと楽しめませんから、天気に恵まれれば、まさに「一期一会」。そのひとときを大切にしなければいけません。
 現に、今回明石では快晴の秋の夜空でしたが、妻君の話によると、湘南の逗子では雲が広がって、肝心な時にお月さまの姿はなかったとのことです。

 8日は夕日も夕焼けも
  とてもきれいでした
  

 「保育園の帰りにKAZU君と一緒に」とも思ったのですが、子どもはすぐ飽きてしまうだろうし、大事な秋祭りや運動会の前に風邪でも引いたら大変なので、保育園のお務めはやめにして、一人で天文科学館の観望会の会場の明石公園へ向かいました。

 天文科学館の展望室はたくさんの人は入れません。下に広場もありますが、東側に住宅が並んでいて、夕方近くの東空の眺望が今一つということで、

 観望会会場の
  明石公園へ
  

 平日の宵でしたが、
  多くの人が
  

 18時半過ぎ、
  左下から満月が欠けはじめました
  

 天文科学館の学芸課長が
  インターネット中継をしています
  
 お月さまの二つぶん右、画面の右端に白い点があるのがわかりますか、天王星です。肉眼では無理なのですが、観望会に設置された天体望遠鏡や双眼鏡で覗くとわずかに確認できます。月明かりが月食によって暗くなったことで見えやすくなったということです。

  いよいよ皆既月食
  


 学芸員の解説です。月影はよく見えない上、望遠でブレていますが、





    見納めの一期再び秋の宵   弁人


 20時半を超えると
  三日月のようになりました
  
 東の夜空に三日月のような月が見えるのは、さすがに月食ならではの姿です。

 昔の人が、この現象を見て「地球も丸い」ということを確認したという話を聞いたことがありますが、まさに、その感覚を共有しているかのようです。


    あなかしこ地球の丸み月に見ゆ   弁人


  ところで、
   翌日の新聞記事によると
  

 終わったのは21時半、さすがに、最後までここで見届けた人は多くなかったのですが、600人ほどが来ていたようです。


コメント
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