チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

横浜で、カープを応援してみる

2012-07-16 11:36:34 | スポーツ観戦等
7月16日(月)

 ペナントレースは、前半戦のヤマ場、オールスター戦前の9連戦に突入しました。

 我がカープは、主砲の栗原とニックが戦線離脱したものの、二軍からなかなか這い上がれなかった若い選手がチャンスをものにした格好で、機動力あふれるチームに変身し、少しずつ白星が増えてきました。
 今月に入ってからは、昨日現在9勝2敗で、交流戦を終えた段階で7つあった負け越しも、あと1つとなりました。

 13日の金曜日の東京からの帰途。この時点でのカープの借金は4つでしが、この日からは、お得意様にしているベイスターズとの3連戦。試合開始の18時までに、なんとか家に帰ってテレビの前に陣取らなければと急いだものの、上野駅16時40分。東京駅を17時過ぎの横須賀線に乗っても、逗子までは電車だけでも1時間ちょっとかかり、とても間に合いそうにありませんでした。

 それではと、京浜東北線に乗ったまま関内へ向かいました。

  横浜スタジアム。試合開始前に着席
  

  カープのマスコット、スライリーも9連戦に帯同して応援
  

 ところで、球場へ向かう時に、ベイスターズのキャップをかぶった少年が「広島って、ピンポン打線だからね」とお父さんに話している声が聞こえました。「このガキンチョめ、生意気なことを言いおって。でもなかなか的を得て(正しくは「射て」)おるなぁ」と感心しきり。
 「大砲に竹ヤリ」とか「ピストル打線」とかは聞き慣れていましたが、「ピンポン玉」とは、なんとも打球の軽さが浮き彫りにされていて、思わず脱帽というところでした。

  どっこい、「ピンポン玉だって、飛んで行くんじゃけん!」
  
 なんと、石原の満塁ホームランと堂林の2ランで、前半で早々と勝負を決めてしまいました。

  こんなに強いカープを球場で見たことがあったでしょうか
  
   

 こういうカープの打撃を球場で見たのは、山本浩二、衣笠らが活躍した黄金期以来の感じがします。満足、満足。

 ということで、投手陣の揃わないベイスターズに、翌日の土曜日も、さらに日曜日も勝って、只今36勝37敗というところまで漕ぎ着けました。


   梅雨空に舞うピンポン玉の頼もしさ  弁人


 とはいっても、喜んでばかりではいられないのです。借金「1」と言っても、なにしろ、お得意さまのベイスターズに11勝1敗という「10」の勝ち越しがものを言っているだけで、先日のジャイアンツ戦は、マエケン以外の投手ではやっぱり歯が立たなかったし、今日からの相手のドラゴンズにも2勝7敗という分の悪さなのですから。

 それに、負け越し「16」で終わった昨年でも、実は、7月初めに「10」あった借金を、8月末には9つ減らして、一度は借金「1」にまで戻していたのです。
 しかし、その後3位確保に躍起になって、9月に少ない投手陣を中4日で回したのが裏目に出て、あっという間に5位に転落してしまいました。勝負事は「一寸先は闇」なのかもしれないのです。

 今年は、完投ペースでも100球を越えると先発を交代させる采配が続き、一部では疑念を呈する向きもありますが、これが、はたして、最後までローテーションを守るためなのか、ヤマ場での中4日を視野に置いてのことなのかわかりません。ただ今回の9連戦では中4日の起用はないようなので、少しホッとしています。長丁場に、昨年のようなあせりは禁物なのですから。

 いずれにしても、今の好調は、不振に陥ったタイガースと投手力の弱いベイスターズのおかげもありますが、シーズン当初は二軍スタートだった天谷・岩本の復活によって、小粒でも、ピンポン玉でもいい、とにかく機動力と小技のある、相手にとっていやらしい陣容になったことだと思います。
 金曜日の試合で言うと、ベイスターズのラミレスは3安打の活躍でしたが、塁に出ても「走れません」という看板をぶら下げているかのような様子。打球が外野の頭上を越えても二塁打にならないのです。その上、守っても守備範囲が狭い。タイガースの金本もそうですが、やはりカープの前田のように、代打専門で活躍するしかないと思います。なにしろ、打席以外では、相手に全くプレッシャーがかからないのですから。
 今回、カープが急遽補強したエルドレッドという外国人選手を見ていても、彼らは打つだけのためにメンバーに入っているようで、ランナーがいても、自分が塁に出てもサインなんか見ていないのです。少々打てるとは言っても、そういう選手を並べるだけでは野球になりません。
 主軸の坂本・長野・村田が機敏で、阿部・高橋由伸が必死に走るジャイアンツが強いのも肯いてしまうというわけです。

 さて、カープの投手陣ですが、今年はマエケン・新人の野村がずば抜けた成績で、さらに、復活した大竹・去年の勝ち頭バリントンも計算できる内容。中継ぎに今村・中田がいて、抑えのサファテ・ミコライオが磐石です。先発4人の負けた試合のほとんどは味方の援護がなかったものです。ただ、5人目の先発投手が、次々と二軍落ちする状態で、ちょっとイライラしていましたが、どうやら昨年8勝の福井が復活しそうな気配、後半戦で昨年のような失速はあまり考えなくても済みそうで、楽しみが増してきました。

 さあ、今日から地元のマツダスタジアムで、苦手ドラゴンズとの3連戦です。大竹・マエケンで2勝して5割復帰なるかどうか、目が離せません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする