チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

美作三湯-温泉三昧

2010-09-15 16:44:45 | 旅行
9月15日(水)

 関西は温泉がどこにでもあるという感じではありません。近くてすぐ行ける有馬温泉は置いといて、兵庫ではあと城崎温泉と湯村温泉ですが、どちらも明石に来る前に訪れました。県外で時間があったら行ってみたいと思っていたのは和歌山と岡山。ところが、どっちも交通の便が悪くてロングドライブ必至です。
 「秋がやって来たら、どちらかには行ってみたい」と思っていましたが、その機会がふいにやって来ました。

 先週、突然水道業者から、マンションの排水管を取り替えるので月曜日と火曜日の二日間は夜間を除いて排水の利用ができないという話が舞い込んできました。
 急な話なので少しムッとして管理業者に文句の一つでもと思いましたが、いまさら覆る話でもなさそう。それならどこかへ出かけるのがいちばんということになりました。

 少し秋らしくなったとはいえ、まだゆっくり温泉につかる季節とは言えません。でも山の中に入れば少しは気温も低いかと期待して、岡山へ車を走らせました。

 目的地は「美作三湯」。全部ハシゴするとなると、帰途の長さを考え、まず最初はいちばん遠い所からということになりました。

 中国自動車道からさらに米子自動車道を北上して湯原インターで下り、旭川沿いを10分ほど行くと、谷あいに温泉場がありました。

  最初の目的地の「湯原温泉」
  

  大きな旅館もありますが、ここの目玉は河原の露天風呂の「砂湯」
  
 脱衣所のみ男女別の混浴。度胸のよい若いカップルを除くと、女性の多くは木陰でぼんやり景色を眺めたり、家族連れのお母さんは足だけ浸かったりしていました。
 石で作った浴槽の底は砂利で、その小石の間からポコポコっと湯が沸いてきます。秋空とはいえ日差しが強いので、そんなに長くは浸かっていられません。でも岩に腰掛けていると、温まった体に吹いてくる風が実に爽快。

  実はこの温泉、ダムの真下なのでした。ちょと怖い
    


    新涼の香り背に受く河原の湯

    空高しダムの威容に暑さ消ゆ    弁人


 一日目の宿をとったのは、三湯の中ではいちばん手前の「湯郷(ゆのごう)温泉」だったので、再び米子道を戻って、中国自動車道の美作インターから宿に向かいました。

  温泉の入り口の時計台
    

  二日目の朝、まずは温泉街の一角の足湯に
  

  その前にある「鷺温泉館」という立ち寄り施設にも入って
  


 湯郷の温泉を堪能したあと、国道179号線で吉井川沿いに津山の町を抜け、院庄(いんのしょう)から川に沿って北に走り、三番目の「奥津温泉」を目指しました。

  まず目に入ってきた奥津湖で休憩
  

  湯郷温泉から2時間弱で「奥津温泉」に到着
  

  さっそく「花美人の里」の湯へ
  
 温泉施設の大きさと立派さにびっくり。こんな山あいのひっそりとして人が少ない所にこういう施設があって大丈夫なのだろうかと心配になりました。

  露天風呂はもちろん、どの浴槽に入っても一人占め
  


    こんこんと湧く湯覗くか鬼やんま   弁人


 近くの名勝「奥津渓」。ここでも秋の匂いをほんの少しだけ味わいました。
  
   



    風微か束の間の秋忍び寄り    弁人


コメント
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