6月25日(金)
万葉の時代、「こもりくの」という枕詞を冠して歌われた初瀬。その谷の北側にある長谷寺は、古来多くの人が参籠した名刹として、「蜻蛉日記」「更級日記」「枕草子」などにもその様子が記されています。また「源氏物語」の中では「玉鬘」の巻に初瀬詣での場面が出てきます。
長谷寺の境内は四季折々の花で彩られ、特に、春の桜の後の牡丹が有名ですが、今回我々を迎えてくれたのは紫陽花の花でした。
次の動画は、紫陽花の咲く境内に僧侶の読経の声が響いているところなのですが、ちょっと音量が小さかったようです。
ところで、4月末から大和路を訪れた記事を何回か載せて、これが三回目なのですが、実は、3月に退職した妻君、長谷寺に参籠というほどではありませんが、奈良は山辺の道の南、飛鳥の近くで侘住まいを始めたのです。とはいえ、運転免許には縁のない身ということで、車の必要がある時などに、明石から用立てに向かうようになりました。
おかげさまで、私も、今まで気にはなっていたものの、なかなか足を運べなかった所に気軽に行けるようになった次第です。
さて、「隠り口の」とういう枕詞がぴったりの山あいの初瀬街道、今は国道165号線になっていますが、国道を東に向かい、初瀬川に沿って左に入ると長谷寺の参道になります。
初瀬川から山間いの本堂を望む
参道には柿の葉寿司や三輪そうめんのお店や食堂が並んでいました。
参道を抜けると、正面に仁王門
仁王門からは、長谷寺といえばこれが名物、石段の回廊が続きます。
全部で399段、長さ108間(煩悩の数)だそうで
回廊はかぎ型で、途中直角の曲がり角が二回
回廊を上りきると、本堂の脇。本堂の前は谷に突き出るような舞台になっていました。
舞台から本堂の十一面観音を拝む
帰りは五重の塔の脇から
山間いに夏の鶯経を読み 弁人
紫陽花の道を下ります
紫陽花の先の甍の煙りたり 弁人
万葉の時代、「こもりくの」という枕詞を冠して歌われた初瀬。その谷の北側にある長谷寺は、古来多くの人が参籠した名刹として、「蜻蛉日記」「更級日記」「枕草子」などにもその様子が記されています。また「源氏物語」の中では「玉鬘」の巻に初瀬詣での場面が出てきます。
長谷寺の境内は四季折々の花で彩られ、特に、春の桜の後の牡丹が有名ですが、今回我々を迎えてくれたのは紫陽花の花でした。
次の動画は、紫陽花の咲く境内に僧侶の読経の声が響いているところなのですが、ちょっと音量が小さかったようです。
ところで、4月末から大和路を訪れた記事を何回か載せて、これが三回目なのですが、実は、3月に退職した妻君、長谷寺に参籠というほどではありませんが、奈良は山辺の道の南、飛鳥の近くで侘住まいを始めたのです。とはいえ、運転免許には縁のない身ということで、車の必要がある時などに、明石から用立てに向かうようになりました。
おかげさまで、私も、今まで気にはなっていたものの、なかなか足を運べなかった所に気軽に行けるようになった次第です。
さて、「隠り口の」とういう枕詞がぴったりの山あいの初瀬街道、今は国道165号線になっていますが、国道を東に向かい、初瀬川に沿って左に入ると長谷寺の参道になります。
初瀬川から山間いの本堂を望む
参道には柿の葉寿司や三輪そうめんのお店や食堂が並んでいました。
参道を抜けると、正面に仁王門
仁王門からは、長谷寺といえばこれが名物、石段の回廊が続きます。
全部で399段、長さ108間(煩悩の数)だそうで
回廊はかぎ型で、途中直角の曲がり角が二回
回廊を上りきると、本堂の脇。本堂の前は谷に突き出るような舞台になっていました。
舞台から本堂の十一面観音を拝む
帰りは五重の塔の脇から
山間いに夏の鶯経を読み 弁人
紫陽花の道を下ります
紫陽花の先の甍の煙りたり 弁人