チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

セパ交流戦 ~カープを追って西に東に~

2010-06-16 05:30:46 | スポーツ観戦等
6月16日(水)

 昨年の投手の二本柱、ルイスと大竹がいないカープ。そんなに勝てるわけがありません。
 しかし、昨年三番手だったマエケンこと前田健太が急成長。月間MVP、4月は間違いなしと思っていたのに、なぜか東野とかいう巨人のピッチャーに回ってしまいましたが、5月は文句なしの受賞。なにしろ彼が投げれば、相手がダルビッシュだって1-0で勝つのですから大したものです。でも、いくら頑張っても、月に4、5勝が精一杯。他の試合の計算が全く立たないとすると、今年はどうも40勝100敗くらいになりそうな気配でした。
 それでも、相手がコケることもあるのですね。交流戦を前にして15勝22敗、まあまあではないですか。

 さて、交流戦。やっぱりマエケンの時しか勝てず1勝4敗のスタート。

 私の交流戦観戦の一試合目は6戦目の5月19日。昨年インフルエンザ騒動で見に行けなかった京セラドームでの対オリックス戦でした。

  平日、しかもセパのBクラス同士とあって、座席もゆっくり
  

  それでも、レフトスタンドのカープ応援席は超満員
  

  先発スタルツ。マエケンじゃなくても勝てるじゃん
  

  カープのマスコットの「スライリー」も鼻高々
  

 この日、初勝利を上げたスタルツがそのあと2勝してくれました。もちろんマエケンは負けなし。そして6月1日には待ちに待った大竹が復帰、勝利投手にはならなかったものの、それなりの投球でチームの白星が増えました。ということで、交流戦は6月に入って7勝9敗1分けになりました。

 6月最初の週末。実は、昨年も6月初めに広島へ行きました。やはり、年に一度くらいは圧倒的な応援の中でカープの試合が見たいもの。さっそく準備に。
 新幹線に乗って、ワクワク気分も高まってきたのですが、計算できる投手3人の登板はなさそうなのです。「まあいいか、勝てればもうけもの」という気分でマツダズームズームスタジアムに向かいました。

  新幹線からも球場が見えるように設計されています
  

  対ソフトバンク戦。やっぱり勝てず、完敗
  
 ノーアウト1、2塁で先発投手の青木勇がバンド失敗。それも送れないどころか、ダブルプレーに。その直後のマウンドで連続四球で同じ場面を背負い、相手投手の和田にきれいにバンドを決められ、後は連打連打でKO。草野球で話になりません。沖縄キャンプであんなにバント練習をしていたのに。していたのではなく、させられていただけか。パリーグの投手はふだん打席に立っていないというのに、ったく。センスのなさ、気合いのなさ、自信のなさ、不甲斐ないことこの上なしです。

 翌日のゲームは15時から。朝、平和公園の慰霊碑に頭を垂れた後、原爆ドームのそばから船に乗って宮島へ向かいました。
  
   

  投手がいなくても連敗はツラいなと、ここは必勝祈願
  

  しかし、願いは叶わず
  
 きっと、昼にトンカツでなくカキフライを食べてしまったからでしょう、試合は先行したものの今日も投手陣があっけなく崩れて1-6。18時50分の新幹線に乗りたかったので、9回途中で退散しました。交流戦の借金は「4」に。


 ところで、昨今は、テレビをつければプロ野球の試合は全試合見られる時代になりました。ただ、一部ヤクルトと西武ライオンズの主催ゲームは有料チャンネルになっています。(ヤクルトの試合は今年から逗子の家では見られるようになりましたが、明石ケーブルテレビは対応していません。)

 6月12、13日の土日は西武ドームでのライオンズ戦でした。二日間のために有料チャンネルを申し込むか、そろそろ逗子に戻る頃でもあるしと迷っていたのですが、高齢の母が私を呼んだのか、入院の知らせが入ってきて、急遽、11日の金曜日に明石から東京へ出向きました。次に病院に顔を出すのは週明けでも大丈夫そうな感じだったので、今度は逗子の家で有料のテレビを見るか、西武ドームに足を運ぶかの選択になりました。

 時間が取れるのなら、やはり球場に行きたい。

  逗子から2時間半くらいで着きました
  

 湘南新宿ラインで池袋へ。運良く二日間とも西武の臨時特急の座席を確保。池袋から30分ほどですが、快適、快適。

  3塁側から見たライトスタンドのカープ大応援席
  
 実は、インターネットで3塁側の席を押さえたのですが、なんと昨年からホームチームのライオンズが3塁側になっていたのです。一昨年来た時はカープが3塁側だったのに。だいたい、西武ドームの試合はテレビで見たことないので知らなかったのです。これでは用意した赤い帽子もジェット風船も不用品です。がっくり。

  でも、勝ったから問題なし
  
 復帰2戦目の大竹が今季初勝利。大竹は立ち上がりから制球ままならず、四死球ばかりでよれよれ。その上、相手は好投手帆足ということで、まったく勝てそうな感じがしませんでしたが、なんとか踏ん張っているうちに、東出の逆転打が出て、石原のソロホームラン、嶋の2ランホームランでトドメを刺しました。

 一つ勝てば気楽なもの、相手はパリーグ首位のチーム。負けてもともと。涌井でも岸でもどんと来い!の日曜日、今日はカープサイドの1塁側。果たして、どんな状況でジェット風船を飛ばせるか、それが問題なのです。昨日のラッキーセブンは最高の状況だったのに、不機嫌なライオンズファンの青い風船に埋もれていたのですから。

  好投手岸を相手に、ほら、勝った。今季3連敗のジオが初勝利
  
 ライオンズは、おかわり君こと中村が不在でした。でも、カープだって、栗原がケガでいないのです。その代役の4番ヒューバーが2ランホームラン。最終回はヒヤヒヤものでしたが、なんとか逃げ切りました。

 というわけで、交流戦は強いパリーグを相手に10勝12敗2分けの結果に。

 さて、今週末からはセリーグが相手。ジャイアンツには勝てそうにないけれど、なにしろ、相手はパリーグより弱いと言われているチームばかりなのですから。楽しいなぁ。

 大竹が帰って来て、外国人投手も勝つようになりました。これからはマエケンのフル回転も回避できそうです。あとは抑えのシュルツ、永川が戻ってくれば、40勝という予想をはるかに上回って、60勝80敗くらいはクリアできそうな気配。なにしろ今年の戦力で借金20という数字は上出来も上出来なのですから。


    夏の夜の夢は鯉の滝登り   弁人


 まずい、また芭蕉の「蛸壺」の句が浮かんで来てしまいました。
     (ご不明の方は、三回前の記事を参照してください)


コメント
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