3月10日(水)
昨年の3月から「つぶやき」の記事を載せていますが、「つぶやき」と言えば、今や「ツイッター」にすっかりお株を奪われてしまいました。
しかし、ちゅぅら弁は饒舌なので「ツイッター」では語れません。時代遅れかもしれませんが、ブログでつぶやきます。
さて、表題のとおり「普天間問題」です。
鳩山首相が「5月末までに決着」と約束したことで、にわかに話題が急浮上。最近の情報によると、民主党政権はどうも「辺野古陸上案」に着陸を試みる気配が濃厚ということです。
おそらくこの案では、仮に一時着陸したように見えても、タラップから降りることはままならないのではないかと思っています。しかし、これがいちばん現実的だという意見が与党内で大勢を占めているらしいので理由は述べません。ちなみに、3月8日号の「AERA」に「シュアブ陸上案はワースト」という記事が載っていて、そこにワーストである事情がほぼ言い尽くされています。
先の選挙で、「普天間の移設先は海外。最低でも県外」という公約を信じて民主党に一票を投じた人も多くいたはずです。私もその一人ですが、もし移設先が沖縄ということになれば、社民党の言うとおり、まさに「ブーメラン」的な結論で、多くの沖縄県民の願いを踏みにじる裏切りにほかなりません。
初めは名護市長選挙を待っているかのような姿勢で、政権交代から数ヶ月の間ほとんど何も動きがなく、年明け後しばらくして、にわかに話が浮上。それも、地元の選挙で示された市民の意志には関係ないかのような話ばかりが伝わってきます。
当然といえば当然。県外移設という結論を数ヶ月でまとめることなど初めから無理な話なのです。つまり、「5月までに」ということと「県外へ」ということは、その間の交渉や手続き考えると、現実的にはありえない話なのです。
そんなことはおくびにも出さず、終始口先だけの約束をもてあそび、あげくの果てに、ここのところ沖縄県民を逆なでするかのような発言が続き、官房長官などは、すっかりかつての保守政権の権力者のようなそぶりです。もはや、公約違反と言うより、国民に対する裏切り以外の何物でもありません。
さて、朝日新聞の土曜版「be」に、聖路加病院理事長の日野原重明氏の「98才・私の証 あるがまま行く」という連載があります。先週の土曜日6日付の記事に、「日本における米軍のあり方」について、理念的には私の思いとかなり近い氏の考えが載っていました。簡単に言えば、「日本には米軍は不必要」という内容で、「新しい施設は作らず、多少時間がかかっても少しずつ撤退していただく」という考え。ただ、「暫定的に普天間を継続使用」というのは、沖縄県民の理解が得られないのではないかと思いますが。
私は「暫定的に県外の既存の施設に」というのがベターだと思います。しかし、あと二ヶ月余りの間に地元の理解を得て決定というのはやはり至難の業でしょう。
ところで、昨日のテレビのニュースで、「全国97空港の需要予測と現実とのギャップ」という話題が報じられました。この時期に、しかも各局一斉に。メディアの流す情報の画一性と個性のなさ、それに踊らされる国民という図式がちょっと気になりましたが、まあ、不必要な滑走路がたくさん作られてしまったというのは事実なので、そのことは受け止めなければなりません。
もう一つ、これも昨日のニュースで流れていましたが、明日開港する国内98番目の茨城空港の話題。今のところ就航する便は、国内線神戸便と国際線韓国仁川便の2便。二本の滑走路を持ち、一日の発着回数は4回という現実。ちょっと興味があったので神戸便を調べたら、初フライとは4月の半ばとのこと。つまり、明日から自衛隊機以外の民間航空機は一日2回の離発着しかないのです。そのためにテープカットをし祝賀ムードの中で営業を開始するとは。なんとも哀しくなりますが、そういう空港はまだ他にもありそうな気配なのです。
こういう事実を踏まえて考えると、方向はおのづと見えてくるように思うのですが、政治家はなぜそういう方向に考えが向かないのでしょうか。やはり、新しい施設をどうしても作りたいという事情があるように思えてなりません。辺野古近辺の山林がすでにゼネコンの手に渡っているというのは、どうも噂ではないようですし。
結論
【九州にある自衛隊の部隊を使用率の低い地方空港に移す】
【空いた自衛隊の基地を米軍に使用させる】
茨城空港も自衛隊百里基地の拡張ですが、全国には自衛隊と共用の民間飛行場はいくつもあるのです。また、米側は佐世保に近い所を望んでいるので、当面はグアムやテニアンは考えづらいという事情もあります。こういうことを踏まえて県外ということを考えれば、確かに実現には超えなければならない問題は残るものの、結論の方向性は見えているはずなのです。
5月までに最終結論をというのではなく、自信を持って県外移設という方向性を打ち出すことができれば、民主党さん、国民への裏切りが一つ減って、参院選への視界が良好になりますよ。
昨年の3月から「つぶやき」の記事を載せていますが、「つぶやき」と言えば、今や「ツイッター」にすっかりお株を奪われてしまいました。
しかし、ちゅぅら弁は饒舌なので「ツイッター」では語れません。時代遅れかもしれませんが、ブログでつぶやきます。
さて、表題のとおり「普天間問題」です。
鳩山首相が「5月末までに決着」と約束したことで、にわかに話題が急浮上。最近の情報によると、民主党政権はどうも「辺野古陸上案」に着陸を試みる気配が濃厚ということです。
おそらくこの案では、仮に一時着陸したように見えても、タラップから降りることはままならないのではないかと思っています。しかし、これがいちばん現実的だという意見が与党内で大勢を占めているらしいので理由は述べません。ちなみに、3月8日号の「AERA」に「シュアブ陸上案はワースト」という記事が載っていて、そこにワーストである事情がほぼ言い尽くされています。
先の選挙で、「普天間の移設先は海外。最低でも県外」という公約を信じて民主党に一票を投じた人も多くいたはずです。私もその一人ですが、もし移設先が沖縄ということになれば、社民党の言うとおり、まさに「ブーメラン」的な結論で、多くの沖縄県民の願いを踏みにじる裏切りにほかなりません。
初めは名護市長選挙を待っているかのような姿勢で、政権交代から数ヶ月の間ほとんど何も動きがなく、年明け後しばらくして、にわかに話が浮上。それも、地元の選挙で示された市民の意志には関係ないかのような話ばかりが伝わってきます。
当然といえば当然。県外移設という結論を数ヶ月でまとめることなど初めから無理な話なのです。つまり、「5月までに」ということと「県外へ」ということは、その間の交渉や手続き考えると、現実的にはありえない話なのです。
そんなことはおくびにも出さず、終始口先だけの約束をもてあそび、あげくの果てに、ここのところ沖縄県民を逆なでするかのような発言が続き、官房長官などは、すっかりかつての保守政権の権力者のようなそぶりです。もはや、公約違反と言うより、国民に対する裏切り以外の何物でもありません。
さて、朝日新聞の土曜版「be」に、聖路加病院理事長の日野原重明氏の「98才・私の証 あるがまま行く」という連載があります。先週の土曜日6日付の記事に、「日本における米軍のあり方」について、理念的には私の思いとかなり近い氏の考えが載っていました。簡単に言えば、「日本には米軍は不必要」という内容で、「新しい施設は作らず、多少時間がかかっても少しずつ撤退していただく」という考え。ただ、「暫定的に普天間を継続使用」というのは、沖縄県民の理解が得られないのではないかと思いますが。
私は「暫定的に県外の既存の施設に」というのがベターだと思います。しかし、あと二ヶ月余りの間に地元の理解を得て決定というのはやはり至難の業でしょう。
ところで、昨日のテレビのニュースで、「全国97空港の需要予測と現実とのギャップ」という話題が報じられました。この時期に、しかも各局一斉に。メディアの流す情報の画一性と個性のなさ、それに踊らされる国民という図式がちょっと気になりましたが、まあ、不必要な滑走路がたくさん作られてしまったというのは事実なので、そのことは受け止めなければなりません。
もう一つ、これも昨日のニュースで流れていましたが、明日開港する国内98番目の茨城空港の話題。今のところ就航する便は、国内線神戸便と国際線韓国仁川便の2便。二本の滑走路を持ち、一日の発着回数は4回という現実。ちょっと興味があったので神戸便を調べたら、初フライとは4月の半ばとのこと。つまり、明日から自衛隊機以外の民間航空機は一日2回の離発着しかないのです。そのためにテープカットをし祝賀ムードの中で営業を開始するとは。なんとも哀しくなりますが、そういう空港はまだ他にもありそうな気配なのです。
こういう事実を踏まえて考えると、方向はおのづと見えてくるように思うのですが、政治家はなぜそういう方向に考えが向かないのでしょうか。やはり、新しい施設をどうしても作りたいという事情があるように思えてなりません。辺野古近辺の山林がすでにゼネコンの手に渡っているというのは、どうも噂ではないようですし。
結論
【九州にある自衛隊の部隊を使用率の低い地方空港に移す】
【空いた自衛隊の基地を米軍に使用させる】
茨城空港も自衛隊百里基地の拡張ですが、全国には自衛隊と共用の民間飛行場はいくつもあるのです。また、米側は佐世保に近い所を望んでいるので、当面はグアムやテニアンは考えづらいという事情もあります。こういうことを踏まえて県外ということを考えれば、確かに実現には超えなければならない問題は残るものの、結論の方向性は見えているはずなのです。
5月までに最終結論をというのではなく、自信を持って県外移設という方向性を打ち出すことができれば、民主党さん、国民への裏切りが一つ減って、参院選への視界が良好になりますよ。