チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

今年も挑戦「いかなごのくぎ煮」

2010-03-06 17:22:23 | 明石風物
3月6日(土)

 不漁だった昨年と一変、今年は昼頃までならどこのスーパーにも「いかなごの新子」が置いてあります。

 「今年はどうしようかな」という思いで朝カーテンを開けると、いかなご漁の漁船ががんばっていました。
  

 明るくなってからも、この日は見通しが良かったので、特によく漁船が見えました。
   

 作るなら早めにと思っていたので、いてもたってもいられず魚の棚へ出向きました。
  

 値段は去年の半値以下。行列もなく落ち着いて買えました。普通はキロ単位ですが、今回は釜上げ用を500グラム別に買うことができました。
   


    右も左もいかなご売りのアーケード   弁人


 まずは釜上げ。やっぱり塩加減と茹で時間が難しい。次のくぎ煮の準備に気を取られて、今回もちょっと茹で過ぎてしまいました。
  

 さて、くぎ煮です。今回は平鍋を用意して万全のつもりでしたが。
  


   鍋かけて春の香りと対峙せり   弁人


 二年目の油断か、煮詰める段階でもうひと我慢できずにザルに上げたので、テリというか、艶が出ませんでした。「ウーン、残念」
  

 口当たりも今一つ納得が行かない。気合は入っていたんですけど。なんか、メダルを逃したオリンピック選手のような気分です。上村愛ちゃんの気持ち、よくわかる。オリンピックは4年後までありませんが、幸いいかなごはあと二週間ぐらいは手に入りそうなので、今回のを食べ終わった頃を見計らって、もう一回挑戦してみようかなという気分です。


 ところで、来週は寒くなって冬に後戻りとか。そういえば「冬告げ鳥」とネーミングした「ゆりかもめ」は、まだお掘りにいるのだろうかと行ってみると、影も形も見えませんでした。
   

 せっかく仲良くなったと思っていたのに、そんな思いはこちらの勝手。ちょっと春の気分にひたっていかなごに気を取られている間に北の国へ飛び立ってしまっていました。
 今頃はカムチャッカへ向けて北海道あたりを飛んでいるのでしょうか。厳冬を避けて明石に来たのに、やはり寒いのが好きなんですね。


   百合鷗そんなに急ぐかふるさとへ   弁人

コメント
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