プライド と 偏見

『 プライド と 偏見 』 を観てきました。
原作は、ジェーン・オースティン。
英国の小説で、18世紀の、英国の田舎、がその舞台。
原作を読んだので映画はどうかな? と思いまして、蠍座で。

俳優陣は イメージどおり。 違和感なしでした。
” 18世紀のイギリスの田舎 ” の 見事なロケーション!!
そして、当時の中流階級、上流階級の 女性たちの衣装も、いいねえ。
中の下クラスの地主の暮らし、上の上クラスの地主の暮らし、うーん、なるほど。納得。
ストーリーも 原作に忠実につくってました。

で、最終的な感想は、というと、
この小説は 映画ではなく、10回くらいの連続TVドラマが いいのでは...
というものです。

笑える小説なんです、これ。 
特に、主人公エリザベスのお父さんの ベネット氏。
静かーなんだけれど、 機知と皮肉、諧謔あふれる おもしろい台詞 満載!なのです。
それに、母さんのベネット夫人、いとこのコリンズくんも、強烈なキャラクター。

ベネット家の年頃の5人の姉妹、そして、
近所に越してきた、お金持ちのハンサム ( しかも独身! )のビングリー氏、
その親友でさらに大金持ちのハンサム ( しかも独身! )のダーシー氏の 
恋と結婚を軸とした ホームコメディー。
「 この続きは、また来週~ 」と やったなら、絶対に高視聴率番組まちがいなし!

.....と考えたひとは もうすでにいて、本国イギリスで TV化され、放映日の
その時間は 街に人がいなくなるほど?!の大人気だったそうです。
( ちなみに、ダーシー様役は コリン・ファース 、ぴったりー )

1時間半くらいの映画では、原作に忠実なだけに、あまりに駆け足的で 
このおもしろさと 当時の 世の事情 を伝えきれていない。
かといって、これを 3時間もの大作で観たいか? というと NO。
というわけで、今作、” まあまあ ” の ★★ かな。
TV版は DVDになっているようです。
機会があったら 観たいなあ。

PS 映画館は 蠍座でした。
  座席シート、新しく 立派にかわっていましたよ。 色は赤。
  すわり心地は、、、 新品のせいか、立派なせいか、
  私には ちと固くて なじみがよろしくなかったなあ。



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