I like ・・・・



歩きながら家やアパートやビルなどを眺めます。


おっ、いい感じの窓だな・・・

この庭は好みだな・・・

このビルの一室で働いてみたい・・・・

いつ建てられた建物なんだろう・・・・・


自分のアンテナが反応するその理由を、

20代前半頃から分析するようになりました。

どうして私はこの窓がいいと感じるのかな? ということを、もう少し深く

探ってみるのです。

” この窓 ” は、大抵が古いビルの窓でした。

古いビルの窓枠は、しっかりした鉄の枠。アルミのサッシではない、重量級の鉄枠。

ガラスだって厚みもゆらぎもある古い時代の工業用でしょう ( 今や絶滅寸前 )。

そして、窓の形にも特徴が共通していることに気付きました、縦長なのです。

縦に長い大きな窓・・・つまり天井が高いのですね。

重厚で、天井が高いビル。ビルヂングと表記していた時代のものかもしれません。

有名な歴史的建造物のビルヂングではなくても、その時代の中で建てられた、民間の

ビルでも、重厚感や天井高があたりまえに設計されていたのは、昭和のいつ頃まで?

などなど、自分なりの分析的な思考をなんとなくでも進めていくわけです。

そのような古いビルの廊下や部屋の広さや暗さ、窓からの光などを想像します。

まあ、その辺までなんですが、例えば映画を観ていて、古い時代のオフィスビルが出て

くると、「 ああ、やっぱり・・」 と、自分なりのディテイルへの思いが重なって感動が

ダブルになります。

雑誌や写真集で好きなページ、好きな商品、いいな、と感じるデザイン、e.t.c. e.t.c.

分析してみると、自分の好みの源泉を探る旅のような気がしてきますよ。





©by Pierre-Marcel Favre,Publi SA 「 LES MEILLEURES PHOTOS DE COIGNY 」より



昨夜とても久しぶりに開いた写真集のページ。

この1981年刊行の写真集のこれらの静物写真は、当時の私の心を鷲掴みにして

放さなかったのでした。

私の美の価値観をワンショットで表現していたからです。










人によっては ( 大方の人々には ) ハテナ? 

このようにくちゃくちゃで、枯れていて、はげてもいるけど、

どの辺が美しいわけですか??? 

かもしれませんけれどね・笑。でもいいんです!


秋の夜長、

お気に入りの写真集を眺めながら、自己分析してみる、というのはいかがでしょう。

きっと、ご自分の好みについての新たな発見があると思いますよ。




明日は金曜日。パスキューアイランド・パン販売の日です。

写真集のページを繰る手を休めて、ブレイクタイム。

小腹が空いたなら、手軽にパンを囓ります。バタもあると最高です。

明日も、黄金色にこんがり焼けた丸いプチパンを、トレーに山盛りにして

みなさまのお越しをおまちしております!



グラハム粉のプチパン
1個 150yen



































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