毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
I like ・・・・
2020-09-24 / 本
歩きながら家やアパートやビルなどを眺めます。
おっ、いい感じの窓だな・・・
この庭は好みだな・・・
このビルの一室で働いてみたい・・・・
いつ建てられた建物なんだろう・・・・・
自分のアンテナが反応するその理由を、
20代前半頃から分析するようになりました。
どうして私はこの窓がいいと感じるのかな? ということを、もう少し深く
探ってみるのです。
” この窓 ” は、大抵が古いビルの窓でした。
古いビルの窓枠は、しっかりした鉄の枠。アルミのサッシではない、重量級の鉄枠。
ガラスだって厚みもゆらぎもある古い時代の工業用でしょう ( 今や絶滅寸前 )。
そして、窓の形にも特徴が共通していることに気付きました、縦長なのです。
縦に長い大きな窓・・・つまり天井が高いのですね。
重厚で、天井が高いビル。ビルヂングと表記していた時代のものかもしれません。
有名な歴史的建造物のビルヂングではなくても、その時代の中で建てられた、民間の
ビルでも、重厚感や天井高があたりまえに設計されていたのは、昭和のいつ頃まで?
などなど、自分なりの分析的な思考をなんとなくでも進めていくわけです。
そのような古いビルの廊下や部屋の広さや暗さ、窓からの光などを想像します。
まあ、その辺までなんですが、例えば映画を観ていて、古い時代のオフィスビルが出て
くると、「 ああ、やっぱり・・」 と、自分なりのディテイルへの思いが重なって感動が
ダブルになります。
雑誌や写真集で好きなページ、好きな商品、いいな、と感じるデザイン、e.t.c. e.t.c.
分析してみると、自分の好みの源泉を探る旅のような気がしてきますよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/08/af4bc8a57c3488f94a6bd8fd95fa7b5d.jpg)
©by Pierre-Marcel Favre,Publi SA 「 LES MEILLEURES PHOTOS DE COIGNY 」より
昨夜とても久しぶりに開いた写真集のページ。
この1981年刊行の写真集のこれらの静物写真は、当時の私の心を鷲掴みにして
放さなかったのでした。
私の美の価値観をワンショットで表現していたからです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/bd/251a806c3c8191b5fb8fd272f55c63c8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f9/aa9ab24648694a6c40b8ff54712421dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f3/dec021129f82c197d5d507588cc44fc8.jpg)
人によっては ( 大方の人々には ) ハテナ?
このようにくちゃくちゃで、枯れていて、はげてもいるけど、
どの辺が美しいわけですか???
かもしれませんけれどね・笑。でもいいんです!
秋の夜長、
お気に入りの写真集を眺めながら、自己分析してみる、というのはいかがでしょう。
きっと、ご自分の好みについての新たな発見があると思いますよ。
明日は金曜日。パスキューアイランド・パン販売の日です。
写真集のページを繰る手を休めて、ブレイクタイム。
小腹が空いたなら、手軽にパンを囓ります。バタもあると最高です。
明日も、黄金色にこんがり焼けた丸いプチパンを、トレーに山盛りにして
みなさまのお越しをおまちしております!
グラハム粉のプチパン
1個 150yen
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/5a/b47de3d2b3dfe9eb4c7c22e5db76c937.jpg)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« プラテーロ と... | Shimmy Books... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |