かんかんベーカリー



一昔前になりますか・・・・・

街中の仲通り、小さな古いビルの3階に、小さなジャズクラブがありました。

5000枚を越えるレコードと、絞りたての生姜がたっぷり入っていて、シナモン

の木っ端も大胆に入っている 「 シナモンジンジャー 」 というソーダと、

手作り生地 + 手作りトマトソース + チーズ の小ぶりのシンプルピザが名物で、

夜は決まって3回、お客がいてもいなくても決まって3回、店主であるテナー吹き

の生演奏がなかなか! のジャズクラブでした。

しばらく経つと、ピザ生地の発展形なのか、それとも昔から手に覚えがあった為か、

ジャズクラブのカウンターに店主の焼いたパンが並びました。

” 並びました ” と書きましたが、オーブンの大きさと時間の都合で、一日に2個だけ。

一日に2個の、日本一 ( いいえ世界一かも・・・ ) 小さいパン屋さん、それが

『 かんかんベーカリー 』 でした。

ジャズ好きで、かんかんベーカリーのパンも大好きな常連客から予約電話も入ったり。

どうして 『 かんかんベーカリー 』 というちょっと風変わりな名前なのか? 

それは、小さなジャズクラブの店名が 『 ラッパかんかん 』 だったから。

(『 ラッパかんかん 』ってどういう由来??・・というナゾについてはまた今度! )


長く暮らしたニューヨークはマンハッタンで食べていた、納得のパンの数々。

お国柄の個性のあるそれらのパンが、かんかんベーカリーが追求してきたパンの味です。

さあ、明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

かんかんベーカリー謹製のグラハム粉のパンがカウンターに山盛りになります。

「 ふうむ、これが彼の地のパンの味・・・ 」

なーんてネ、どうでしょうね!

ちぎってバタをのっけて、一口パクリッ。その美味しさはホントですよ。

食べてみてください!





グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen



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