料理




毎日台所に立ち、何かしらの調理をし続けているわけですが、うーむ、上達してきている

という実感がない私です。

息子が喜びそうな新たな一品をこしらえた、とする。

息子に、「 ねねねえ、今日のコレ、どお? 」 と聞く訳です。


息子、「 うーん、おいしくないわけじゃあない、うん。 」 と、シラッとお答え。


でも、これはかなりの名回答だと思いますよ。

言い得て妙!!

いっそ大失敗をこしらえてしまった方がよほど潔く納得、申し訳ございません、となるの

ですが、要は 「 まあまあ 」 なわけなのですよ、トホホ。

まあまあの出来って、何とも・・・・ねえ。「 マズっ 」 より悪いと捉えます。

このような、「 おいしくないわけじゃあない 」の登場率を下げてゆきたい、いいや、

劇的にほとんどゼロにしたい。だが、そう簡単にはイカのキンタマール、むむむ・・。

料理は科学、そして想像力、判断力、あとは何だ? 情熱か? 経験か?

わたしに欠けているものは?

全部少しずつ ( いや、少しではないな ) バランス良く不足しておるのだ。

自信というやつは無論なし。


ちなみに息子は、気に入った時は、親指を立ててグーをして、「 ウマイッ!!! 」 っ

て言うのです。かーさんは、その満面の笑顔が見たくて日々包丁を握るわけです。

夫は、出されたものには文句はなし、全て平らげる。淡々と食べ、静かにごちそうさま。

本日 ( のひと皿は ) いかがでしょうか? 聞くと、


「 つゆはもっと濃く 」

「 固い 」

「 なんだかよくわからない 」

「 これ、何だったの? ( 一体どういう主旨の食べ物? ) 」

「 食べにくい 」

「 ま、いいんじゃないの 」


息子に対しては、” ホメて伸ばそう ” の方針を採用している私たちなのですから、

ヨメにもぜひそのようにお願いしたいのですが、息子とヨメでは違うらしい。

ま、今わたしに必要なのは、暖かな励ましよりかは、正直かつ辛口のコメントなのよね。

とても正直で、ある意味きちんと味わってくれている夫、「 言えというなら 」 言って

くれます。


生きる土台は食べ物だと思っています。

人生を支えるもの。

生きとし生ける物の基本。

以前・・・結婚前、出産前は、そんなこと考えてもみませんでした。

今、料理が楽しく、大好きになれた。そのことひとつとってみても、ありがたいこと。

日々、五感を思いっきり使って、いろんな体験、出来事を吸収して、

少しでも上手になりたいなあ、料理。










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